手術以外の切らずに治す包茎治療

以前、このサイトにて包茎には『仮性包茎』『嵌頓包茎』『真性包茎』の3タイプがあるという事を述べさせていただきましたが、この中で医学的には仮性包茎は包茎には当たらないという話をさせて頂きました。

手術が必要な包茎とは衛生上大きな問題がある場合や痛み・苦痛が伴っているため性行為が不能、もしくは排尿時に問題を抱えている場合となりますが、手術の他にもいくつかの治療方法が有ります。

包茎治療の種類

包茎の治療にはいくつかの種類が有り、手術での治療が最も皆さん思い浮かべる治療法だと思いますが、他にも矯正、自力訓練などが有ります。

矯正

さまざまなタイプの器具があり、これらを使用していわゆる癖をつけてしまうという方法です。仮性包茎の場合はそのまま矯正を行うことが出来ますが、仮性包茎、嵌頓包茎の場合にはまず皮が“剥ける”という状態にならなければ使用できません。矯正期間は3か月から1年以上かかるケースもあり、期間は個人差によるものが大きいと言われています。

矯正はシリコン製やチューブタイプのペニスに装着する物の他に、パンツ自体に矯正機能を備えた下着、皮に塗布する塗るタイプで二重瞼を癖づける物と同様の状態にすることで癖づける物、亀頭直下に貼るシールタイプ、包皮口を広げる器具を使用する矯正具などが有ります。

自力訓練

自力訓練とは皮を伸ばし、包皮口を広げて剥けやすくします。刺激を強く感じない部位の皮をつまみ、引っ張りながら徐々に皮を柔らかくしていきますが、皮を伸ばしやすくする訓練ですので、多少の期間を必要とします。

泌尿器科で受けられる包茎手術

環状切開術

亀頭下に横向きでペニスを1周するように切開を行い、出血が少ない事が最大のメリットですが、術後に包皮の色が変わってしまいツートンカラーになりやすいため、最近では殆ど行われていません。

背面切開術

亀頭を包んでいる皮を縦に切開して縫合します。ただし、この術法を単体で行うことは現在は稀で、余った皮を環状に切開をして縫合する背面切開環状切除術として行われる事が多くなっています。

クリニックで受けられる包茎手術

Vカット小帯温存法

小帯(亀頭の裏側にある筋)を残した状態でV字にカットします。この正体は亀頭と包皮をつないでいるだけではなく、性感帯が有る事でも知られている部分で、包茎手術を行うことで性感帯の感度低下を防ぐことを目的としているため、多くの場合は亀頭直下埋没法や亀頭下環状切開法と同時に行われています。

亀頭直下埋没法

最も多く実施されている包茎手術で、包皮内板を切除したうえで亀頭の溝にある淵部分の雁(カリ)と呼ばれている部分で縫合を行い、傷痕及び縫合跡が殆ど目立たない手術法です。

亀頭下環状切開法

亀頭直下埋没法と環状切開法を組み合わせた手術法で、包皮抜血側の粘膜を切除し、小帯を切除せず温存し、雁の部分で縫合を行います。

クランプ法

かつて一般的であった手術法で、亀頭に、クランプを被せて上部の余った皮をリング状の専用器具で切開ラインを決めて切除を行うという手術法です。出血が少なく20年ほど前まではとてもポピュラーな手術法でしたが、ペニスの個人差に対応する事が出来るクランプが少ない事や傷跡が目立ちやすいというデメリットが大きく、現在では殆どこの手術法を行っていません。ただし、外国の幼児期の割礼では現在もこの方法にて行われている様です。

根部環状切除術

バックカットとも呼ばれており、ペニスの付け根(根本)を輪っか状に切取る手術法です。陰毛に隠れて傷痕や縫合跡が見えにくくなるほか、包皮自体には性感帯の感覚低下も起こらないので人気の手術法の一つですが、手術の際に皮を根元まで下げる必要があるため、包皮口が狭い方には不向きです。

埋没陰茎矯正術

ペニスの付け根にメスを入れた後、ペニスと骨を繋げている靭帯を一部はがしてペニスを引っ張り、ペニスが元の位置に戻らない様に縫合を行います。この術式では短小で悩んでいて、尚且つ包茎の方にとっては一度の手術で包茎と短小を克服できるので男性にとってはとても嬉しい手術法ですが実際に手術を行っているクリニックは少ないのが現状です。

また、各クリニックでは独自の手術法などを有している所もありますので、先ずはどのような手術法が有り、自分にはどの手術が最も適しているのか医師と相談を行って決めると良いでしょう。