ホウケイというのは手術で治療しなければ改善できないと思われている方も多いでしょう。しかし、ステロイド軟膏で真性を治療することも実際にあるのです。
1.ホウケイとステロイドの関係性は
1-1.真性が本当に治るの?
1-2.包皮が薄くなるということは
2.塗り薬で皮被り状態を治療できる?
2-1.あくまでも一時的なもの
2-2.ステロイドは根本的な治療にはならない
3.真性は手術でなければ完治しない
3-1.包皮自体を切除することが第一
3-2.手術で完治できる理由
ホウケイとステロイドの関係性は
外科的な手術に比べると軟膏を使用した方法で真性を治療できるのかどうかというのは明確には分かっていません。さらに、ステロイドには副作用が非常に強いために真性の症状が悪化をしてしまう可能性もゼロではありません。
真性が本当に治るの?
一部の泌尿器科においては真性の治療薬としてステロイドが処方されることもあるのですが、この効果というのは包皮を伸ばしやすくする、ということが挙げられます。包皮を伸ばすことができれば当然包皮口が広がりますので、亀頭を露出することが可能になります。包皮が実際に薄くなるので伸びやすくなったように感じることがあるでしょう。
包皮が薄くなるということは
包皮が薄くなるということは、裂傷などのケガをしやすくなってしまいますので、使用時には使用期間が制限されます。1週間以上連続で使用することがないように指示を出されます。
包皮が薄くなったからと包皮口を広げようとして包皮が裂けてしまう、という可能性もゼロではありません。また、継続して使用しているとステロイドホルモン自体が分泌されなくなって軟膏がなければ健康的な皮膚を維持できなくなってしまうのです。
塗り薬で治療できる?
真性を治療する塗り薬というのはあるのでしょうか。ステロイド以外に真性の症状を緩和する薬剤というのはいくつかあります。
あくまでも一時的なもの
費用を抑えることができるので塗り薬による治療を受ける人も多いです。しかし、真性というのはステロイドのような薬剤で完治させられるほど簡単な症状ではありません。包皮口が著しく狭くなっていて、一刻も早く広げなければならない、という応急処置においてステロイドが使用されることはありますが、だからといって長期的にステロイドは使用できるものではありません。むしろステロイドによる副作用による症状のリスクの方が圧倒的に大きいのです。
ステロイドは根本的な治療にはならない
包皮にステロイドのような薬剤をどれだけ塗っても包皮を切除したり、亀頭が大きくなっているわけではないのでステロイドによる根本的な治療には全くなりません。
真性は手術でなければ完治しない
ステロイド剤などを使用して治療しようとしても、ステロイドだけで真性が完治することはまずありません。そもそもそこまで強力な作用のあるステロイド剤などを塗れば、ステロイドの作用によって皮膚がボロボロになってしまいます。もともとお肌の弱い人などというのは、ステロイドを使用するとかなり激しく荒れてしまったり、ヒリヒリと痛みが出てしまうリスクがあります。そのため、ステロイド使用時には覚悟しなければなりません。
包皮自体を切除することが第一
亀頭が包皮に覆われているのですから、包皮を切除しないことには亀頭を露出させることはできません。真性を治療しようとしても症状が緩和されないだけでなく、副作用などに悩まされるリスクを考えると、やはり根本的な治療効果のある手術を受けるべきです。簡単だからといって安易に薬剤による治療を選択しないようにしましょう。
手術で完治できる理由
手術であれば薬剤のように包皮を薄くしたり、柔らかくするといった方法ではなく包皮を切除します。つまり、時間が経過したからといって症状が元に戻ることはありませんし、本当の意味で真性を治療出来た、ということになります。
真性であれば何度も繰り返し治療を受ける必要もありませんし、仮に包皮と亀頭が癒着をしていても全く問題なく治療できます。