切らずに治せるタイプ別の包茎治療

包茎には仮性包茎、カントン包茎、真性包茎と3タイプあり、放置する事で不衛生になり思わぬ症状を起こしてしまう事も有ります。また、不衛生な状態になりやすいため、性病にもかかりやすくなる事がわかっています。最悪の場合にはパートナーにも性病をうつしてしまう事態にも繋がりかねません。そんな事にならないためにも、しっかりと包茎について知ったうえで、適切な治療を受けましょう。

真性包茎の治療

癒着している場合

亀頭と包皮が癒着をしている場合、手で皮を剥こうとしても剥く事が出来ません。無理に剥いてしまうと癒着している状態なので、のちに大変なことになり、最悪の場合は緊急手術を行う必要も出てきますので、注意しなくてはいけません。真性包茎の方で亀頭と包皮が癒着を起こしてしまっている場合は、少しずつ癒着部分を剥がしていくしかありません。

ただ、強くしすぎると出血を伴う事も有りますので、入浴中など、包皮や皮膚自体が柔らかくなっている時にゆっくり、少しず行っていくのが理想的です。この方法の場合、かなりの日数を要することや、上手くいかなければかえって雑菌などが包皮口から侵入して不要な症状を引き起こす事も充分に考えられますので、出来れば自己治療では無く、病院やクリニックへ行って最適な治療法をしっかり受けた方が良いでしょう。

癒着はしていないが包皮口が狭い場合

包皮口を徐々に広げる治療を行うことになります。各病院やクリニックではチューブタイプやシリコン製の矯正器具があり、そういった補助器具を使用して徐々に包皮口を広げていく事になります。

カントン包茎の治療

カントン包茎は包皮口が狭く、皮を剥くと亀頭が締め付けられてしまう包茎の事をいいます。このタイプの包茎の方が無理に皮を剥く事で、最悪の場合にはうっ血を起こす事も考えられます。そうなってしまうと緊急手術を行うことになりますので、十分な注意が必要となります。嵌頓包茎の治療には癒着してない真性包茎の方同様、包皮口を徐々に広げていく事になり、矯正器具を使用して徐々に包皮口を広げていき、症状の改善を目指します。

仮性包茎の治療

皮が多い場合

このタイプの包茎の方は勃起時でも皮が多いため、自然には亀頭が包皮口より出ない状態になります。医学的には仮性包茎は包茎の定義には当てはまりませんので特に治療を必要としないのですが、恥ずかしい、パートナーに見られたくないといった場合、皮に剥き癖をつけていくしかないでしょう。剥き癖をつける場合も、矯正パンツや矯正器具を使用しながら行うことで、自力で治すよりは早い期間で癖づけが出来る事でしょう。

亀頭が小さい場合

亀頭が小さいため、勃起時でもいつの間にか皮がかぶってしまう状態になってしまいます。しかし、こちらも本来は包茎の定義には当てはまらない包茎のため、無理に病院で手術を行うなきます。

その他の切らない治療法

最近ではクリニックでも独自の治療法によって包茎治療も様々な物が実施されています。そこで、切らずに治療を行う治療法もいくつかあります。

コラーゲン注入法

亀頭部分に麻酔を行った後、人体に影響のないコラーゲンを注入して亀頭部分を増大させることで包皮が戻らな状態を維持し、癖づけていく方法です。しかし、この方法のデメリットは次第にコラーゲンが体に吸収されるともとに戻ってしまうため、再びコラーゲンを注入するという事を癖がつくまで繰り返し行う必要があります。

ステロイド剤使用

皮膚を柔らかくする効能を持つステロイド剤を塗布して皮膚自体を柔らかくして包皮口を開きやすくする方法です。

これらの他にも各クリニックでは独自の治療法を持っている所も多く、ペニス自体を長くしてしまい、包茎の治療を併せて行う方法や、軽度の仮性包茎かつ肥満気味の方に恥骨周辺の脂肪を吸引し、脂肪に埋まっていたペニスを本来の位置に引き出す方法などが有ります。

ただ、多くのクリニックでは軽度の仮性包茎向けに行っており、カントン包茎や真性包茎の方は手術を勧められる事が多く、切らずに治したいとお考えの方はしっかりと意思を伝え、治療を行ってくれるクリニックを根気よく探す他無さそうです。