包茎の上手なむきかたってあるの?

包茎というのはしっかりと自分でむくようにして、むき癖をつけることで改善されることもあります。

むかないとなんでダメなの?

包皮をむく、ということはよく言われますし、包茎のままではいけない、ということもよく耳にします。しかし、どうして包皮がむけていないというのが悪いことのように言われるのでしょうか。

むけていないデメリット

包皮がむけていない、ということは、亀頭が常に包皮に覆われている状態です。小さな子どもであれば包皮に覆われていても次第にむけてくるので問題はありません。ペニスが成長するためです。

しかし、大人になってペニスがむけることはありませんし、この段階でむけていなければ包皮がむけることもおそらくありません。包皮がむけていなければ汚れを洗浄できなくなってしまいます。

洗浄できないこと

包皮をむいて亀頭を露出することができないというのは、亀頭に付着している汚れをきれいに洗浄できないということです。亀頭を洗浄できなければ、当然ですが雑菌の繁殖の原因となり悪臭、炎症の原因となってしまうのです。

むきかたに注意が必要

包茎を改善するには、むき癖をつけるのが重要ですが、正しいむきかたでなければ亀頭を傷つけてしまうことがあります。

正しいむきかたってなに?

まず包皮に覆われているのであれば、包皮をむくためにペニスを勃起させることが重要です。というのも、勃起をさせていない状態でむいてしまうと、思わぬトラブルの原因となります。

それはカントン包茎になる、ということです。ペニスが小さい状態でむいて、そこでペニスが勃起してしまうと亀頭を酷く締め付けてしまいます。そのため、勃起している状態でむくようにしなければなりません。

ゆっくり時間をかけて

包皮をむくときには、優しく時間をかけて、じっくりと行うのが基本です。早くむきたいからといって、急いでむいてしまうと包皮に傷をつけてしまうかもしれません。特に包皮と亀頭とが酷く癒着を起こしている場合には、むくことで亀頭が炎症を起こしてしまい、激しい痛みを感じてしまう可能性が高いのです。

痛いなら無理をしてはいけない

痛みを感じたのであれば、痛みを感じないところまでむいて無理をしてはいけません。痛みが出たということはそこが限界点だということになります。そのため、無理をしてむいてしまうことがないようにしなければなりません。

痛みを感じているのであれば、お風呂でむくのが正しいむきかたです。お風呂に入っていることで身体も温まっていますし、皮膚も伸びやすくなっているのでむきやすくなります。

自分でできるむきかたではダメ?

自分でむきたいのになかなかむけない、というのであれば無理をせずに専門医に相談してみましょう。包皮を少し伸ばせば良いだけ、というのであれば良いのですが、癒着を起こしてむけないのであれば無理は禁物です。

癒着を起こしている時に強引にむくと出血をしてしまったり、亀頭の傷から感染症を起こしてしまうこともあります。それでも自分でじっくりと時間をかけて包皮をむきたい、というのであれば止めはしませんが、時間がかかるだけでなく努力も無駄になってしまう可能性が高いということを忘れてはなりません。早くても半年以上の期間が必要ですし、1年以上の期間がかかるのも当然だと考えて良いでしょう。

ステロイド軟膏は?

包皮を伸ばすためにステロイド軟膏が勧められることが稀にあります。このステロイド軟膏は副作用が非常に強い薬剤です。包皮を伸ばす効果があるとされていますが、同時に包皮を薄くしてしまいますので、包皮が裂けやすくなったりするなどのリスクも高いです。

そのため短期間でしか使用することができないので包茎の根本的な治療にはあまり役立ちません。やはり手術を受ける、というのが根本的に、そして確実に治療をするうえで効果的なのです。