包茎が原因で妊娠に問題をきたすケースがあります。これは妊娠を望むカップル、望まないカップル両方に関わりのあるお話です。
もちろん、包茎がコンプレックスでセックスをすることができずに、妊娠をさせることができないというわけではありません。
重度の包茎というのは、男性のみならずパートナーの異性の幸せを奪う可能性だってあるのです。
では、包茎と妊娠の関係を紹介します。
包茎は妊娠がしづらい?
包茎というのは、包皮によってペニスの亀頭が隠れている状態を指す言葉です。ちなみに、日本人の多くが仮性包茎という包茎です。
これは手を使い包皮をいじると、包皮が亀頭を覆ってしまうのも厳密には仮性包茎になります。
ただ、亀頭が常時露出しているというのであれば、そこまで深刻に悩むレベルのことではないのかな、とも考えます。
さて、本題ですが、包茎が原因の不妊というのは確かに存在するのです。絶対に子供が出来ないというよりは、妊娠しづらいといった方がいいでしょう。真性包茎の方でも子供がいらっしゃりますので。
真性包茎とは重度の包茎で包茎を剥いて亀頭を露出させようとしても、亀頭が露出しない状態です。
この真性包茎のまま、異性とセックスをすると亀頭が包皮に覆われていますので、射精がしにくくなるのです。多くの場合、射精困難となります。射精をしても包皮の中に精子が残りますので、亀頭が露出している人よりも妊娠する可能性は低くなります。
逆に、亀頭が刺激になれていませんので、女性の膣内へペニスを挿入したとたん、もしくは
挿入する前に射精してしまうということも、包茎の方にはあります。
さらに言ってしまえば、包皮を剥いた直後のペニスは敏感であり、この敏感というのは痛みがありますので、常時包皮によって亀頭が守られている方は、セックスをする際に膣内へ挿入する際に痛みを覚えるというケースもあります。そのため、人にもよりますがセックスを避けることもあります。
妊娠を望まないケースでも
妊娠をのぞまないケースであっても、真性包茎の男性には少し酷な現実があります。たびたび述べていますが、真性包茎の男性の亀頭は非常に敏感なのでコンドームをつけてのセックスというのが難しくなります。
不可能ではありませんが、こちらも痛みをともないますので、男性は好んでセックスをしたがらなくなります。
つまり、妊娠を望まないカップルの場合であってもセックスの回数自体が減ります。
セックスを通じての交遊というのが難しくなる可能性があるのです。
カントン包茎になるとセックスが
カントン包茎という包茎の一種があるのですが、これは包皮によってペニスが締め付けられ、亀頭がうっ血するなどの症状が現れます。こうなってしまうと痛みでセックスどころではありません。
通常は包皮によってペニスには問題がないのですが、セックスの際に意図せずに包皮が剥けてしまい、ペニスを締め付けるようになります。
ちなみに、カントン包茎でペニスの包皮を剥いて放置していますと、亀頭がうっ血して、場合によっては壊死することもあります。
こちらは、真性包茎よりも悪質な包茎であると言っていいでしょう。
重度の包茎は病気です
重度の包茎というのは自力では治すことは難しくなります。自力で治そうとした場合、矯正器具などが販売されていますが、確実な効果があるのか疑問ですし、亀頭と包皮が癒着している場合、矯正器具を使用しても治りません。
仮に、亀頭を露出させることが出来たとしても、今度は包皮によってペニスが締め付けられるカントン包茎になるかもしれません。
真性包茎もカントン包茎も、非常にナイーブな問題ですから、専門医の指導のもとで、包茎の手術を受けた方が、この場合はいいでしょう。