包茎にはいくつかの種類がありますが、種類によってそれぞれ治療方法は異なります。そして手術方法が違いますので、難易度も変わるのです。それでは、包茎の種類と手術方法による難易度の違いについてご紹介します。
1.まずは包茎の種類をチェック
1-1.どんな種類があるの?
1-2.真性包茎は?
1-3.カントン包茎は?
2.どの包茎の種類が一番手術が大変なの?
2-1.仮性は一番簡単
2-2.真性とカントンの難易度は高い
3.結局は医師の技術次第
4.この方法は包茎手術の基本
4-1.亀頭直下埋没法
4-2.複合曲線作図法
5.クランプ法や根元部固定法
5-1.結局どれを選ぶべき?
5-2.泌尿器科か専門クリニックかにもよる
6.手術を受けるときに選ぶコツは?
まずは包茎の種類をチェック
包茎の種類には仮性包茎、真性包茎、カントン包茎との3つの種類があります。
どんな種類があるの?
仮性は最も多くの男性が該当する包茎の種類です。亀頭を包皮が覆っている状態ですが、勃起をすれば自然と剥けますし、亀頭を洗浄することも可能です。剥こうと思った時に剥くことができるので、特に日常生活において支障が出ることもありません。
真性包茎は?
真性というのは、亀頭が包皮に完全に覆われている包茎の種類です。さらに亀頭と包皮とが酷く癒着を起こしていますので、剥こうと思っても簡単に剥くことができません。さらに勃起時には強烈な痛みを感じやすくなります。もちろん包皮を剥きたい時に剥くこともできません。
カントン包茎は?
カントンというのは、真性などの状態から勢い良く包皮を剥いたことによって、亀頭を包皮が締め付けている状態です。亀頭を締め付けることで強い痛み、圧迫感を感じます。酷い場合には亀頭がうっ血して壊死してしまうこともあるので非常に危険な状態です。
どの包茎の種類が一番手術が大変なの?
包茎の種類は3つのありますが、治療にはどのような違いがあり、難易度はどのような違いがあるのでしょうか。
仮性は一番簡単
基本的に包茎の手術というのはどのような状態にしたいのかによって、手術の難易度は違ってきます。そもそも包皮をどの程度除去するのかによって難易度は変わります。仮性の場合には、包皮を少し切除するだけでズルムケの状態にできるので難易度は低いです。
真性とカントンの難易度は高い
包茎の種類の中でも真性は包皮を広範囲で除去しなければなりません。そのため、治療における難易度は高くなってしまいます。カントンもまた手術の難易度が高いのですが、場合によっては切除する包皮の量は少しでも症状を改善できることもありますので一概には言えません。
結局は医師の技術次第
難易度自体は治療方法によって少しずつ違いはありますが、やはり医師がどのくらいの実績、経験があるのかによって成功率は変わります。そのため、包茎の種類による手術の難易度だけですべてを判断するのではなく、どのような医師に治療を依頼するのか、ということが最も重要になるのです。
この方法は包茎手術の基本
包茎手術には包茎の種類によっていくつかの種類があります。それぞれの手術にはメリットもありますし、デメリットもありますので一度チェックしてみましょう。
亀頭直下埋没法
直下埋没法という方法は包茎クリニックにおいて最も多く使用されている術式です。亀頭の下の部分の包皮を畳むようにして隠していく手術です。手術跡がとても分かりにくく、手術を受けたことがばれにくいので人気があります。
しかし手術を受けることによって、性感帯を傷つけてしまう可能性などを考えると、しっかりと医師の経験をが豊富で実績のあるクリニックでなければなりません。そのようなクリニックでなければ傷跡が目立ってしまったり性感帯を傷つけられることによって性行為における感度が落ちてしまうので様々なリスクが出てきます。
複合曲線作図法
複合曲線作図法というのは、亀頭の下の曲線にあわせて包皮を切除していく手術方法になります。この手術の最大のメリットは亀頭直下埋没法と比べると手術跡が小さくてすむということです。性感帯でもある包皮小帯に対してダメージを与えにくい手術方法であると言えるでしょう。
しかし亀頭直下埋没法と比べると難易度の高い手術ですので、どこのクリニックでも行われている手術方法というわけではありません。
クランプ法や根元部固定法
包茎の種類によっては、クランプ法や根元部固定法と呼ばれる手術方法を選択することもあります。どちらにしても軽い仮性包茎に対して治療が行われるのであって、真性包茎やカントン包茎といった包茎の種類に対して行われるような手術方法ではありません。
結局どれを選ぶべき?
結局どんな手術方法を選ぶべきなのか悩んでしまうかもしれませんが、やはり重要になるのはカウンセリングです。例えば仮性包茎のような包茎の種類であれば、簡単な治療方法でもちろん構いませんが、仮性包茎のような包茎の種類だからといって症状が必ずしも軽いのかといえばそうではないのです。重度の仮性包茎などの包茎の種類の場合は、簡単な手術ではどうにもならない場合もあります。
泌尿器科か専門クリニックかにもよる
包茎の種類によっては、泌尿器科で手術を受ける場合もあるでしょう。基本的にはクランプ法などを行います。しかし、クランプ法は仕上がりがあまりきれいではないので、おすすめできません。専門クリニックであれば、傷跡に配慮した手術方法が選択されることが多いですので、仕上がりをきれいにしたいのであれば、泌尿器科ではなく専門クリニックで手術を受けるのが良いでしょう。
手術を受けるときに選ぶコツは?
包茎クリニックで手術を受けるのであれば、包茎の種類など上記の内容を考慮したうえで、どのような手術方法が良いのかを考えてみてください。そして包茎の種類、手術方法からクリニックを選ぶというのも、1つの選択方法であるといえるのではないでしょうか。
包茎の種類も十分に考慮したうえで、より良い手術方法選びができるようにしましょう。