包茎を接着剤で治療する理由は?

包茎手術というのは色々な方法があるのをご存知でしょうか。包皮を切り取る手術が主流だと思われているかもしれませんが、実は接着剤を使用した治療法もあります。

接着剤による根本部固定法を教えて

接着剤を使用した治療法は根元部固定法と呼ばれます。根本部固定法というのは、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

根本部固定法って?

根本部固定法は包皮を切らない手術として代表的なものです。根本部固定法は、包皮を剥いた状態のまま包皮を接着剤を使用して根本で固定します。この時固定に使用するのが接着剤です。

接着剤というのはもちろん市販のものでなく医療用ですので体に影響はありません。この根本部固定法の目的は、ナチュラルピーリング法と同じように包皮に剥きくせをつけることによって包茎を改善する、という術式になります。

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根本部固定法のメリット

根本部固定法は痛みがほぼありませんし、なにより傷痕が残りません。切らない治療ですので、当然傷はできません。手術の時間も非常に短く体にかかる負担もないので、誰でも手軽にチャレンジできる治療法だといえます。

包皮を切除するなんて怖くて絶対に嫌だ!できるだけ簡単な治療法で治療してほしい・・・そのような方にはピッタリです。ただし、この根本部固定法にもデメリットはあります。

根本部固定法のデメリット

接着剤は基本的には体に悪影響を与えることのないものです。しかし、アレルギー体質な方や敏感肌の方は皮膚に炎症が出ることがあります。また、効果は永久的ではなく半年程度で効力はなくなります。何度も手術を受けなければならなくなるということです。

そしてこの治療法は包皮がある程度剥ける人、つまり仮性包茎の方でなければ受けることができません。真性、カントンの場合には包皮をそもそも剥くことができないので、包皮に剥きくせをつけることはまず不可能なのです。そのため接着剤による治療はできません。

手術ほどの効果は得られません

仮性の場合には接着剤を使用した治療も可能ですが、それでも治療の効果が長持ちするわけではありません。さらに上手にくせがつけば良いのですがなかなかくせがつかないということもあります。また、仮性でも癒着の酷い重度の仮性であれば接着剤による治療の効果はあまり高くはありません。

根元部固定法というのはあくまでもくせをつけるだけですので、くせが元に戻ることもあるのです。もちろん、亀頭部分を露出できる位置でくせをつけることができても、再び別の位置でくせがついてしまうこともあるのです。

悪いくせがつかないようにする

せっかく接着剤を使用してくせをつけても、すぐに別の位置にくせがついては意味がありません。例えば、長時間包皮にシワが寄っていたり、長時間座っていることで亀頭が包皮に覆われやすくなっている、ということがあります。

そのような状態ではせっかくくせをつけたにも関わらず、すぐに別の位置でくせがついてしまいます。もちろん接着剤は基本的には半年程度は効果が持続するといわれていますが、体質や環境によってはそれよりも短い期間で剥がれてしまうこともあります。

やっぱり手術が確実

接着剤によるメリットというのはあるのですが、長期的にみると何度も施術を受けなければなりませんし、確実な治療法とはいえません。やはり根本的に包茎治療をしたいのであれば、一時的に改善できる方法ではなく包皮を切除して根本的な原因を解消する治療法がベストです。

包皮を切除してしまえば再び包茎に戻ることはありませんし、何度も手術を繰り返すような必要もありません。仮性でも真性でもカントンでもどのタイプの方でも手術は受けられますよ。切除手術は仕上がりもきれいに馴染みますので安心してくださいね。