亀頭や包皮が赤くなるのは、なにが原因になっているのでしょうか。
頻繁に赤みが出るような方は是非チェックしておいてください。
1.包皮の赤みは病気の可能性も?
1-1.亀頭包皮炎の原因って?
1-2.成人はカンジタが多い
2.菌に感染しないために
2-1.洗いすぎには注意湿潤
2-2.包皮赤み以外の症状は?
3.包皮が赤いなら病院へ
包皮の赤みは病気の可能性も?
全身のどこの皮膚でも、皮膚の表面が赤くなってしまうのは、その部位に対して炎症が起きているからです。そのため、亀頭や包皮が赤くなってしまう原因は、その部位の炎症から起きていることが多いです。病名でいえば亀頭包皮炎と呼ばれるものです。
亀頭包皮炎の原因って?
包皮の炎症が出ることは多いのですが、亀頭、そして包皮炎とが同時であることもあります。このような炎症を引き起こしてしまうのは、細菌であったりウィルスの存在が関係しています。
亀頭包皮炎の原因になりやすいのは、カンジタ、黄色ブドウ球菌大腸菌といった細菌感染です。
成人はカンジタが多い
成人で亀頭や包皮が赤くなる理由として最も多いのはカンジタです。カンジタを発症すると白い垢が付着するのが特徴になります。カサカサと乾燥してくることも多いです。
カンジタの場合はカンジタ膣炎を発症している女性から感染することもあります。カンジタ自体は常在菌と呼ばれる菌です。つまりどこにでもいる菌ということですので、必ずしも性行為が原因とはいい切れません。
その他にも感染の原因としては、包茎の場合いは亀頭周辺の湿度の高い環境で雑菌等が増えてしまいます。このようなことが原因となってカビが原因となっているのであれば、非常に強いかゆみが出て、子供の場合には知らないうちにかきむしってしまい、炎症がひどくなることもあるのです。
亀頭周囲は不衛生な状態になりやすい部位ですので、性行為や自慰行為などによって下着が傷ついたり、包茎で清潔な状態を維持できない場合には感染してしまうことになるのです。
菌に感染しないために
感染を起こす原因菌として最も多い黄色ブドウ球菌というのは傷など弱っている部位でなければ暴れない非常に弱い菌です。大腸菌は便からの感染になります。つまり、清潔な状態を保つことができていれば、怖いことはなにもありません。
洗いすぎには注意湿潤
石鹸などを使って洗いすぎてしまうと傷がついてしまったり、常在菌同士で皮膚表面のバランスを整える状態を破壊してしまい感染を引き起こすことがあるのです。その他にも、全身的に細菌感染しやすいのは免疫力が落ちているからです。糖尿病、免疫不全症候群など体力が低下している時に発症するのです。
包皮赤み以外の症状は?
亀頭包皮炎は包皮を含む亀頭周囲の赤み、かゆみで症状に気付くというのが一般的です。包皮は柔らかくとても薄いのでかゆみだけでなく痛みを感じることも多いです。炎症によって痛みを感じるようなこともあります。
包皮が赤いなら病院へ
包皮が赤い場合や、頻繁に赤くなるような場合には、細菌によって亀頭包皮炎を発症している可能性があります。何度も再発するのなら包茎などが原因で不衛生になっている可能性がありますので、包茎を治療したり症状を改善することが欠かせません。