平成からははるか昔の江戸時代・・・。実はその頃から、どうもチンコが皮を被ってるって「ダメじゃん」という思想が日本にはあったようだ、と言われています。
1.ゴムで包茎矯正ってできる?
1-1.ゴムを使う際の注意点その1
1-2.ゴムを使う際の注意点その2
1-3.重度の仮性には効果なし?
1-4.仮性の治し方とは?
1-5.こんなブログありますよ~
1-6.まずは包茎を認めることが大切
2.ゴムを使用した矯正は意味がある?
2-1.ゴムの包茎矯正効果はあるの?
それは江戸時代の川柳を見てもよ~く分かるのです。例えば「女房にくぼく見られる皮かむり」(被ってると女房にすら馬鹿にされる)、「皮かぶりではないからとご縁組」(ちゃんと出てるから結婚決まったよ)なんて最たるものではないでしょうか。
ゴムで包茎矯正ってできる?
何とか皮をむきたい、しかもできるだけ人に知られないように、と思っている人の中には、ゴムを矯正器具代わりにしてトライする人もいます。確かに、ペニスの悩みというのは誰もが恥ずかしいと感じているでしょう。それが例え男性が診察、治療をしてくれる病院だとしても、自分のペニスをまじまじと見られて、さらに検査されるというのは恥ずかしくてたまらないものです。
そういった理由から、なんとか自分で治療をしたい!そう思うのも自然なことでしょう。では、自力で治療をするというのは果たして効果があるのでしょうか。
どうしてゴムなのか、というと、専用の矯正器具が結局根元やカリの部分などで皮をむいたままキープさせるゴムのようなものが多いからです。HOKEI矯正リング、と一般的に呼ばれることが多いようですね。結構普通に市販されています。リング状になったものから、磁石でくっつけるようなもののようにサイズ調整が可能なものが増えています。
検索してみると出て来ますが、リング状になっているマイラップ、チューブとゴム糸の組み合わせでU字型になっているクマッキー、強力マグネットでワンタッチ装着が可能なカリバウアーなどがあります。
ゴムを使う際の注意点その1
そう、どれもとにかく皮をむいたままキープできればOKなので、これをゴムで代用しよう、ということなのです。実際にゴムでトライしている人のブログやホームページなどもあります。そしてその中ではちゃんと実践者ゆえの注意点も掲載されているのです。
まず、絶対に締め付けすぎないことです。いくらムケチン状態でいたいから、と言って根元やカリで締め付けすぎるとどうなるでしょう。そう、血が通わなくなります。最初に赤くなり、そのうち青くなります。つまりうっ血状態ですね。それを無理やり我慢していると大変なことになってしまいます。皮被ってるからどうのではなく、ペニスを失う危機がやってきます。(大半その前に痛みに耐えられないでしょうけど・・・。)
ペニスを矯正しているのですから、多少の痛みは我慢!そのように思い込んでしまっていることで、痛みが出ているにも関わらず、ついつい無理をしてしまうのです。そのような無理をしてしまうというのは絶対にいけません。痛みが出ているのであれば、無理をせずに、痛みを感じない程度の負荷で毎日継続して続けることが基本です。
特にカリの部分で締め付けてしまう危険は、包皮輪が狭くて、無理やり皮をむいたらそれがカリの部分でストップして元に戻せなくなり、締め付けられたままになってしまうというカントンが保険適用手術であることでも何となく理解できるのではないでしょうか。とにかく、ギリギリ皮が止まる程度でストップすることが重要です。
ゴムを使う際の注意点その2
別の注意点として、かぶれなどの皮膚に対するトラブルが挙げられます。ゴムでかぶれてしまう人は結構いますよね。それに加えてそのゴムに毛が絡まって引っ張られ、その根元が炎症を起こしてしまうこともあります。ゴムは滑りが悪いので、どうしてもこのようなことが起こりやすくなるのです。だからこそ、シリコンなどで周りを囲んでいるものが多くなるのですが・・・。
重度の仮性には効果なし?
ゴムを使用して仮性を治療する!というのは時間はかかりますがある程度の効果を得ることはできるでしょう。しかし、この自分で行う仮性治療方法というのは、重度の仮性には効果を期待することができないと考えて良いでしょう。重度というのは勃起時にもきれいに亀頭部が露茎しない状態です。
ギリギリ仮性に分類されていていも、勃起時に完全に亀頭が露茎しなければ見栄えも当然よくありません。さらに包皮がたっぷりと余った状態になっているのではコンドームを装着時にも外れやすくなったり破れやすくなってしまいます。
もちろん、重度とはいっても結局は仮性ですので性行為を問題なく行える人もいます。つまり、子供を作り、そのまま父親になっている人がたくさんいます。しかし、やはり仮性、重度の仮性であるがゆえに恥垢が溜まり雑菌が増殖してしまい性病になってしまったり、女性に性病を感染してしまうリスクはゼロではないのです。
仮性の治し方とは?
皮被りに悩んでいる人は多いだけに、前述したようなゴムを使用した治療方法にチャレンジされる方も多いです。しかし、このような自力でできる治療法というのは、必ずしも効果を得られるものではありません。なにより、自力で治療する方法というのは非常に長い時間がかかってしまうだけでなく、時間がかかっているにも関わらず効果に確証はありません。
やはり、亀頭を覆っている包皮をなんとかしたい!と思うのであれば、確実な方法は切除することです。もちろん、切除以外にも亀頭増大、ペニスを長くなるのを待つというのも良いですが、ペニスというのは高校生までに最も大きく成長すると言われています。つまり、この時期を逃してしまうと、今後ペニスを自然に大きく成長させることは期待できません。
ゴムではなく皮を癖付けるリングやバンドといったものも販売されています。しかし、これもまたゴムと同じように気長に続けなければなりませんし、その効果は保障されていません。アイプチと同じように皮膚に癖をつけるというものであって、医学的な根拠があるものではありません。癖のつきやすい人もいれば、つきにくい人もいるのです。
自力で治療するということは、万が一治療途中で炎症、性病を発症したとしても、当然ですが治療をしてもらうことはできません。すべて自己責任になります。そうなれば性病や炎症を抑えるためにさらに費用がかかってしまいますし、場合によっては後遺症が残ってしまうかもしれません。
そういったことを考えると、やはり自分で治療をするというのは、しっかりと覚悟を決めたうえで行うべきなのです。
こんなブログありますよ~
どうしても自力で治療した以外!そのような場合にはそのような方に役立つ情報がこちらのブログに掲載されています。
鳥取の社長日記
上記は輪ゴム利用ですが、コンドームを使った方法もあるみたいです。
ミナギリッシュ
コンドームって確かに締め付けすぎない理想的な状態を保てるかも。
でも、基本的に根元にしか使えないのが問題といえば問題ですかね。
実際に市販の矯正器具を使う人も多いようですが、このようにゴムで自作するという人も結構いらっしゃるようです。これを見て試した、という人も案外多いのではないでしょうか。要は「むけた」状態をキープできればいいので、確かにゴムでも十分なのかもしれません。
しかし、矯正器具の注意点にもあるように、包皮を引っ張ると痛みが激しい、というような場合はすぐに中止しましょう。カントンである可能性が高く、皮が戻らなくなってうっ血、緊急手術コースになってしまうという危険性もあります。痛いのは厳禁、と考えてくださいね。
まずは包茎を認めることが大切
包茎であるということを認める、というのはなかなか難しいことです。やはり包茎というのは悪いこと、恥ずかしいことというマイナスのイメージが強いからです。だからといって見て見ぬふりをしていると、包茎によって引き起こされる病気やリスクがいつまでも高いままになってしまいます。
そのため包茎である事から目を背けて、放置をすることは危険なのです。手術をすることが重要であるということを、もう一度確認してみるようにしましょう。そもそも、包茎であることのリスクというのはやはり衛生面において高くなります。包茎とはペニスと包皮の間に恥垢と呼ばれる汚れが非常に多く溜まります。そしてその恥垢には雑菌が大量に繁殖してしまいます。というのも包皮に包まれているということは、その時点で包皮内は高温多湿な状況になるからです。
人間の体温は36度から37度ですが、湿気の多い包皮内は1日中ほどよい温度に保たれていることで、菌が大量に繁殖してしまうのです。まさに雑菌のビニールハウス状態なのです。そのような状況あっても、仮性包茎であれば毎日お風呂に入った時に、包皮を剥いて洗浄することができます。
しかしカントン包茎や真性包茎の場合には、包皮を剥くことすら困難であり、きれいに洗浄することもできません。その結果洗浄しないまま雑菌は日々増殖し、様々な病気を発症してしまうのです。その1つとして亀頭包皮炎があります。亀頭包皮炎というのは、包皮部分に菌が増殖するために炎症を起こしています。
この菌というのは黄色ブドウ球菌や大腸菌、カンジタ菌といったものが原因となっています。包茎が原因となって発症する病気の代表的なものになります。亀頭包皮炎を発症してしまうと亀頭が腫れてしまったり、強烈な痛みを伴います。さらにこの亀頭包皮炎が一度完治したとしても、包茎である以上は何度も再発する可能性があります。
亀頭包皮炎を何度も繰り返していると、最終的には閉塞性乾燥性亀頭炎を発症してしまう可能性が高くなります。カントン包茎の場合には亀頭包皮炎を何度も繰り返すことで、包皮がどんどん硬くなり、真性包茎になってしまう可能性もあります。そのため、十分に注意をしなければなりません。
また包茎であることによって尿道炎を発症しやすくなります。この尿道炎というのは、包皮内に増殖した雑菌が尿道内に侵入することにより発症します。尿道炎を発症してしまうと、排尿時に鋭い痛みを感じるようになってしまいます。そのため排尿する度に痛みに耐えなければなりません。
また尿道炎を放置していると、体の内部にまで菌が進行してしまい、さらなる病気を発症してしまう可能性があります。そのため排尿時に痛みを感じた場合には尿道炎である可能性を疑ってください。
そして最も恐ろしいのは陰茎癌です。陰茎癌というのは包茎の方が特に羅患率が高いと言われています。陰茎癌を発症したとしても、痛みなどは一切ありません。尿道炎のように排尿時に痛みを感じたり、亀頭包皮炎のように痛みを感じることも、腫れが出ることもありません。そのため陰茎癌であることが見つかったときには、すでに症状がひどく進行しており、発見が遅れることが多いのです。
発症率というのは20万人に1人から2人と言われており、割合的には少ないのですが、包茎である方が発症しやすいという事は間違いありませんので、包茎である以上はリスクがゼロではないということを考えておきましょう。
そして子宮頸癌も発症する可能性があります。もちろん子宮頸癌は男性ではなく女性が発症する病気なのですが、子宮頸癌の原因となっているヒトパピローマウイルスというのは、包茎の患者の20パーセントが持っていると言われています。
つまりしっかりと包皮を剥いて洗浄していなければ、性交渉において女性が感染してしまう可能性のある非常に危険な病気なのです。包茎であるがゆえに、奥さんや彼女を不幸にさせてしまう可能性があるということです。
ゴムを使用した矯正は意味がある?
仮性包茎はゴムを使用して矯正できる、ということは分かって頂けたでしょうか。それでは、これまでの内容をまとめてみたいと思います。
ゴムの包茎矯正効果はあるの?
・何とか皮をむきたいけど、できるだけ人に知られないようにしたい、と思っている方の中にはゴムを矯正器具の代用として使用している方も多いです。ペニスの悩みはできるだけ人に知られないように行いたいものですので、矯正器具などを使用したいというのも自然な流れです。
・包茎の矯正にゴムが選ばれる理由は、矯正器具としてカリや根本部分で包皮を剥いたままの状態を手軽にキープすることができるといわれているからです。包茎矯正リングなどと呼ばれるタイプのものです。
・リングタイプの矯正器具は、マイラップやカリバウアーなどが良く知られています。これらは包皮を剥いたままの状態を維持する、という目的がありますので、ゴムで代用できるのです。ただし、ゴムを使用する場合には注意点もあります。
・ゴムを使用して包茎矯正を行う場合には、締め付けすぎることがないようにしてください。包皮が剥けた状態を維持したいからといって、カリや根本部分でペニスを激しく締め付けてしまうと、包皮がうっ血してしまいます。うっ血した状態を放置していると、場合によっては壊死してしまいペニスを失うことになってしまうことがあります。
・矯正というのはある程度の痛みがあっても仕方がない、と思われている方も多いですが、痛みが出ているにも関わらず無理をしてしまうと大変なことになります。
・ゴムを使用することによるリスクは、皮膚に炎症を引き起こすリスクがあるということです。ゴムが皮膚に長時間触れることで炎症を起こしたり、ゴムが陰毛を巻き込んでしまい、強烈な痛みに悩まされることがあります。
・包茎の種類によっては、このゴムを使用しての矯正では全く効果を得られないこともあります。ゴムを使用した場合には、長い時間がかかりますが、真性包茎やカントン包茎に対しては効果を期待することができません。軽度の仮性包茎程度でなければゴムを使用して治療することはできません。
・仮性包茎であっても、勃起時に亀頭があまり露出しないタイプの人ではゴムを使用して包茎を治療することはまずできません。普段の生活の中で手軽に取り入れることができるゴムを使用した矯正ですが、必ずしも効果が得られるものではないということを覚えておいてください。