包茎の子供は、恥垢の洗い方をしっかりと理解しておく必要があります。
1.空気に触れる部分を中心に洗浄を
1-1.亀頭を清潔に保つポイント
1-2.無理にして剥いてはいけない
1-3.炎症が起きるのは包皮
2.子供の恥垢をどうしても洗いたい
2-1.無理やり剥いてはだめ
2-2.亀頭をゴシゴシ洗わない
3.そもそも亀頭が炎症を起こすのは?
空気に触れる部分を中心に洗浄を
男の子はもちろん、女の子でも同じなのですが、空気に触れる部分はしっかりと石けんで洗うのが重要です。特に男の子は空気に触れる部分をせっけんでしっかりと洗わなければ亀頭や包皮が炎症を起こすようになります。
亀頭を清潔に保つポイント
思春期になると亀頭部分の包皮が少しずつ剥けるようになるのですが、それまでは包皮が先端まで全体を覆っているというのが理想的です。ペニスを洗う時には、せっけんを使用して、空気に触れている部分はすべてきれいに洗ってください。
無理にして剥いてはいけない
きれいに洗浄するというのはやはり理想的ではあるのですが、包皮を無理やり剥いて洗う必要はありません。無理に剥いて洗うと痛がる場合があります。剥いた皮が亀頭を圧迫してしまい血流障害を引き起こすようなこともあります。包皮の間に恥垢が溜まっていることもありますが、子供のうちには特に害はありませんので無理やり剥いて洗う必要はありません。
炎症が起きるのは包皮
炎症を起こすのは亀頭ではなく、その亀頭を覆っている包皮です。包皮が炎症を起こすことで亀頭包皮炎を発症します。女の子の場合には外陰部が炎症を起こす外陰炎が多くて、かゆみや痛みが出るのが一般的です。
陰部をきれいに洗うだけで症状が大幅に軽減されることが大半です。きれいに洗浄して、それでも症状が改善されなければ、小児科や泌尿器科に行きましょう。
子供の恥垢をどうしても洗いたい!
子供の恥垢は、無理やり剥いてまで洗う必要はありません。しかし、どうしても恥垢をきれいに洗いたいのであれば、ゆっくり時間をかけて包皮を剥くようにしましょう。
無理やり剥いてはだめ
包皮を無理やり剥いてしまうと、痛みが強いですので、お風呂などで少しずつ時間をかけて包皮を剥いていきます。時間をかけて少しずつ包皮を剥くことで、痛みも最小限に、包皮を剥いて恥垢を洗うことができるようになります。
亀頭をゴシゴシ洗わない
亀頭をゴシゴシ洗ってしまうと、亀頭が傷ついて炎症を起こす可能性があります。そのため、亀頭をゴシゴシ擦るのではなく、綿棒やガーゼなどを使用して優しく恥垢を洗い流すようにしてください。
そもそも亀頭が炎症を起こすのは?
トラブルの多くは、子どもが不衛生な手で陰部を触ったり、菌に感染をすることで引き起こされています。しかし、子供にどれだけ触らないようにと言ったところで、触らなくなるようなものではありません。
そのため、万が一触っても良いように、手をきれいに洗わせたり、爪を短く切っておくなどして清潔な状態を保つようにしてください。