包茎なら剥いてもらうのが理想的

手のひら

包茎の方というのは、基本的にまずは自分で剥くことにチャレンジすると思います。しかし、上手く剥くことができない場合もあります。

なかなか剥けないけどどうしよう…

例えば真性包茎やカントン包茎の場合には、手軽に剥くということが非常に困難です。その場合には手術などを受けるのをオススメします。

真性もカントンも実は予防できた

このような真性包茎やカントン包茎は、実は小さいうちに親に剥いてもらうことでしっかりと予防することができます。基本的に小さい子供で包茎の場合には自然経過を見るというのが多いです。

しかし両親が治療を希望する場合や、自然経過を持つことができない場合には手術も行われます。ただしこの場合、肉体的にも精神的にもダメージが少なからずありますので、少しでもダメージを減らすためにも、親ができることはしておくべきです。

親に剥いてもらう

子供が包茎なのであれば、親に剥いてもらうことなく手術を行う場合には、亀頭を覆っている包皮を切除し、亀頭が露出している状態にする環状切除術、そして包皮口を切開し剥きやすくする手術方法のどちらかが選択されます。

環状切除術というのはやはり最も一般的ではありますが、小さい子供にとって精神的、肉体的に少しでも負担を少ないように剥けるようにする、という方法が選択されることが多いです。

一度剥けても油断はできない

包皮というのは一度剥けるようにしたとしても、常に剥けている状態でなければ性病や、感染症頭を引き起こすことが多いです。そのため、理想としては環状切除術を選択するべきだと言われています。

子供の場合には短時間の全身麻酔を行い手術をします。手術時間は大体30分程度ですので、麻酔にかかっている時間も短く済みます。手術の合併症として、ごくまれに出血することもありますが、出血が持続するような場合には手術を受けた病院で再度診察をしてもらってください。

手術後にしなければならないことは?

帰宅後に消毒をする必要はありませんが、傷の周囲に塗る軟膏を処方してもらうことがあります。

手術後はケアも忘れずに

手術をしてから24時間以上経過してからシャワーやお風呂に入ります。湯船に浸かれるのは、手術から3日後です。もちろんクリニックによってそれぞれ違いはありますが、基本的には3日後から湯船につかることができます。

そして術後1週間から2週間経過してから傷の治り具合などを確認し、溶ける糸を使用しているのであれば抜糸は必要ありませんし、一般的な糸を使用しているのであれば抜糸の必要があります。

病院で薬剤を使用して剥いてもらう

また包皮の外側をずり下げることで亀頭を露出する、という方法もあります。リンデロンなどのステロイド剤を包皮に直接塗ります。そうすることで少しずつ包皮が柔らかくなり剥けやすい状態になります。

ステロイド剤の使用を毎日続けることで亀頭が露出しやすくなります。しかし思いがけないほど簡単に剥けてしまうことによって、一気に亀頭の根元部分に包皮がむけてしまうことがあります。

そうなると包皮口がまだまだ狭い状態で亀頭を締め付けてしまいますので、そのままカントン包茎になってしまうこともあります。そのため少しずつずらしていくというのが理想です。

理想は小さい頃に剥いてもらう

子供の頃の亀頭包皮炎や、思春期や大人になってからの包茎に困ることがないように、小さい頃からしっかりと剥いてもらう、もしくは自分で剥いておくことによって大人になってからの包茎を大きく予防することができます。

しかし予防していなかったのであれば、大人になってから包茎手術を受けるなどしてしっかりと包茎を治療するようにしましょう。

これまでの内容をまとめてみた

家族
・真性やカントンの場合には包皮を手軽に剥くというのはなかなか難しいことです。その場合は手術などを受けるようにしましょう。そもそも真性やカントンというのは小さい頃に親に剥いてもらっていれば予防することは十分に可能です。小さい子供でホウケイなのであれば自然経過をみることが多いです。

・しかし両親が治療を希望していたり、自然経過を持てないのであれば手術が行われることもあります。この場合、肉体的にも精神的にも負担がかかりますので、親ができることはしておくようにしましょう。

・手術の場合には環状切除術などが一般的ではあるのですが、小さい子供に精神的負担や肉体的負担が大きくなりますので、できるだけ身体に負担の小さなものを選ぶべきです。

・仮に包皮が一度剥けたとしても油断することはできません。包皮は一度剥けるようになっても、常に剥けている状態でにのであれば性病、感染症といったものを引き起こしやすくなります。

・子供の場合、短時間の全身麻酔を行って手術をしていきます。手術時間は30分程度なので麻酔にかかる時間も短く済ませることができます。手術の合併症としては出血が起こることもあるのですが、長時間出血が続くような場合には手術を受けた病院において診察を受けるようにしましょう。

手術後には帰宅してから消毒などする必要はありません。ただし、傷の周囲に塗る軟膏を処方されることもあります。手術後はケアを忘れないようにしてください。手術をしてから24時間以上の時間が経過して、シャワーやお風呂に入ることになります。

・湯船に浸かることができるのは、手術から3日程度経過してからです。クリニックによってそれぞれ違いはあるのですが、基本的に3日後から湯船に浸かるというのが基本です。

・術後1週間から2週間経過して、傷の治り具合などから判断をしたうえで溶ける糸を使用しているのなら抜糸の必要はありません。しかし、一般的な糸を使用しているのなら抜糸をしなければなりません。

・包皮を柔らかくすることで包皮を剥くという方法もあるのですが、リンデロンなどのステロイド剤を包皮に塗って皮を柔らかくするのです。

ステロイド剤の使用を毎日のように続けていると亀頭が露出しやすくなるものの、包皮が傷つきやすくなるというデメリットもあります。ステロイドなどを使用して治療することができないのであれば、思い切って手術を受けてみるのも良いかもしれません。