一時期は性の乱れ、とか何とか言われて、初体験の年齢が下がっている、というニュースが流れていました。しかし、今では「草食系男子」「絶食系男子」なんていう言葉が登場し、男女ともに初体験の平均年齢がぐんぐん上がっているそうです。
1.大学生の彼が包茎なんですが
1-1.大学生のうちに受けるべき?
1-2.真性治療年齢が遅い
1-3.彼氏が皮被りの場合の女性側のリスク
1-4.子供の頃から治療すべき?
1-5.どうしたらいいの?
これは、一般社団法人日本家族計画協会が発表した意識調査(2015年)に基づいた話なのですが、初体験の年齢はたった6年間で23歳から29歳に上昇。しかも20代男性の性行為離れがひどい、という結果が。
大学生の彼が包茎なんですが
ですから、ペニスについて関心を持つ度合いももしかしたら下がっているのではないか、と思われます。しかし、大学生ぐらいになると彼女もできる人がぐっと増え、彼女から指摘されて、というような話もどんどん増えていくようなのです。実際の声を知るべく、大学生の彼氏がそうなんです、という女性の話をネットからピックアップしてみました。
昔は初体験18歳というのが平均だったようですから、大学生ともなると当然興味はあるし、経験がある人も増えているでしょう。ところが、お相手が包茎であると、彼氏の方もそれを気にしてそういう関係に持ち込めない、女性の方もどうしていいか分からない、という事例が多いようなのです。知恵袋などを読んでみても、大学生の彼が被っているという場合、大半が「エッチはまだなのですが」とあります。
そしてそれに続いて「彼氏が手術を考えているようなのですが・・・」とあります。大学生でコンプレックスがあると、やはり積極的になれず、ホウケイを治してから、と考える大学生が多いということがよく分かります。実際の話、大学生の間に手術を受けようと思う人の割合は意外に高いのです。これは20代、しかも大学生時代が一番手術を受ける率が高いということからも見受けられます。
大学生のうちに受けるべき?
大学生の間に手術を受けると、実は学割がきく、というメリットがあるのです。大学せいならどこのクリニックでも学割があるわけではありませんが、大半のクリニックが大学生などの学生に対して学割を設けてくれています。手術、特に仮性の手術は保険適用外ですので、どうしても金額が高くなりがちです。大学生で高額な費用を支払うとなると大変ですので学割で数万円でも安くなれば大学生にとってはやはりありがたいものですよね。
ただし、大学生でも未成年である場合は手術をする際にも親権者の同意書が必要となります。もしできるのであれば、大学生の場合、手術うんぬんの前に親御さんに相談してみるというのも大切なことです。親は子どもの悩みには親身になってくれるものです。よいクリニックを探したりする手助けなどもしてくれる可能性があります。特に父親は、同じような悩みを抱えた時期もきっとあるでしょうから、よく分かってくれるのではないでしょうか。
真性治療年齢が遅い
真性の治療年齢が遅くなってしまうと大学生に限ったことでなく自分はもちろんパートナーに対しての影響が大きくなります。大学生になっても完全に包皮に覆われていて、カビが繁殖してしまうと、そのカビを女性に移してしまうことがあります。このようなカビが原因となって起こる病気もあります。
真性は年齢を重ねることで少しずつ症状を改善できると言われていますが、そういった人の割合自体は非常に少ないといわれています。児童のホウケイなどの幼年期の男子に見られるものです。大人になると次第にペニスも成長するので少しずつ仮性から普通のペニスになります。しかし、一部のペニスは真性から仮性に移行することなく真性のままになってしまいます。
真性の期間が長ければ長いほど包皮、亀頭の間に恥垢が大量に溜まります。そして雑菌やカビウイルスが繁殖します。それは同時に包皮炎などの症状を発症する可能性がある、ということです。
では、真性治療において最も適している年齢というのはいつなのでしょうか。治療に適切な年齢というのは20歳から22歳が良いと言われています。というのも、この年齢になるとペニスの成長はある程度終了してしまいます。つまり成長によって包皮に負われてしまっている状態の改善を期待することができないのです。
真性の状態が続くことによるデメリットというのは非常に大きいですので、大学卒業時点になっても真性が改善されていないのであれば治療を受けてみてはどうでしょうか。
ペニスの成長は50歳を超えても続くと言われていることもあります。しかし、真性の場合には包皮が亀頭を完全に覆っている、もしくは著しく癒着が激しい状態です。そのような状態では亀頭が成長できなくなってしまいます。少しずつ成長をしているのかもしれませんが、劇的な成長というのは20歳から22歳を過ぎてからはまず期待できませんので、その年齢を超えた時点で治療を行うというのは実に理にかなっているのです。
彼氏が皮被りの場合の女性側のリスク
「彼氏がホーケイでも別に気にしない」という女性もいますが、パートナーのペニスが包皮に覆われている場合のリスクもある、ということをお伝えしておきましょう。ホウケイの中でも真性のように亀頭を一切露出することができないという場合には、清潔さを保っておくことができませんね。その結果として包皮の中に恥垢が溜まり、雑菌が繁殖している可能性が高いのです。そのため、女性が膀胱炎になってしまう率が高いようです。加えて、その恥垢の中にいるヒトパピローマウイルスは、性交を通して女性に移り、子宮頸がんのリスクを高めてしまうのです。
子宮頸がんといえば、女性が発症するがんとして非常に多く、毎年多くの方が発症しているのです。このがんの発症原因がまさか自分が皮かぶりのせいだとは思わないでしょう。しかし、実際に彼氏や夫の汚い亀頭が原因となってがんを発症しているのです。
そしてもう1つ。予期しない妊娠を招くことがある、ということです。精子がもれないから大丈夫、と避妊をしないというのは問題外ですが、仮性の場合でも、場合によっては避妊具、つまりコンドームが外れやすくなり、しっかり避妊したつもりでも大学生なのに「できちゃった」となる可能性が他よりも高くなります。
コンドームというのはゴム素材ですので、亀頭部分に密着することで効率よく避妊を行うことができます。しかし、コンドームの避妊確率が100%ではない理由は、コンドームが破れてしまう可能性があるからです。そして破れてしまう理由というのは、コンドームの装着が十分ではない、ということが関係しています。
コンドームが密着しきれておらず、亀頭とコンドームとの間に空気が入ってしまうと破れてしまったり、外れてしまいます。
特に亀頭が包皮に覆われているとコンドームが十分に密着できなくなってしまい、外れやすくなり避妊に失敗してしまうのです。
子供の頃から治療すべき?
10代後半から20代前半の大学生であればペニスが成長し勃起を繰り返すことによって成長していき、皮が伸びるので次第に癒着が剥がれてき、解消されていきます。そのため、子供の頃からこの先のリスクを考えて治療をする必要はないといえます。しかし、15歳頃になっても完全に包皮に覆われていて、恥垢の蓄積が酷いような場合には子供でも治療を受けるというのは良いかもしれません。
もちろんマスターベーションの方法などによってある程度包皮と亀頭との癒着を緩和して症状を改善することも可能です。しかし、大学生などの多感な時期に悩んでいるというのは精神衛生上あまり良いこととはいえません。そのため、現在本気で悩んでいる、もしくは子供が悩んでいるような場合には、大学生だからと恥ずかしがらずに一度カウンセリングを受けてみるというのも良いでしょう。
どうしたらいいの?
大学生に限ったことではありませんが、女性は、彼氏が包皮に覆われていることによって自分の健康にも影響が出ることがあるということを知るべきです。大学生にかぎらず彼氏は女性にリスクを与えることもある、ということを理解し、皮被りの状態によっては手術も視野に入れることをお勧めします。