包茎手術は保険が使える?

包茎を治療するのであれば当然保険が使用できる、と思われるかもしれませんがそうではありません。実は包茎が全て保険が利用できるわけではないのです。

仮性は保険が使えない

財布
仮性包茎というのはいくつか種類のある包茎の中でも最も症状が軽い状態です。

仮性は緊急性が無いので保険NG

仮性包茎は基本的に日本人だけでなく世界中で見ても最も多いペニスの状態であるといえます。さらに日常生活において影響を与えるようなこともありませんので、施術を受ける必要性が全くありません。

仮性なのに治療を受けるのはなぜ?

日常生活に影響のない仮性包茎であるにもかかわらず、どうして手術を受けようとするのでしょうか。その理由はやはり見た目的な部分を重視している方が多いからです。包茎は恥ずかしいという情報があまりにも一般的になっているために手術する必要のない仮性包茎においても手術を受けようとしてしまうのです。

しかし日常生活に何の影響もないのであれば当然ですが保険で治療するのではなく、美容整形という位置づけになりますので保険が適用されないのです。

カントンと真性なら保険が使える

カントン包茎や真性包茎というのは、基本的に日常生活にさまざまな悪影響を及ぼします。

真性とカントンは亀頭部分を完全に被ってしまっていることによって、非常に不衛生な状態になってしまいます。不衛生になり、場合によっては身体を壊してしまうこともありますので、そのような理由からも真性やカントンの手術に対しては保険が適用となることが多いのです。

ただし、保険適用での手術が可能になるのは、実は泌尿器科での治療においてだけです。基本的に、包茎専門クリニックというのは美容外科のジャンルになりますので、見た目を良くするために行う手術であると判断されます。そういったことから、保険適用での手術は基本的には泌尿器科で手術を受ける、ということになるのです。

包茎をきれいに治したいなら

包茎をきれいに治したいと思うのであれば、その場合には泌尿器科よりも見た目をきれいにすることに重点をおく専門クリニックでの治療が良いでしょう。ただし、少しでも費用を抑えて包茎を治療したいのであれば泌尿器科を受診するのが良いかもしれません。

保険適用の包茎治療はどこで受ける?

泌尿器科などの病院で手術を受けることで保険適用になります。一般的な包茎専門クリニックは全て全額自己負担になってしまいますので、保険適用で手術を受けたいのであれば泌尿器科で手術を受けるべきです。

泌尿器科って大丈夫?

泌尿器科といえば包茎手術だけではなく、尿道炎や膀胱炎などといった症状の治療を行う病院だと思われるかもしれません。そのため、本当に包茎治療を安心して任せることができるのかと不安に思われるでしょう。まず泌尿器科でも安心して手術をしてもらうことができます。しかし泌尿器科で手術を受けることになっていくつかデメリットもあります。

泌尿器科で手術を受けるデメリット

泌尿器科で手術を受けることのデメリットとしては傷跡が残りやすいということです。特に代表的なものはツートンカラーが挙げられます。ツートンカラーになってしまう原因ですが、泌尿器科で行われている手術方法、環状切開と呼ばれる方法に問題があります。

必要のない方法をカットして、包皮をつなぎ合わせる手術なのですが、この手術を行うとどうしても色がはっきりと分かれてしまいます。そして手術を受けたことがはっきりと分かってしまうのです。温泉や銭湯などでも人目を気にしなくてはならないくらいにはっきりとした色の違いになってしまいます。

ツートンカラーは自然と治る?

ツートンカラーは時間が経てば少しずつ元の色に戻ると言われていますが、それには30年以上の時間がかかるとも言われています。どれだけ保険適用で安く治療が受けられたとしても、手術を受けたことがはっきりと分かるような仕上がりになってしまってはやはり納得がいかないこともあるでしょう。

このような泌尿器科での手術を受けない場合には、やはり専門クリニックでの手術が必要になります。専門クリニックの手術では保険が適用になりませんので、高額な費用が必要になりますが、非常に高い技術によってツートンカラーはもちろん手術の跡が目立ちにくい手術を行ってくれます。

費用は自由診療ですので、20万円前後というのが相場になりますが、包茎手術による傷跡は一生残るものです。どれだけ費用をかけずに手術ができるとは言っても、どうしても気になるものですので傷跡ができるだけつかないような手術方法を選択してはどうでしょうか。

包茎手術の修正は簡単?

診察
包茎手術の修正は簡単なものなのでしょうか。修正手術の種類などについて考えてみましょう。

豊富な経験があるクリニックを

包茎手術は確かな技術と経験をしっかりと持ってさえいれば難しい手術ということありません。仕上がりも包茎手術で治療を受けたことすらわからないほど綺麗になることもあります。しかし一部のクリニックにおいては非常にレベルの低い医師が手術を行うこともあります。

納得がいかない時には

レベルの低い医師に手術をされてしまったことによって仕上がりに納得がいかないのであれば、修正手術を受けるというのが一般的です。他のクリニックで包茎手術や治療を受けて仕上がりに満足していないのであれば、違ったクリニックに修正手術を依頼することもできます。

よくあるトラブル

包茎手術におけるトラブルとして最も多いのはツートンカラーです。

ツートンカラーって?

他のクリニックにおける包茎手術や包茎治療を受けた後にツートンカラーになることは多く、包皮の切除ラインよりも下の位置で縫合されていることによって引き起こされます。どの程度まで修正手術で改善できるのかは、包皮の余裕がどのくらい残っているのかによって大きな違いがあります。

手術の傷跡が目立っている時には

包茎手術を受けてから傷跡が波打ってしまっていたり、凸凹になっている、さらにボコボコと盛り上がっているようなこともあります。そのような場合には切除したラインをしっかりと均一にしなければなりません。均一にすることなく放置していても、症状が緩和されることはまずありません。

形成技術や縫合技術が低いことが原因

本来包茎手術は、決して難しい手術ではないのですが、クリニックによっては、包茎手術の実績が十分ではないこともありますので、治療後に違和感や見た目の悪さが目立つようなら早急に修正治療を受けてください。ただし、ここで問題になるのが、包皮を切除し過ぎてしまった場合です。包皮を切除し過ぎてしまっている場合には、切除した包皮を再び復活させることはできませんので、修正手術による効果を高めることは難しいのです。

修正手術の実績の高いクリニックへ

通常の包茎手術よりも、修正手術の方が高い技術が必要になりますので、修正手術を多く行っている実績の高いクリニックではじめから手術を受けるというのも、手術における失敗のリスクを最小限に抑えるうえで良い手段の1つだといえるのではないでしょうか。