包茎の治療に保険は使えるか?

私たちは、どこかの調子が悪いと病院に行きます。そして診察をし、場合によっては入院や手術をします。そして最後にお金を支払いますね。

その時支払う金額は、保険が使えるか使えないかでかなり変わってきます。保険証を見てみると分かりますが、健康保険に入っていれば、私たちの負担は多くの場合、3割負担で済むからです。1万円かかるはずのものが3000円で済むって、やっぱり安いですよね。

包茎治療に保険が使えるってホント?

治療も、手術をする際には保険が使える、という話があるのですが、それは真実なのでしょうか。どんな状態でもどんな病院でも?ホントに?

まず、どんなホウケイでも保険が使えるのか、という疑問についてですが、これは「NO」です。保険でカバーされるのは真性とカントンのみ、となります。診療報酬点数表を見ると、第2章、第10部の第1節「手術料」の第11款「性器」の陰茎のところ、K828に包茎手術があります。そしてそこには「1.背面切開術740点」「2.環状切除術2040点」と明示されています。

これは生活に支障をきたす=病気と判断されるためです。仮性は、普段から特にすごく支障がある訳ではないですよね。真性のようにむけない訳でもないですし、カントンのように、むいたら皮が元に戻らなくなって亀頭が腫れあがる、というようなこともありません。ですから保険適用とはならないのです。

どの病院でも保険使える?

そして次に病院ですが、手術をしてくれる病院は泌尿器科、専門のクリニック、形成外科の中でも美容外科と言われるようなところになります。そしての治療に保険が使える病院は、基本的に泌尿器科のみとなります。ホウケイを専門として取り扱っているクリニック等では自由診療となっていることが圧倒的に多いです。

ですから、確実に保険が使える、というシチュエーションは「真性またはカントンで、かつ泌尿器科での手術を考えている」という場合に限定されてしまいます。あなたはこれに当てはまるでしょうか?

安く手術をしたい、というのであれば、保険がきく泌尿器科での手術が一番です。1万から3万で投薬まで済ませることができます。しかしながら、目的はあくまでも「包皮に覆われた状態を治す」ことなので、見た目の問題にまで注意が払われません。

もしかして、誤解してない?

例えば、手術をしたらよく雑誌で見られるような、常に亀頭が出ている完全露茎という状態になる訳ではないんです。背面切開術は、とりあえず真性、またはカントンから仮性にする、という方法。ですから、皮が長い人は当然そのままです。そこまで期待していると「違う!」となってしまいます。

また、環状切除術は基本的な手術ですが、これもホウケイが治ればいいので、縫い目がどうのとか色がどうのとか、皮の長さがどうの、というような細かい注文はつけることが難しくなります。特に泌尿器科では、見た目など美容の目的はないので、失敗とも言えないのです。

保険がきかなくても何とかなるかも?

見た目重視で治療したいのであれば、保険を使うのは諦めましょう。また、仮性の方は保険を使うことが基本的にできないので、これも諦めてください。「包茎も治って、見た目も美しくなった方がいいじゃないか!見せて歩きたいくらいになっていいじゃないか!(それやると捕まりますけどね)」、と割り切って専門クリニックを受診しましょう。

幸い、この手のクリニックではキャンペーンを行っていることが多々あります。それにうまく乗っかっていけば比較的安く手術を受けることもできますし、もしあなたが学生であれば、学割もききます。このような割引をうまく使って手術を受ければ、見た目もきれい、そして料金もとんでもない額にならずにコンプレックスであるホウケイから脱却することができます。

手術をさらに詳しく?

包茎手術とはいっても様々な種類があると前述しましたが、さらに詳しくその内容についてチェクしてみましょう。

包茎手術の選び方

包茎の悩みから解放されたいと思って手術を受ける方も多いです。しかし手術を受けようと思っていても、どのような手術を選べば良いのか分からない、という方も多いでしょう。包茎手術には複合曲線作図法をはじめとして色々な手術方法があります。根部切開法、背面切開法や環状切開法といったものは比較的多く使用されている手術方法になります。それでは、まずはその手術方法についてご紹介します。

複合曲線作図法は手術の中でも代表的な方法です。傷跡も目立ちませんし、きれいに仕上げることができますので人気があります。術後の傷跡が目立たないというのはとても大きなメリットがあります。複合曲線作図法は手術の切除ラインを亀頭のカリの少し下に隠すようにするので、手術跡が目立たないのです。この手術法なら傷跡もきれいに隠すことができますし、自然な仕上がりにすることができます。

ペニスは男性にとってとても重要な部分ですので、手術によって傷が残ってしまう場合には一生後悔することになるのです。そのため、複合曲線作図法では傷を残したくない、という人にぴったりです。ただし、この手術法というのは非常に高い技術が必要です。術後の性感帯を傷つけてしまい術後に勃起不全に陥ってしまうこともあります。そのため、手術をしてから感度が落ちるなどしないように手術方法は医師の質が術後の状態を大きく左右します。

複合曲線作図法は技術力の高いホウケイのクリニックでなければ受けることはできません。まずはこのような技術を持っているクリニックを探すことから始めてみましょう。

根部切開法について

切開手術
手術のひとつとして、根部切開法というものがあります。仮性の手術法というのは一般的には亀頭部分に近い包皮を手術する、ということが多いです。しかし、この根部切開法は根元部分の包皮を切除します。勃起時の大きさに合わせ包皮を引っ張って余分な部分を除去して根元部分を縫い合わせていきます。根部切開法にもメリットやデメリットがあります。

まず、根部切開法のメリットなのですが、根元部分の包皮をカットしますので、亀頭部分に影響を与えることが少なくなります。亀頭部分の包皮を切らないため、性感帯の感度が下がるというリスクも低くなります。仕上がりも自然にむいた状態に近くなるので、傷跡や仕上がりといった点でもメリットは大きくなります。傷跡が陰毛によって隠れて目立たない、という点もメリットの1つだといえます。

ただし、デメリットもいくつかあります。ペニスの根本部分の包皮が伸びやすくなることがります。手術後に性行為やマスターベーションをすることによって包皮が伸びてしまったり、再発をする可能性もあります。また、包皮を切り過ぎた場合には勃起したペニスが突っ張った感じが残ることもあります。それとは逆に包皮の切りが足りなかった時には普段でも亀頭が露出しない、ということもあるのです。ちなみに、勃起したときに締め付けがきつい仮性、真性というのは根本部分の切開法を行えないこともあります。

根部切開法は、一人ひとりに合わせたミリ単位での手術になります。そのため、手術を成功させるためには非常に高い技術が必要になるのです。手術の根部切開法を望まれる方は、経験が豊富で信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。

このように手術にはいくつか種類がありますので、手術の種類やメリットデメリットについてチェックしておきましょう。

保険適用手術って?

疑問
治療には保険を使用することができます。しかし、保険適用での手術には様々なリスクもありますので、治療と保険についてまとめてチェックしていきましょう。

保険が使える手術まとめ

・治療も、手術を受ける時には保険が利用できますが、保険で治療してもらえるのは真性とカントンだけです。なんでも保険で治療できるのではなく、保険で治療できるものは限られています。

・生活に支障をきたすほどのホウケイであり、病気であると判断されれば手術を保険適用で受けることができます。そうなると保険適用になるのは真性とカントンだけなのです。真性とカントンであれば保険適用で、保険で安く治療が受けれます。

仮性は見た目的な問題はあるものの、生活に支障が出ることはありませんし、早急に治療が必要なわけでもありませんので保険は適用されません。

・保険の場合、手術は泌尿器科で保険以外なら美容外科で手術を受けることになります。専門クリニックはこの美容外科に分類されます。

手術において保険が使用できる病院は、泌尿器科だけです。ホウケイを専門に扱っているクリニックでは自由診療となっているのです。泌尿器科であれば保険適用で、手術を受けることができます。

・なによりも見た目重視で、手術をしてほしいのであれば、保険適用ではなく専門クリニックでの手術をおすすめします。専門クリニックで保険が適用にならないのは、美容外科手術に分類されるからです。その点、保険適用になる泌尿器科は見た目はこだわらない手術なのです。

専門クリニックでは保険は適用されませんが、キャンペーンなども頻繁に行っています。このようなキャンペーンを利用すれば、保険は利用できませんが手軽に手術を受けることができるでしょう。

・手術は基本的には大きな違いはありませんが、手術方法もまた少し異なります。例えば、環状切開術は多く使用されますが、この手術方法であれば失敗というのはまず起こりにくいです。しかし、複合曲線作図法の方が見た目の仕上がりは良くなります。

・術後の傷跡が少し早く回復するためには、まずは信頼でき技術の高い医師に相談してみてください。

・手術には、根本切開法もありますが、根本切開法は仮性の手術において一般的で、亀頭部分にできるだけ近い部分を切除します。仮性などの包皮の長さを短くすることが第一、という場合にはおすすめです。

亀頭に負担をかけにくく仕上がりもきれいになりやすいですが、根本部分の包皮が伸びやすくなったり、切除する包皮の長さが短すぎると、勃起時につっぱるなど様々な悪影響が出てしまいます。比較的手軽に行える手術ですが、やはり医師の技術が十分でなければ、この根本部分を切除する手術でも失敗をしてしまうことがありますので十分に注意してクリニック選びをしましょう。

まずは自分の状態を細かくチェックして

どのような治療を受けるのか、そして保険を利用できるのかどうかは、自分のホウケイの状態をしっかりと把握することがまず第一です。

ホウケイに悩んでいるなら簡単チェック!

ホウケイに悩んでいるのであれば、まずは細かく自分の症状をチェックする必要があります。真性包茎もほぼ何の問題もない仮性包茎も包茎です。でも、中には手術が必要なものもありますし、機能上何の問題もないものもあるのです。まず、どのような包茎なのか、手術が必要かそれともそのまま放置しておいても問題がない状態なのか、必ずチェックしておくようにしましょう。

どの状態でどの程度包皮が剥けるのか

まず、亀頭は勃起状態でも平常時でも、手を使ってなど露出することができるのかを確認しましょう。どうやっても亀頭が一ミリも出ないような場合には、真性包茎である可能性が高いです。その状態であれば、亀頭を清潔に保つことができないので、恐らくかなりにおいが気になる状態にあるのではないでしょうか。または亀頭が腫れたりという病気になることが多くなります。

真性包茎を手術をしようとした場合には保険が適用されますので、手術が必要な包茎であると判断することができます。亀頭が若干見えるものなら無理して剥こうにすると痛みを感じてしまったり、亀頭を締め付けるような場合にはカントンであると考えられます。亀頭を出すことができ、勃起時には自然と亀頭が露出されるような場合には仮性包茎です。勃起をしても手で剥かなければちゃんと剥くことができない場合には仮性包茎でも症状の重い状態ですので、手術を受けるのも良いかもしれませんが保険適用にはなりません。

自分で剥くしかないなら

包皮を自分で剥かなければ出ないような場合には、残尿や汗といったものが亀頭と包皮の間でたまりやすくなりますので、夏場などにはこまめに洗浄しなければすぐに性病発症してしまうこともあります。真性ではないものの、仮性で症状が重い、という場合には保険はきかないのですが手術自体は非常に簡単なものになりますので比較的安く治療を受けることができます。勃起をすれば半分ぐらいは露出するという場合には仮性包茎でも症状が軽い状態です。少し手で引っ張れば亀頭が出るため包皮に覆われていていてもほとんど気になることはないんでしょう。このくらいであれば生活していく上でも支障は出ません。

何もせずとも亀頭がしっかりと露出しているような場合にはこれは包茎ではありません。手術の必要なんて一切ありませんしん最も健康的なペニスを手に入れることができる状態です。自分のホウケイのレベルをしっかりと確認した上で治療を受けるべきかどうかを判断しなければなりません。そうしなければより効率よくホウケイを治療することもできませんし、いつまでも不衛生な状態が続いてしまうことになるので注意しなければなりません。ホウケイは気にしなければならないレベルと、そうではないレベルがありますので、その違いを十分に理解しておくということがとても大切です。

包茎治療として病院に必ずしも行かなければならないのかといえばそうではありませんし、自分でできることもあります。包茎の度合いにもよるのですが、包皮を伸ばす方法もあります。

包皮を自分で伸ばすって?

通販などでよく目にするものとして、包皮口を拡げるピンセットのようなものを使用して、1日に30分程度包皮口を拡げるという方法もあります。

皮は広げればちゃんと伸びる?

包皮は広げればしっかりと伸びます。しかし、勃起時に包皮が剥けないという場合には、真性包茎の症状に該当しますので、このような場合には指を使用して包皮口を拡げるというのも1つの手段だといえます。つまり、必ずしも専用の器具を使用しなくても、包皮を伸ばすことができればそれで良いのです。

効果が絶対に出るわけではない

包茎治療は見た目を良くするというだけではなく病気などからペニスを守るうえでとても重要になります。包茎になると隅々まで洗浄することができないために包茎ではない人に比べると性病などを発症しやすいといわれています。ただし、自分で治療をしたからといって必ずしも効果が出るとは限らないので、気長に自分での治療を続けていく必要があります。

包茎治療は見た目がよくなる?

包茎治療は見た目が良くなるというイメージが強いかもしれませんが、病気を事前に防ぐ働きがあるというの理解しておかなければなりません。

早めの治療が重要

包茎における悩みというのは、とてもデリケートな問題ですので打ち上げることが難しいかもしれませんが、放置していると見た目は良くありませんし、病気にもなりやすいので注意してください。

自分でどうしようもなければ…

包茎を治療するために自分で包皮を伸ばすというのはとても効果的ですし、なにより費用を最小限に抑えながらも包茎治療ができます。そのため、手軽に治療にチャレンジすることはできるのですが、効果が出ないのであれば病院で治療をするべきです。

効果が出ないのに放置していると…

効果が出ないのにいつまでも自分でできる治療にしがみついていると、その間にも包皮と亀頭の間に大量の恥垢や雑菌が入り込んでしまい、不衛生な状態が一切改善されずに、性病などを発症するリスクばかりが高くなってしまいます。自分でどうすることもできないのであれば、できるだけ早く専門医に相談をしておくようにしてください。

仮性でも治療いる?

隠れる
男性であれば一度は頭を抱えたことがあるであろう悩みといえば包茎です。自分は包茎で自信を持てないという人も多いと思いますが、実際の所はどうなのでしょうか。

仮性包茎であれば手術は必要ない

仮性包茎の為に、自分のペニスにわざわざメスを入れる必要はありませんし、そのために高いお金を支払う必要はないのではないでしょうか。そもそも包茎には3つの種類がありますが、仮性包茎、真性包茎、カントン包茎の3つです。

仮性包茎ってそもそもなんなの?

日本人の包茎割合というのは70%といわれています。つまり10人中7人が包茎ということになるのです。これは実は日本人だけではなく世界的に見ても、男性の70%が包茎なのです。さらに70%の包茎男性の内に8割は仮性包茎ともいわれています。残りの2割が真性包茎、カントン包茎になります。

仮性包茎は恥ずかしいことじゃない!

割礼をしていない君というのは包茎の人が多いのですが、仮性包茎の人は問題がなければそこまで深くは考えなくて良いと思います。仮性包茎は恥ずかしいことではありませんしすぐに治療が必要なのかといえばそんなことはありません。ただし、仮性包茎でも衛生的なことを考えて割礼を行っている先進国もあります。生まれたばかりの自然な体にメスを入れるということに対して前向きではない国も日本を含めて多いですが、割礼を行っている国もあるのです。

そもそも包皮ってなに?

皮は本来ペニスを守るために覆っているだけのものですので、勃起時にしっかりと包皮が剥けて亀頭を露出することがさえできればなにも問題ありません。皮がきちんと剥ける仮性包茎であれば一般的なことであり、恥ずかしいと思う必要がないのです。問題なのは性交時などにおいて問題が生じている真性包茎、カントン包茎なのです。

真性包茎やカントン包茎は保険適用

包茎手術は泌尿器科や包茎クリニックで受けることができますが、泌尿器科での治療であれば、保険適用で治療が受けられます。保険適用が出来るのは真性包茎やカントン包茎だけであって、これは真性包茎やカントン包茎が病気であると判断されるからです。

仮性包茎の治療で保険は適用されない

真性包茎やカントン包茎であれば保険適用での治療も可能なのですが、仮性包茎の場合には保険適用にはなりませんし、必ずしも治療が必要というわけでもありません。しかし、見た目や衛生面において今より良い状態にしたいと思うのであれば、思い切って治療を受けてみるというのももちろん問題ありません。