包茎手術というのは様々な種類がありますが、手術において裏筋温存と呼ばれる方法で手術が行われることがあります。
1.裏筋温存ってなに?
1-1.包茎専門クリニックの裏筋温存
1-2.裏筋温存法が生まれた理由
1-3.裏筋切除がメリットに?
2.裏筋がなくなった!
2-1.裏筋を切除してしまったら
2-2.ツートンカラーって?
3.修正手術で元通りにならないから
3-1.裏筋はとっても大切
3-2.ここまでの内容をまとめてみた
裏筋温存ってなに?
この裏筋を温存というのは、泌尿器科などでは行われておりません。
包茎専門クリニックの裏筋温存
裏筋温存手術というのは、包茎専門クリニックなどの美容外科のジャンルに含まれます。ではこの裏筋温存というのは、具体的にはどのような内容なのでしょうか。裏筋というのは基本的に、性感帯として知られています。
性感を感じる部分ですので、裏筋にメスを入れてしまうと感度が著しく低下してしまうことがあります。そのため裏筋を残し、性感帯を保持した状態のまま手術を行うというのが、裏筋温存の目的でありメリットでもあります。
裏筋温存法が生まれた理由
クリニックによって、この裏筋温存の呼び方は異なります。しかし基本的には、裏筋にメスを入れずに温存するという内容になります。しかしこの裏筋を温存という方法が生まれたのは、どうしてなのでしょうか。
実は裏筋温存が生まれた理由には、包茎手術を受けることによる後遺症が関係しています。裏筋が性感帯であると申し上げましたが、裏筋を切除してしまうことで、性感を著しく損なうことになります。そのため包茎であることが恥ずかしいために手術を受けて、自分のペニスに自信が持てるようになったにもかかわらず、今度は快感を得ることができなくなるというのでは意味がありません。そのため、裏筋温存手術が行われるようになったのです。
裏筋切除がメリットに?
実はこの裏筋を切除してしまうことによるデメリットをメリットと感じる人もいるようです。例えば包茎の人というのは、刺激に対して極端に敏感な状態になっています。そのため早漏であることに悩んでいる人も多いでしょう。
そこで早漏である人にとっては、快感を得ることができなくなりなかなか射精することができない、というのはある意味夢のような話でもあるのです。しかし刺激を感じにくい程度であれば良いのですが、射精できないほど快感を感じなくなるというのはデメリットでしかありません。そのため性行為自体を楽しめなくなったり、あるいはパートナーに不信感を抱く抱かれるなどをしてしまうこともあるのです。
裏筋がなくなった!
裏筋を切除してしまうことで快感を感じられなくなります。
裏筋を切除してしまったら
裏筋を切除してしまい感度が著しく低下してしまった場合には、修正手術を受けることもできます。修正手術というのは、包茎手術によって失敗した部分を修正する手術になります。包茎手術というのは裏筋を切除してしまうだけでなく、亀頭大きさや形、包皮の変形といったものが起こる可能性があります。代表的なものとしてはツートンカラーなども修正手術を受ける理由として、非常に大部分を占めています。
ツートンカラーって?
ツートンカラーは、その名の通りペニスが2色に分かれてしまっている状態です。そのため手術を受けたことが、はっきりとわかってしまうわけです。ツートンカラーになってしまった場合には、修正手術を受けることによって症状を改善することができます。それと同じように裏筋を切除してしまった場合には、修正手術によって快感が100%戻るかといえばそうではありませんが、症状緩和することができます。
修正手術で元通りにならないから
裏筋の修正手術を受けることで、元通りにきれいになる事はありません。そのため少しでも最初から傷つけないようにするということを目的にして裏筋温存手術が行われるようになったのです。
裏筋はとっても大切
裏筋というのはペニスにとって非常に重要なポイントですので、できるだけ傷つけないように、ありのままの状態を維持できるように手術を受けることが必要です。またそのような主張ができるのは技術の高い経験豊富な医師だけです。そのため手術を受けるときには経験があり実績、そして技術のある医師を選ぶようにしてください。
ここまでの内容をまとめてみた
それではこれまでの内容を簡単にまとめてみたいと思います。
・裏筋温存というのは泌尿器科においては行われていません。裏筋温存は包茎専門クリニックで主に行われている手術方法です。裏筋を温存するということはペニスが本来持っている性感帯を保護するということです。
・性感を感じる重要な部分ですので、裏筋にメスを入れることによって感度が非常に低下してしまうことがあります。そのため裏筋をできるだけ残すようにして、性感帯を現状維持のままで手術を行うというのが裏筋温存手術の最大のメリットです。
・裏筋温存手術はクリニックによってその呼び方は少しずつ違いがあります。しかし基本的には裏筋部分にメスを入れることなく温存するという内容です。
・裏筋温存という方法が生まれた背景には、手術を受けることによる後遺症が関係しています。裏筋を切除することによって性感が著しく損なわれることになります。その結果、包茎であることが恥ずかしいということで自分のペニスに自信を持つことができなくのようになるのです。
・手術を受けることによって自分に自信を持つことができた、にもかかわらず今度は性感を失ってしまい性行為を楽しむことができないというのでは意味がありません。
・裏筋切除してしまうことによって、性感帯を傷つけてしまうことになるのですが、この裏筋切除というものが実はメリットになることもあるのです。例えば包茎の人というのはそもそも外部からの刺激に非常に弱い状態になっていますので、ひどい早漏であることが多いです。そのような人たちにとって裏筋を切除することによる感度の低下は、早漏改善するという意味合いも持っています。しかし、裏筋の切除というのは感度が低下するというようなレベルの話ではなく、感度は限りなくゼロに近い状態にまで低下してしまいます。
・裏筋を切除してしまい感度が低下してしまっているのであれば、修正手術を受けることも可能です。修正手術は包茎手術の後に気に入らない部分などがあれば修正をすることになります。修正手術には様々なタイプがあり、亀頭の大きさを変えたり縫い合わせた包皮の形を変えるなど様々です。裏筋を切除してしまい感度が著しく低下していることに悩んでいるのであれば、修正手術を受けるというのも一つの手段なのかもしれません。
・修正手術は誰しもが受けることができますが、その分費用はかかってしまいますので覚悟しておかなければなりません。