包茎は病気?治療受けないといけないの?

医療器具

包茎は病気なのか、病気ではないのかインターネットで色々調べていて分からなくなってしまった人も多いと思います。

包茎は病気だけど病気ではありません

包茎というのは実は病気のように思われるかもしれませんが、真性包茎とカントン包茎に関しては病気です。しかし仮性包茎は病気ではありません。

真性包茎とカントン包茎

真性包茎とカントン包茎は病気に分類されますので、治療を受ける時には保険適用で手術を受けることもできます。真性包茎というのは亀頭が常に包皮に覆われている状態で、勃起をした時にも包皮が剥けることはありません。カントン包茎は包皮が亀頭をひどく締め付けられている状態で、勃起をした時には亀頭がうっ血してしまい強い痛みを感じるようになります。

真性包茎は不衛生

仮性包茎であれば包皮を剥いた上で洗浄することができますが、真性包茎の場合の洗浄することができないので亀頭と包皮の間に細菌が増殖し、非常に強い臭いを発生させるようになります。衛生面において非常に悪い状態が続くと性病発症しやすくなりますし、性行為自体行うことができない場合もありますので病気に分類されます。カントン包茎もそのまま放置しているとうっ血してしまい亀頭が壊死してしまうこともありますので、早急に治療が必要と判断され病気に分類されるのです。

仮性包茎はどうすれば良いの?

仮性包茎の手術はすぐに必要だと思われている方も多いようですが、仮性包茎は前述したように治療を受ける必要はありません。しかし、重度の仮性包茎で簡単に包皮を剥くことができないのであれば治療を受けるのもアリです。

仮性包茎を治療したい

日本というのは包茎に対して非常に敏感であり、仮性包茎であるだけであっても治療しなければならないのではないかという不安に襲われることもあります。恥ずかしいと感じることもあると思いますが、仮性包茎は治療を受ける必要はありません。

仮性包茎は保険適用外

病気ではない仮性包茎を治療する場合は、保険適用での治療は不可能です。すべて実費での治療になります。泌尿器科では治療自体を受けることができませんので、包茎専門クリニックで手術を受けなければなりません。

仮性包茎はそのままでいい?

仮性包茎は少しではズル剥けた状態に近づけるために気がついた時には常に包皮を剥くようにしましょう。ただそれだけでも剥きぐせをつけることができますので、効率よく包茎を改善することができるようになります。

カントン包茎ってなんでヤバイの?

そんなばかな
カントン包茎は、包茎の中でも手術を受けるべき包茎になります。カントンというのは戻らないという意味を持っているので、簡単にいえば戻らない包茎ということです。

戻らない包茎ってどういう意味?

包皮輪狭窄というものがありますが、この包皮輪狭窄症とカントン包茎とが同じものだと思われている方もいるのですが、実はそうではありません。包皮輪狭窄症は包皮の出口部分が狭いために勃起時に包皮を剥きにくく、締め付けられている状態です。

この包皮輪狭窄症などの状態であるにも関わらず強引に包皮を剥いてしまったことによって、包皮が元通りに戻らなくなってしまっている状態です。包皮輪狭窄症が悪化してカントン包茎になると考えて良いでしょう。

包皮に覆われていないペニスに憧れるがゆえに包皮を無理やり剥いてしまい、窮屈で酷く締め付けられている状態のままで放置してしまい、最終的にカントン包茎になってしまうこともあるのです。剥き癖をつけようと頑張るのも分かりますが、無理をして剥いてしまうと包皮が亀頭を締め付けているような状態になってしまうことがあります。

包皮輪狭窄とカントンの違いを簡単にいえば?

包皮輪狭窄は出口が狭くなっていて包皮を剥きにくい状態で、カントン包茎は包皮輪狭窄の状態で無理やりむいてしまうことで元通りにもどらなくなっている状態です。

仮性包茎の男性が大半ですが、仮性包茎の中には包皮輪狭窄症の人も多いといわれています。カントン包茎の割合というのは全体の1%程度だといわれていますが、包皮輪狭窄症を発症している人はもっと多いといわれています。つまり割合的に多い包皮輪狭窄症の人が、無理をして包皮を剥こうとすると、最悪の場合には包皮が陰茎を締め付けてカントン包茎になってしまうことがありますので注意してください。

カントン包茎になるとどんな症状が出るの?

カントン包茎は亀頭が包皮にかなり激しく締め付けられているので痛みも大きくなります。亀頭に本来は行き渡るはずの血流がストップしてしまいますので、うっ血してしまいます。そしてうっ血した状態が長期間続くと、最悪の場合には亀頭が壊死してしまうことがありますので、非常に危険なのです。

カントン包茎は自力で治療をしようと思ってもなかなか治療できません。自分で改善するのは困難ですし、最悪の場合には包皮が裂けてしまうこともありますので、やはり専門医に相談をしたうえで手術が必要であれば、手術を受けてみてはどうでしょうか。