包茎手術は子供に必要なの?

男の子

日本での子供の包茎治療というのはどのように行われているのでしょうか。子供でも包茎手術が行われているのか、どのような治療方法が行われるのかを考えてみましょう。

子供の包茎治療

割礼をする人は日本国内にももちろんいますし、小学校や中学校に衛生面、将来的なことを考えた上で包茎治療を行うこともあるようです。

小学生と包茎治療

小学生くらいまでの子供というのは局所麻酔をすることができないので、手術をするのであれば幼稚園から小学校低学年までは麻酔をせずに治療を行うことが多いです。ただし、亀頭が炎症を何度も起こしていたり、今すぐにでも治療を開始しなければならない、という場合には全身麻酔などをしてから治療を受けることになります。

自然と剥けるのを待つのもあり

子供というのは、包茎手術を受けずとも、自然と亀頭と包皮とがしっかりと剥離していくこともあります。そして自然と剥けなくても、親や病院で治療を行いながら少しずつ剥いていくことも可能ではあります。手術でなければ、通常時でもズルムケにすることはなかなか簡単ではありません。子供のうちからしっかりと包皮を剥く、という癖をつけておく必要があるのです。そうすることで亀頭の成長を正常にすることができます。

子供の包茎をどうすればいい?

子供の包茎に悩んでいたり、将来的に不安があるのであれば、一度しっかりと医師に相談をしてみると良いかもしれません。

治療はあまり勧められていない?

最近では、子供の治療においては手術はできるだけ回避するようにして、自然治療のサポート、アドバイスをしている病院が増えているのです。

むきむき体操にもチャレンジ

包茎に対して手術を勧める医者もいますが、子供であれば手術が必要ないと考えている医師も多いです。どちらが正しいのかと言えばやはり親御さんの判断によりますが、とりあえずは手術ではなくむきむき体操などを取り入れるのが良いかもしれません。

むきむき体操というのは、親が子供の包皮を少しずつ剥いてあげる方法です。痛みを感じない程度にしっかりと包皮を剥いてあげることによって、真性包茎の状態を改善することができます。

子供ならまだまだできることがある

子供のようにまだまだ自然と包茎が改善される可能性が高い状態で、麻酔などしてまで無理やり手術をする必要はないでしょう。しかしむきむき体操などを取り入れているにもかかわらず、全く症状が改善されないような場合には、包皮を剥くために手術などの何かしらの対策を取る必要があるかもしれません。

中学生ならなんとかなる?

なぜ?
中学生までにやっておかなければ後悔をしてしまう、ということがいくつもあります。大人になってからあの時にこうしておけばよかった、ああしておけばよかったと後悔する人はかなり多いと思います。その中でもかなり多いのは包茎を予防するということなのです。

真性包茎になるかは中学が過渡期に

真性包茎に大人になってからなる人とならない人というのは、中学生の頃に差がでるといわれています。小学校高学年から中学生までの間に剥ける人は剥けますが、この段階で剥けない人というのは大人になってからも真性包茎になりやすいのです。つまり真性包茎を治療したいのであれば、中学生くらいまでには包茎の状態を改善すべきなのではないでしょうか。思春期を過ぎたにも関わらず真性包茎の場合には手術以外の方法というのほとんどありません。

自力で治したいなら尚更中学生までに

真性包茎の人が自分で包茎を治したいと思うのであればやはり中学生ぐらいまでの間に包皮を剥いておく必要があります。包皮を広げて少しずつ包皮口を開いていきます。この段階で、剥ける人は剥けるようになりますが、包皮口が硬くなかなか広がらない人もいるのです。そのような人は柔軟性が他の人と比べて低くなります。そこで、無理することなく若い内に真性包茎を自分で治療すべきなのです。

キトー君もあり

真性包茎を矯正する器具というのいくつかあります。真性包茎矯正器具の中でも最も代表的なものとしてはキトー君があります。キトー君はピンセットの様な形状のもので、亀頭と包皮の間に先端を挿入し、広げていきます。包皮を広げることによって少しずつ少しずつ真性包茎を改善していくのです。しかし、皮というのは簡単に伸びるものではありません。長い時間をかけて少しずつ伸ばしていく、というものですので、即効性を求めているのであればおすすめはできません。

また中学生や高校生でのはなかなか自分でこのような包茎矯正器具を購入するというのは難しいかもしれません。そのためキトー君を購入することができないのであれば、綿棒などで代用しても良いでしょう。綿棒などを包皮と亀頭の間に挿入し広げるのです。結局のところは亀頭と包皮の間という狭い場所に何かを挿入し、包皮を広げることができれば良いのです。この場合にももちろん少しずつ時間をかけて伸ばして行くということを忘れないようにしてください。

手術以外の包茎治療

隠れる
包茎の治療を行う場合には、包茎矯正器具を使用するのもおすすめです。ただし、子供では使用できないものなどもありますが、キトー君と同じように正しく使えばある程度の効果を期待することはできるといわれています。

どんな矯正器具があるの?

包茎矯正器具には様々な種類のものがありますが、リングタイプのものや接着剤タイプのもの、下着タイプのものなど様々です。大きく3つの種類に分かれていて最も基本的なものとされているのがリングタイプです。メスを使用して切開したりせずにリングを使用することができますので、手軽に剥きグセをつけることができます。比較的費用もやすいため手軽に購入することができます。

接着剤タイプのものは二重まぶたを作るときに使用する、専用の接着剤で見たもので、接着剤を使用して包皮を剥いた状態で固定します。もちろん永久的に効果が持続するのかといえばそうではありませんが、比較的簡単に向きグセをつけることができます。また、下着タイプというのは、フィットするタイプの下着を着用することによって、ペニスが剥けた状態で固定され、亀頭が包皮に覆われにくくするものです。比較的簡単に症状を緩和することができます。

器具などを使用しないで自分で剥く

自分で包皮を剥く場合に、矯正器具などなにも使用しないのであれば、できることはかなり限られてきます。例えば、ローションを使用して剥く練習をするなどです。ローションを使用してすべりやすくした状態で包皮を少しずつ剥いていくことで、痛みも少なくスムーズに包皮を剥いていくことができます。

ただし、包皮と亀頭が激しく癒着を起こしている場合には、残念ながらローションを使用しても剥くことはできないかもしれません。包皮と亀頭との間に入り込むことによって滑りが良くなり剥きやすくなるのであって、癒着を起こしている部分にローションが入り込まなければ動くことはできません。

無理をしないことが鉄則

自分で包茎を剥く方法はいくつかありますが、どのような方法でも絶対に忘れてはならないことがあります。無理をして剥きすぎないということです。無理をして包皮を剥いたとしても痛みが強いばかりでなかなか効果が出ず、最悪の場合には亀頭や陰茎を締め付けてカントン包茎の状態になってしまうこともあります。カントン包茎などになってしまえば当然強い痛みを感じますし、最悪の場合には亀頭が壊死してしまう可能性もあるので注意しなければなりません。