包茎はそのままで気持ちいい?それとも・・・

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性感帯の塊とも言えるペニス。人によって一番感度のいい部分は違いますが、少なからず亀頭は感度がいいのではないかと思います。

その亀頭が包皮に覆われている状態ですが、セックスをする際には、この部分が出ているのと出ていないのとでは気持ちいいか大きな違いがでるようです。また、普段から露出して鍛えられているか、そうでないかによっても異なります。

包皮に覆われていないと気持ちいい?

包皮に覆われている状態を手術をしたりして改善した方が気持ちいいのかどうか、というような質問や相談がよく掲示板に挙がっているようです。気になるその真相、ご存知ですか?

まず、包皮がある方とない方ではどっちがセックスする際に気持ちいいのか、という相談に対する答えですが・・・真性の手術をした人のブログを見ると、「手術をして亀頭が出た方が断然気持ちいいです」とあります。真性の場合は一切亀頭が露出しないということもありますが、そもそもむく、という行為に痛みを感じるため、挿入する際かなり辛い、ということもあるようです。

そう、気持ちいいかどうかの前に痛みがあるようなんですね。これは真性やカントンの方に共通するものだと思います。亀頭うんぬんではなく、気持ちいいなんてことはまずあり得ないだけでなく、とにかく痛い、と。カントンの人にいたっては、失敗すると包皮が無理にむけ、カリの所でドーナツ状になって締め付けてしまい、うっ血を招きます。気持ちいいかどうかなんて言っていられません。そうなってしまったらダッシュで病院に駆け込むしかなくなるので大変です。

仮性の場合ってどう?

仮性の場合は、やはり亀頭が性感帯であるのである程度むけた方が気持ちいい、とのこと。しかし、普段から包皮が長くてほぼ包まれた状態の人であれば、あまり亀頭が鍛えられていないため、セックスの際に感度が上がりすぎて気持ちいいあまり早漏気味になってしまうことも。普段から多少なりと露出させ、気持ちいいと感じ過ぎてしまわないように鍛えておく方がセックスの際には長く気持ちいい時間を味わうことができそうです。

「じゃ~さっさと手術して切った方がいいんですか?」という声が聞こえてきそうですが、これは一概には言えないんです。というのも、手術や執刀する医師の技量によっては、大事な筋をカットしてしまうこともあるからです。もしここがカットされてしまうと気持ちいいと感じにくくなり感度は下がってしまうのは当然です。そんな事故のようなこともあるそうです。そんなことになっては気持ちいいかどうかなんて言っていられません。つまり病院選びがかなり重要になってきますね。

感度以外の問題

チェック
包茎であるということは性行為時の感度に大きく影響しますが、それ以外にも影響することはたくさんあります。では、真性包茎やカントン包茎が男性器に対して与える影響、性行為時に気持ちいいと感じるのか気持ちいいと感じないのかにどのくらい関係するのでしょうか。

真性とリスク

真性というのは、性行為時に気持ちいいと感じる、気持ちいいと感じないといった感度にも影響しますし、見た目ももちろん良くありませんが、日常生活における悪影響が非常に多いです。性病などを引き起こしやすいのです。最も多いのは男性器に対しての炎症、尿道への感染症といったものが挙げられます。

一般的な性病だけではなく最悪の場合には陰茎がんを発症してしまうことがあります。また、性病にかかりやすいのもこの真性なのです。一般的な包茎と比較をするとその性病発症リスクは極めて高くなります。

さらに、男性だけではなくセックスのパートナーに対して気持ちいいと感じさせることができなかったり、その他にも様々な影響を与えてしまう、ということが分かっています。男性はもちろん、女性もまた性病を発症しやすくなります。

また、コンドームが外れやすくなってしまいます。つまり、望まない妊娠を引き起こしてしまう可能性が高くなるのです。また、包皮が射精の邪魔をしてしまい、子宮にしっかりと精子が行き届かなくなってしまうこともあるのです。

真性の男性と性行為をすることで女性が発症する性病として代表的なものは、コンジローマと呼ばれる病気です。これはウイルス性の病気なのですが、このコンジローマから子宮がんを発症するリスクが高くなってしまいます。

コンドームを使用すれば良いと思われるかもしれませんが、亀頭が包皮に覆われているので、包皮とコンドームとの間に隙間ができやすくなってしまいますので、コンドームが空気で破れやすくなったり、外れやすくなるので、性病の発症リスクが高くなってしまいます。

真性であるということは、男性にも女性にも様々な影響が出ます。日常生活においてはそこまで大きなリスクはなくても、性行為時には様々なリスクを抱えることになります。性病のリスクを減らしたり、パートナーへの性感染症リスクを下げたい!避妊をして少しでも安全に性行為を楽しみたいと思うのであれば、手術によって改善する価値はあるのではないでしょうか。

自分が真性であるということで知らず知らずのうちに性感染症を広げてしまったり、子宮頸がんを発症させてしまう可能性があるということを忘れないようにしてください。

カントンとリスク

カントンの場合にも同じで、カントンも様々な影響を与えます。ただし、カントンは真性とは異なり、包皮を剥こうと思えば剥くことができます。ただし、包皮を剥く時に無理をしてしまうと、包皮が亀頭をぎゅっと締め付けてしまうことがあります。

先端を少し剥いて亀頭を露出させることができれば、亀頭を洗浄することができます。ただし、万が一性行為をしている時に、勢いでずるっと剥けてしまうと大変です。包皮が勢いでずるっと剥けてしまうと、そのまま亀頭のくびれ部分で包皮が固まってしまうこともあります。

そのままぎゅっと包皮が亀頭を締め付けてしまい、血液の流れが行き届かなくなってしまうと、当然壊死をしてしまうリスクも高くなります。この壊死するリスクがあるためにカントンの場合には自分で無理をして剥くというのは控えるようにするべきです。

しかし、性行為中となると勢いで剥けてしまうこともあるので、そうなれば気持ちいいと感じるどころか激痛に襲われます。その点には十分に注意しなければなりません。そのため、真性なのか、カントンなのかに関わらず、包皮に異常があるのであれば、できるだけ早く医師に相談をしてみるようにしてください。

やっぱり一番は相談すること

医者に相談
手術する、しないにかかわらず、心配なこと、気になることはまず相談してみましょう。可能であれば、泌尿器科や専門のクリニックに出向いていろいろ聞いてみるのが一番です。特に専門のクリニックでは、無料のカウンセリングをやっているところも多いですし、メール相談を受け付けているところもあります。これはキーワード検索すると簡単に出て来ますので、近くにあるところを探しましょう。

また、インターネットの掲示板でも、医師がきちんと返事をしてくれる、というようなところもあります。探せばいくらでも出て来ますので、病院に行くのがちょっと、という場合にはこれらを利用してみるといいですね。

また、体験談であればブログなどを探してみるとたくさん出て来ます。仮性の手術をしたらこうなった、真性の手術をしたらこうなった、というもの、そしてそのおかげでセックスやオナニーが気持ちいいと感じられるようになった、というようなこともあります。

こんな質問・相談も探すとありますよ!

また、余談ですが、包皮に覆われている状態でセックスしても相手は気持ちいいのか、というような考察や掲示板への相談、回答なども探すとごろごろと出て来ます。パートナーがいて、相手が気持ちいいいのかばかりが気になっている、という場合には、こちらをチェックしてみるといいでしょう。気持ちいいセックスの指南方法やオナニーの方法などのマル秘お役立ち情報もこっそり掲載されていますよ!

自分が気持ちいいのか、相手が気持ちいいのかというのに関わらず、なによりも重要なことは包皮に覆われていることで自分に、そしてパートナーの女性にどのくらいの影響が出るのかということを考えるようにしてください。

性行為は自分だけが気持ちいいと感じるだけでは駄目ですし、相手だけが気持ちいいと感じるのもよくありません。そのため、パートナーと一緒に、心の底から気持ちいいと感じられる性行為ができるようにしましょう。

セックスにも影響してしまう

真性包茎というのはセックスにも影響するというのをご存知でしょうか。真性の包茎のセックスというのは、仮性とは異なり通常時も勃起時にも包皮が剥けることはありません。亀頭が常に包皮で覆われている状態になります。そのため、性行為の時には思い入りピストン運動をすることができません。もしも真性包茎でセックスをする場合には、女性の膣内がある程度十分に濡れているかもしくはローションをたっぷりとつけてしなければなりません。できるだけ摩擦を少なくしてあげる必要があります。

でもセックスで多少の不便さを感じても、まあ良いか、という程度の人もいるでしょう。しかし、実は包茎であるということはセックス時に男性だけでなく女性にも悪影響を与えます。

真性の包茎のセックスというのは男性だけでなく女性にとってもデメリットが大きいです。亀頭の刺激が少ないですし、快感が半減してしまいます。さらに菌が付着して膣炎、子宮頸がんの発症リスクが高くなります。さらにコンドームが十分に密着しないので、避妊しにくいのではないかと心配されることもあります。

真性包茎というのは、生まれたときからずっと亀頭が包皮に覆われている状態です。そのため、どうしても亀頭の発達が遅れてしまい、先細りの短小になってしまいがちなのです。そうなるとセックスをしていても亀頭の段差によって本来は刺激できるはずの刺激が少なくなり、女性は快感を得にくくなるのです。

そして包皮の内部というのは非常に汚い状態ですので、細菌が膣内に付着してしまうのではないかと不安を持たせてしまうのです。そのような重大なリスクを考えた上で、不安を抱えたままでセックスをしなければならないのです。そのような不安にかられている状態でのセックスを楽しめるわけはありません。

仮性包茎であればセックスには全く問題ありません。普段からしっかりと剥いて洗浄すれば良いだけですから。セックス時にも包皮を剥いてコンドームを装着すれば外れるリスクは軽減できますし、性病のリスクは軽減できます。

女性は実際どう思っているの?

女性の考え
前述したものは、あくまでも考えられるリスクです。では、女性は実際にはどのように思っているのでしょうか。女性は、真性の男性とセックスしたくないと考えているようです。愛があればどんなことも乗り越えられる!なんてことはきれいごとです。包茎というものに対して、女性の多くはセックスをしたくない、という消極的な印象を抱いているそうです。女性は自分ひとりではなく、子供を産み育てることも考えています。そのため、自分の身体をとても大切にしているのです。そのようなことは最低だと思われるかもしれませんが、自分の身を護るうえで当然のことなのです。

また、包茎の男性とセックスした時に酷い臭いだったり、恥垢が見えてしまったということがトラウマになっている人もいます。そういったことからも、女性は包茎男性に対して包茎を治療してほしいと考えていることが多いのです。セックスは一人で行うものではありません。女性は男性に対して清潔で、病気のリスクに怯えることのないセックスを求めています。

そのため、最低限のエチケットを守って、ペニスを清潔な状態に維持しなければなりません。仮性包茎であれば良いのですが、真性であれば洗浄して清潔な状態にすることはできません。そのため、真性包茎なのであれば、身体を清潔にするために手術を受けてみるというのも良いのではないでしょうか。真性で亀頭を清潔にすることができるようになれば、清潔であり女性に対してもしっかりと刺激を与えられるようになります。

包茎のままでいるのは勿体無い?

包茎は性行為における感度にどのくらい影響するのか、という事はある程度わかっていただけたでしょうか。それではこれまでの内容を簡単にまとめてみたいと思います。

包茎改善で性行為はどう変わる?

夜の行為
・包皮に覆われている状態を手術によって改善した場合、感度が増加する、または感度に変化があるのか気になる、という方も多いです。包茎治療によって感度が変化します。

・特に真性包茎の場合には亀頭が露出なくしないために、亀頭がしっかりと刺激されず感度が低下しがちです。しかし、そもそも剥くことができないので挿入すること自体に激しい痛みを感じます。

・快感を感じるという前に真性包茎の場合には強烈な痛みを感じるわけです。真性包茎だけでなくカントン包茎も同じように痛みを伴います。

・仮性包茎の場合には亀頭が性感帯であり、ある程度は剥けた方が気持ち良いと感じるようです。ただし普段から包皮が長く、常に包まれている状態の人は、亀頭が刺激に弱すぎるために包皮を剥いての性行為では刺激が強すぎて、すぐに射精してしまうことが多いです。

・少しでも気持ちよく性行為を行うためには、やはり手術を受けるというのが理想的です。しかし、必ずしも手術を受けたら絶対に感度がアップするのか、と言えばそうではない場合もあります。

・手術をするという事は包皮を切除するということです。この包皮を切除するときに性感帯である裏筋をカットしてしまうことがあるのです。性感帯がカットされてしまうと気持ち良いと感じにくくなってしまい感度が低下します。

・真性やカントンだけではなく、包茎であるということがペニス自体にさまざまな悪影響与えることがあります。

・真性包茎であるという事は性病を発症しやすいだけではなく、陰茎がんの発症リスクを高めるとも言われています。

・性病になりやすい、陰茎がんを発症しやすいというのは男性にとってマイナスではありますが、自分の体の事なのでまだ納得がいくでしょう。しかし包茎であることによってパートナーに対しても性病を感染すことになったり、ひどい場合にはがんの発症リスクを高めてしまうことにもなります。

・包皮をかぶっているということで、コンドームを装着したときにしっかりと密着しません。コンドームが密着しなければ当然性行為をしているときにコンドームが外れやすくなります。それは望まない妊娠をしてしまう原因になりますので、真性包茎であるという事は様々なリスクを伴うのです。