1.包茎の皮の状態に注目
1-1.仮性ってどんな症状?
1-2.真性ってどんな症状?
1-3.カントンってどんな症状?
2.包茎のリスクと皮の状態
2-1.仮性の症状とリスク
2-2.真性の症状とリスク
2-3.カントンの症状とリスク
2-4.肥満型包茎ってどんな症状?
3.包茎は皮を切るしかない?
3-1.自分で治せるタイプ
3-2.自力は困難なタイプ
3-3.糖尿病だと包茎手術は無理?
3-4.保険適用できない仮性包茎を安く治療
3-5.クリニックの特徴とマイナス面
包茎の皮の状態に注目
包茎というのは皮の先端部分の締め付け強度、癒着の状態などから仮性、真性、カントンに分類されます。
仮性ってどんな症状?
仮性は多くの男性に発症しているもので、珍しいものではありません。男性のなんと8割の方がこの仮性であるといわれています。
真性ってどんな症状?
真性は、セックスをするうえで様々な問題を引き起こします。受胎能力において問題が発生してしまいますし、衛生面においても悪影響が出てしまいます。そのため、手術の必要性が高い状態でもあるのです。
カントンってどんな症状?
カントンというのは場合によっては緊急手術をしなければならないこともあります。包皮が亀頭を締め付けてしまいますので、痛みを感じたり、血液の流れを著しく低下させてしまうのです。
これらを考慮したうえで、まずは自分がまずは、自分がどの包茎のタイプかをご確認下さい。
包茎のリスクと皮の状態
包皮に覆われていることのリスクと症状はどのようなものがあるのでしょうか。
仮性の症状とリスク
仮性は普段は包皮に覆われている状態なのですが、勃起時に亀頭はちゃんと露出できます。正常にセックスは行えるのですが、亀頭が露出していない時間が長いために亀頭が刺激に弱くなって早漏になりやすいです。
また、性病や性感染症を発症するリスクは、しっかりと包皮が剥けている人と比較をすると2倍から3倍ともいわれています。
真性の症状とリスク
真性は普段も勃起状態においても包皮を剥くことができません。そのため、包皮の内部に隠れている亀頭を見ることすらできません。包皮口が異常に狭い、もしくは亀頭と包皮がひどく癒着をしている状態です。放置しておくと亀頭包皮炎が慢性化してしまい泌尿器疾患を発症したり、亀頭や包皮の癒着がさらにひどくなることもあります。
正常なセックスを行うことができないので、できるだけ早く包皮を切除するなどの手術を受ける必要があります。根本的に治療するには、外科手術以外にはありません。
カントンの症状とリスク
カントンは包皮を無理に剥いてしまったために、亀頭を締め付けている状態です。勃起をする時にはもちろん、正常時においても亀頭を締め付けているのでうっ血してしまいます。
放置していると亀頭が壊死してしまいますので早急に手術による治療が必要になります。勃起をするたびに強烈な痛みを感じたり、違和感を案じるので、セックスを行うことすらできないこともあるのです。
肥満型包茎ってどんな症状?
仮性、真性、カントンとは異なる肥満型包茎と呼ばれるものもあります。この肥満型包茎というのは肥満によってペニスの根本部分の脂肪が増加し、前方に押し出されていきます。だんだんとペニスが脂肪に埋もれていき、包皮に包まれてしまうのです。
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包茎は皮を切るしかない?
包茎には仮性、真性、カントン、肥満型とがあります。どのようなタイプの包茎も治療をすることはできますが、治療方法には違いがあります。
自分で治せるタイプ
仮性、肥満型の場合には自分で治療することが可能です。仮性は毎日剥くようにしたり、包皮に剥きクセをつけることで症状は緩和されることがあります。肥満型はシンプルにダイエットで痩せれば症状は改善されます。もちろん、すぐに効果が出るわけではありませんが、しっかりと継続することで症状の緩和は十分に可能なのです。
自力は困難なタイプ
真性、カントンというのは、自分の力でどうこうできるタイプの包茎ではありません。とはいっても、少しずつ少しずつ包皮口を広げる、という方法も不可能ではありません。しかし、亀頭を締め付けていたり、うっ血している場合にはそんな悠長なことを言っている場合ではないのです。
そのため、早急に症状の緩和が必要な場合には、できるだけ早く手術で皮を切除することが重要になります。
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糖尿病だと包茎手術は無理?
包茎手術を受けるのが最も効果的に包茎を治療するうえで最善の方法なのですが、糖尿病の場合には包茎治療を受けることができるのでしょうか。というのも、包茎手術は糖尿病患者は受けることができない、という情報がまことしやかに流れているからです。では、実際のところはどうなのでしょうか?
実は糖尿病患者でも包茎治療を受けることはできます。手術をすると血が止まらなくなる、というリスクがあると言われていますが、それはあくまでも噂です。糖尿病患者だからといって包茎手術を受けて出血が止まらなくなるようなことはありません。
ずっと包茎で悩み続けているのであれば思い行って手術を受けてみるというのも良いかもしれません。ただし、手術の前に行われるカウンセリングにおいてはしっかりと糖尿病であることは伝えておくようにしましょう。薬との関係なども病院側が考えてくれますので、伝えなければならない情報は伝えるようにしましょう。
糖尿病であるということは、もしかすると肥満であるかもしれません。肥満であれば脂肪の蓄積による包茎を発症してしまっている可能性もあります。そのままでは包茎を改善することはできないので、できるだけ早く治療を受けるようにしてみましょう。さらに糖尿病だとペニスに様々な問題が起こりやすくなりますので、後回しにせず早めに治療を受けるべきです。
糖尿病が原因となって問題が起こるケースというのは少なくありません。例えば、糖尿病性包皮炎です。糖尿であることで、包皮に酷い炎症が起きてしまうことがあるのです。炎症が起きているので常にヒリヒリとした痛みを感じてしまうことがありますし、さらに包皮に亀裂ができてしまうこともあります。つまり、裂けてしまうのです。このような状態になれば当然セックス時には快感を感じるなんて余裕はありません。とにかく痛みを我慢しながらのセックスになります。そしてセックス時だけではなく排尿時にも強烈な痛みを感じることがあります。そのため、できるだけ早く対策をとることが必要不可欠です。
では、このような場合にはどういった治療が行われるのでしょうか。包皮に炎症が起こってしまっているので非常に難しい問題ではあるのですが、炎症部分を中心にして切除をして亀頭を露出させるという方法が一般的になります。難易度は比較的高い手術ではあるのですが、通院は基本的には1度で良いので比較的治療しやすいといえます。包茎でなくなれば包皮の亀裂が発生するリスクも大幅に軽減することができます。包茎手術を受けてしまうことで糖尿病による性病のリスクを減らすことができるのです。
また、糖尿病性カントン型包皮炎という病気を発症するリスクも高くなります。これは稀なケースになります。しかし、一般的な仮性包茎が糖尿病の方の場合にはカントン包茎へと進行することも確認されています。糖尿の場合、包皮が炎症を何度も繰り返してしまうことも珍しくありません。何度も炎症を繰り返していると、カントン包茎になってしまい亀頭を包皮が締め付けてしまうことがありますので、十分に注意をしなければなりません。
手術方法は普通のカントン包茎と同じ手術方法になります。皮膚に炎症が起きてしまっている場合にはその部位を切除することになります。糖尿病の方はカントン包茎だけではなく真性包茎を発症してしまう可能性もあります。できるだけ早い段階で手術を受けるようにしなければなりません。セックスに支障が出てしまってはいけないので、専門クリニックで治療を受けるようにしてください。カントンの場合には自分での治療というのはリスクが非常に高いですので注意してください。
保険適用できない仮性包茎を安く治療
仮性包茎の手術というのは保険適用で受けることはできません。真性包茎であれば保険適用で形成外科や泌尿器科で受けることができるのですが、費用は大体2万円程度です。現在の法律では仮性包茎というのは保険適用外となっています。そして一般的な病院では手術を受けるということはできないのです。
そのため、保険適用外の自由診療において手術が行われている包茎専門クリニックに行く必要があります。仮性包茎であれば費用の安い切らない手術を検討するのが良いでしょう。メスを入れる手術というのは一般的ではありますが、保険適用の効果がないので費用としては7万円から10万円程度になります。
包皮を切除する手術を行うことで、まず間違いなく包茎を改善することができます。しかし、仮性包茎の場合でいえば真性包茎とは異なり、手で包皮を剥くことができるので必ずしもメスを入れるような手術をしなければならないというものではありません。医療用接着剤を使用して包皮に剥き癖をつけ、仮性包茎を治療する方法がありますし、メスを使用しないのでとても安価に受けることができます。
クリニックの特徴とマイナス面
包茎クリニックというのは、良いクリニックもありますがぼったくりのようなクリニックも事実あります。この良いクリニックと悪いクリニックとの選び方というのはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。やはり、まずはどの術式が良いのか、どのくらいの値段が基準となっているのかが分からないということです。
仮性包茎手術といっても手術の方法は色々と違いがあり平均相場もよく分かりませんので非常に苦労するものです。費用面においても相場などがないので、なかなか判断しにくいのです。そのため、理想としては、手術の方法を知ると同時に、包茎手術の費用面も比較するために、複数の包茎専門クリニックでカウンセリングを受けるというのもおすすめです。
複数の専門クリニックでカウンセリングを受けると少しずつ大体の相場がわかってきます。そこで泌尿器科などと比較すると相場が上がるというのに気付くでしょう。真性包茎であれば、手術の必要性がありますので泌尿器科や美容形成外科で安く手術を受けることができます。しかし、保険適用によって手術を受けた方が圧倒的に安いです。
仮性包茎の手術も真性包茎の手術も基本的には内容に大きな違いはありません。つまり、真性包茎だからといって難しい手術になるというわけではないのです。それとは逆に仮性包茎であれば包茎専門クリニックでなければ治療は受けられないのです。
というのも、仮性包茎の手術というのは保険適用外になりますので、普通の形成外科、大学病院では手術自体行われません。真性包茎は病気として認められているのですが、仮性包茎は認められていないため、治さないなら治さなくても良いということです。
包茎クリニックに行くしかない仮性包茎ですので、包茎専門クリニックでは費用面において多少高額になってしまうのです。そう考えると、やはりまずは自分で仮性包茎治療を行うというのも良いかもしれません。包茎治療というのは必ずしもクリニックで受けなければならないというものではありません。
自力で治療できる可能性も十分にあるのです。そのため、自分で実践できる仮性包茎治療を色々とチャレンジしてみてください。それでもどうしても状態が改善されないのであれば、それはもしかすると重度の仮性包茎である可能性もありますし、治療法を間違っているのかもしれません。どちらにしても、自力ではどうすることもできない状態ですので、ある程度の費用を支払ってでも思い切って包茎手術を受けてみるというのも良いかもしれません。