生まれた時に包茎である意味について

赤ちゃんの手

人は生まれた時必ず包茎の状態です。しかし包茎というのは大人になれば良くないことである、改善すべきであると言われています。ではどうして生まれた時に包茎なのでしょうか。

ペニスを守るため

最初は誰しもが包茎です。むしろ包茎ではない方が極めて珍しいです。亀頭全体が包皮に覆われていないような場合には、生まれつき異常があるとと考えた方が良いでしょう。

思春期の時期には包皮と亀頭とが完全には分離していないため、生殖器が急激に発達をする14歳から15歳になるまでは包皮を正常に剥くことができません。ただし包皮が剥けないからといって異常なのかといえばそんなことはありません。そのため子供のうちは、余程大きなトラブルなどなければそのまま放置をしていることが多いです。

ペニスを保護するための包茎

子供が包茎である理由というのは、ペニスが非常に重要な器官であるからです。例えば髪の毛というのは、重要な頭を守るために生えているのと同じで、重要な部分っていうのは何かしらのもので保護されているものです。そしてペニスは子孫を残す上で極めて重要なものですので、包皮によって保護されています。

感染症を予防できる

幼い頃というのはどうしても免疫力が弱いために、様々な感染症を発症しやすくなるものです。そのような感染症によるリスクを少しでも軽減するために、ペニスは包皮に覆われています。ただし必ずしも包皮に覆われていることがプラスになるとは言えません。

感染症の原因になることも…

外部からの刺激からペニスを守るために包皮に覆われていますが、包皮に覆われているということが原因で亀頭包皮炎などを発症してしまうことがあります。

亀頭包皮炎の原因は?

なぜ?

包皮の内部に溜まった尿や、雑菌によって亀頭が炎症を起こしている状態です。場合によっては頻繁に亀頭包皮炎を発症してしまうことがあるのです。亀頭包皮炎を一度発症すると何度も繰り返しやすくなりますので、好奇心旺盛な子供の場合には汚れた手でペニスを触ってしまうことがあります。

くせになってしまうことも…

そのような場合には何度も炎症を起こしてしまいますので、ペニスに触れる事をやめさせるか、もしくはしっかりと洗浄できるように早い段階で包皮を剥いてあげるというのも重要です。まずはやはり親がしっかりと観察をした上で、どうするべきかを考えてあげるようにしてあげてください。

炎症を引き起こしやすいなら手術も

炎症を何度も引き起こしていたり、場合によっては膿が出ることもあります。そのような場合には、子供だからと安易に考えずにしっかりと治療を受けるようにすべきです。