包茎でカントンなら手術必須?

包茎というのは仮性、真性、カントンといった種類があります。仮性は包皮が亀頭を覆っているのですが、勃起時などには簡単に包皮を剥く事ができる状態です。真性は包皮が亀頭を完全に覆っており、剥くことができません。そしてカントンは包皮が亀頭を酷く締め付けている状態です。

どうしてカントンになるの?

カントンは、元々真性の状態だった人が発症しやすい状態です。真性の状態で、そこから包皮を無理やり剥こうとした時に発症しやすいです。包皮を強引に剥くと、そこから包皮が元の位置にまで戻ることができなくなってしまい、ペニスを酷く締め付けてしまうのです。

また、真性の方が性行為をした時に勢いで包皮が剥けてカントンになることもあるのです。性行為の時に包皮が勢いで剥けてしまい、亀頭を締め付けている場合には強烈な痛みを感じます。さらに、勃起状態が続けば続くほど強烈な圧迫感で性行為なんてしていられなくなってしまいます。

無理やり治療しようとしてはダメ

カントンは自分で治療できると思われている方も多いようです。しかし、カントンは包皮がはまり込んでいる状態です。その状態で無理やり剥こうとすると陰茎から出血してしまうことがあります。

大量出血のリスク

陰茎というのはもともと血液が多く集まっている場所ですので、傷口が開いてしまうと大量出血に繋がります。非常に危険な状態になりますので、無理をして傷つけてしまうことがないようにしなければなりません。

亀頭部分が不衛生な状態に

カントンというのは包皮がはまり込んでしまうと動かすことは容易ではありません。

鬱血の原因になる

包皮がはまり込んでいる状態が長期間続くと鬱血してしまいます。そして鬱血をすると細菌が蓄積してしまい細菌も溜まりやすくなり、衛生面においてもマイナスなことばかりです。

そのため、少しでも早く治療を受けなければならないのです。早急に手術しなければ壊死して二度と元通りに戻すことはできません。ではカントンはどのような手術が行われるのでしょうか。

亀頭直下埋没法による手術

一般的にはペニスが勃起した時の大きさに合わせて必要のない包皮を切除します。この手術法では亀頭の下の部分で縫合しますので傷痕は分かりにくくなります。

もちろん、手術を行って医師の経験、技術といったものによって、術後の仕上がりといったものには大きな差が出ます。基本的には傷痕は目立ちにくいですが、技量の少ない医師が手術を行うと仕上がりも悪くなってしまうことがあります。

今すぐできる応急処置

無理やり包皮を剥くなどしてカントンを発症してしまった場合にはどうすれば良いのでしょうか。

とにかく元に戻す

カントンになると包皮が亀頭部分に完全にはまってしまうことが大半ですが、場合によっては完全にははまっていない事があります。完全にはまっていないのであれば、すぐに元に戻そうとすれば戻ることもあるのです。

ただし、すでにはまってしまっているのであれば、無理やりに戻すことがないようにしてください。一度はまってしまった包皮を無理して戻そうとすると、包皮が裂けてしまったり、出血の原因になります。

その傷口から雑菌などが入り込んでしまうと感染症の発症リスクが高くなります。カントンになって包皮が亀頭を締め付け、鬱血のリスクが高くなってしまうのであれば、早急に治療を受けてください。

自力で治療は不可能

包茎治療というのは、仮性であれば毎日剥くようにすることで簡単に治療をすることはできます。真性であっても、お風呂に入って包皮を伸ばしたり、器具を使用することで時間はかかりますが少しずつ治療をすることはできます。

カントン包茎を自分で治すなら

お風呂
カントン包茎というのは包茎の中でも厄介なものです。そのため手術が勧められるのですが包皮とはいってもカットされるのはやはり恐いですし、その費用も高額です。自分でカントン包茎を治療することができないものかと思ってしまいます。

そこで、カントンを自力で治療する方法、そして治療する前に知っておくべきことについてご紹介します。カントンを自分で治療する方法というのはどのようなものがあるのでしょうか。まずは、自力でカントンの治療をするために器具を使用しない方法、そして器具を使用する方法について考えてみましょう。

まず、器具を使用しない方法としては、入浴時に包皮口を広げるようにしましょう。包皮口の左右に両手人差し指、親指でつまみ、横方向に広げていきます。無理をして広げてしまうことがないように十分に注意してください。

無理をしてしまうと、包皮が裂けてしまい出血してしまいます。ペニスを刺激することで、勃起してしまった場合には、深呼吸をして気分を一度落ち着かせてから勃起が静まるのをしばらく待ちます。そして指で包皮口を広げたり、勃起したままの状態で亀頭の先端を露出させるように包皮をペニスの根本方向に引っ張りましょう。

この時、無理をして引っ張ることがないように十分に注意してください。一気に引っ張ることで、最悪の場合には亀頭が包皮口で酷く締め付けられてしまい、亀頭がうっ血して取り返しがつかない状態になることもありますので、細心の注意を払いつつ少しずつ引っ張っていきましょう。この流れを毎日続けて、最低でも1ヶ月は続けるようにしてください。包皮口を広げる前にペニス、手や指は必ずきれいに洗浄しておくようにしてください。

包皮口がある程度広がったら、亀頭の最も太い部分に到達した時点で違和感があるかどうかを確認しましょう。その時に、もしも強烈なヒリヒリ感や圧迫感を感じているような場合には、まだ包皮の伸びが十分ではないので、入浴時においてまた同じように包皮を伸ばす作業を続けるようにしましょう。

亀頭を勃起させる時にはエロ動画などを見て一度完全に勃起させます。中途半端な勃起の場合にはつっぱり感を伴いますし、包皮口の広がりを実感できなくなるからです。中途半端な勃起状態だと包皮口の伸びが不足して、亀頭がうっ血した状態になって手術を早急に受けなければならないということもあります。

器具を使ってみる

カントンを治療する場合、器具を使用することもあります。この器具として代表的なものはキトー君です。このキトー君の先端部分にある包皮口に入れます。キトー君の先端部分は丸くなっている状態ですので、亀頭に触れても強烈な突っ張り感を感じる、といったことはありませんので安心しましょう。

そしてキトー君のグリップをギュッと握って包皮口を広げます。包皮口から外れやすくなりますので、もう一方の手の親指、人差し指で外れないようにします。包皮口に包皮を引っ張られていることが実感できればそれで問題ありません。毎日2回、20分から30分程度は持続させるようにしましょう。キトー君で包皮口を最低でも20分は広げていられるように維持してください。

このようなことをしなくてもカントンを治療できると思われるかもしれませんが、カントンが自然に治療されることはまずありません。若いし、そのうち治るだろうと思っていても、カントンの場合には自然に治ることはありません。そのため、できるだけ自分で治療できる方法を試してみて、それでもダメな時には思い切って手術を選択するのも良いかもしれません。

しかし、カントンは自力で治療をしようとすると思わぬトラブルが起こる可能性が高いので、やはり専門医に相談をするというのがおすすめです。

カントンになる理由をまとめてみた

どうしてカントンになってしまうのか、という事はある程度わかっていただけたと思います。それではこれまでの内容を簡単にまとめていきたいと思います。

カントンで手術が必要な理由をまとめて

まとめ
・カントンはもともと真性の状態だった人が発症しやすいタイプです。真性の状態のペニスを無理やり剥こうとした場合に、包皮が亀頭を締め付けることによって亀頭部分がうっ血してしまうのです。

カントンは自分で治療しようとしてはいけません。もちろん自分で治療しようとしてうまくいくこともありますが、カントンの場合包皮が亀頭に食い込んでしまい、症状が悪化してしまうことが多いのです。

・亀頭は血液がもともと多く集まっている部分ですので、無理をして自分で治療しようとしてしまい、傷をつけてしまうと出血し、出血が止まりにくくなります。大量出血につながれば非常に危険な状態になりますので、傷つけてしまうことがないようにしなければなりません。

カントンは真性と同じように、早期に治療が必要なタイプに分類されます。しかし緊急性という点では真性よりも手術を受ける必要性は高いといえます。というのも真性の場合には、亀頭が常に包皮に追われていることによって、不衛生な状態であるものの、緊急性はないからです。

・真性は亀頭と包皮の間に雑菌が溜まったり、恥垢が溜まることによって、性病などを発症しやすくなってしまったり、性行為の際に女性に対して悪影響を及ぼすことが多いのです。また勃起するときに違和感を感じるために性行為自体ができない場合もあります。そういったことから真性は手術を受けるべきだと言われていますが、一刻も早く治療をすべきなのかといえばそうではありません。ある程度の猶予があるのです。

・カントンの場合には、亀頭が激しく締め付けられていることによって、水ぶくれのように腫れあがることがあります。場合によっては水風船のようにパンパンに腫れあがることもあります。そのような状態になると激しい違和感を感じると同時に、亀頭が壊死する可能性があるため早急に手術が必要なのです。

真性を治療しておけば良いのですが、真性を放置し、無理に包皮を剥こうとした場合にはカントンになりますので、できることであれば真性の状態の時に治療しておくべきです。

・真性やカントンとは異なり、仮性の場合には緊急性はありませんし、手術は絶対に受けなければならないというわけではありません。

・カントンを発症している場合には、性行為を行うことはまず不可能ですし、真性が一時的に剥けている状態ですので、亀頭に雑菌が多く付着している場合には、女性に与える影響も大きいといえます。
きとーくん

・器具を使用しない方法としては、入浴時に包皮口を拡げることです。包皮口の左右の包皮をつまんで、横方向へ拡げていきます。無理をして広げないように注意しましょう。

・無理をしてしまうと、包皮が裂けて大量に出血することもあるので注意してください。ペニスを刺激することによって勃起した場合は深呼吸をしてから心を落ち着かせて、勃起状態が静まってからにしてください。指で包皮口を広げてしまったり、勃起した状態で亀頭先端部を露出させるようにしていきます。

包皮口がある程度広がったら、亀頭の最も太くなっている部分に違和感があるのかどうかを確認してください。

亀頭の最も太い部分に強い圧迫感や痛みを感じるような時には、包皮の伸びがまだまだ不十分ですので、入浴時にも包皮を伸ばすようにしっかりとトレーニングを行うようにしてください。

・もしも自分で包皮を伸ばすのに成功したら、ペニスを勃起させて、一度包皮を剥くようにしましょう。そこで酷く亀頭を圧迫しているような場合には、カントンである状態を改善できていないので、無理をせずに一度勃起状態を解除してから、また別の方法でカントンを改善できるように努力してください。

・カントンを治療する場合、器具を使用するのも1つの手段です。代表的なものはキトー君です。このキトー君の先端部分を包皮と亀頭の隙間に入れて拡げていきます。

・包皮口から外れやすくなるので、指で押さえて外れないようにするのも良いでしょう。包皮口に包皮を引っ張られていることが実感できていればそれで正解です。1日に1回から2回、キトー君を使用して包皮を伸ばしていきます。

・カントンを治療するのはかなり大変だと思われるかもしれませんが、カントンが自然と改善されることはまずありません。まだまだ年齢も若いし自然と治るはず!なんて信じている方も多いと思いますが、そのようなことはありません。なにもしなければ、そのままカントンのままです。

・ただ、自分で一生懸命に努力したとしても、様々なトラブルを引き起こす可能性がありますので、やはり安心なのは専門医に相談をするということです。クリニックには色々なものがありますが、やはり実績がある程度高く、信頼出来るクリニックを選ぶようにしてみてください。そうすればカントンでも効果的に、そして安全に治療をしてもらうことができるはずです。

カントンは修正手術の実績あるクリニックへ

医師の指示
カントン包茎は包皮口が狭すぎることによってペニスを圧迫してしまっていますので、カントン包茎の人が通常時において剥ける状態にしておくということには注意しなければなりません。ペニスが締め付けられても、包皮を戻すことができないからです。

カントンは自分で治療しない

カントン包茎を治療するのであれば、自分で手術するのではなくできるだけ包茎クリニックで受けるようにしてください。重度のカントン包茎の場合には、ペニスの包皮をめくると包皮の先端部分が締め付けることによって血液がたまり、包皮を戻すことができなくなってしまいます。包皮の傷やたるみによってツートンカラーの境目はしっかりと隠れることになるので、他人の視線を気にすることもありません。仮性包茎は包皮をずり下げることで一時的に包茎の状態ではなくす、ということも可能です。自分の取り組み次第で無理をすることなく剥けるように癖をつけるのは、仮性包茎だから可能なのであって、カントン包茎の場合には自分で判断をして自分で治療をするのは不可能です。

信頼できるクリニックで治療を

カントン包茎の治療を行う場合にはもちろん、包茎手術というのは決して難しい治療ではありません。しかし、技術がどの程度あるのか、どのくらい丁寧な治療を行ってくれるのかがとても重要なポイントになります。不妊治療を行うことが出来なければ、最悪の場合は非常に大きな傷が残ってしまうこともあるのです。そういったことからも、できるだけ治療をしっかりと受けられるようにクリニック選びをすべきです。

例えば修正手術を行っており、修正手術の実績の高いクリニックというのはおすすめです。というのも修正手術というのは普通の包茎手術に比べると非常に高いスキルが必要になるからです。一度手術を行った部分で、失敗したり汚い仕上がりになっている場合に修正手術を受けます。一度手術を行って汚くなった部位などを綺麗に戻す場合には非常に高い技術が必要になるのです。そういったことからも、修正手術における実績の高いクリニックというのは、安心して手術を任せることができるのではないでしょうか。カントン包茎の手術はできるだけ失敗したくない、できるだけきれいな仕上がりにしてほしいと思うのであれば、しっかりとクリニック選びを行うようにしてください。

包茎治療は手術が一番

再手術
カントン包茎を治療するのであれば、やはり手術を受けるのがおすすめです。

カントンは治療するのが一番

カントン包茎の場合には、症状を根治させるにはやはり手術を受ける以外に方法はありません。カントン包茎専用の手術、というものではありませんが、真性包茎などと同じで亀頭直下埋没法、複合曲線作図法などを使用して治療していくくことになります。どのような方法でも、余っている包皮を切除することになりますが、手術の方法によって、治療の方法は少しずつ異なります。

亀頭直下埋没法って?

亀頭直下埋没法であればペニスが勃起した時のサイズなどを正確に計測したうえで、どのくらいの包皮を残すべきなのかを計算したうえで手術を行います。また、環状切開の場合には必要のない部分の包皮を環状に切開をしていきます。

複合曲線作図法って?

複合曲線作図法は全てのクリニックで行われている治療方法ではなく、一部のクリニックにおいて行われています。亀頭のすぐ下の包皮を切除したうえで残っている包皮を縫い合わせる治療方法です。傷跡がほとんど目立たず、性感帯を切除してしまうリスクもありませんので、性行為における影響も出にくいのが特徴です。ただし、医師の手術の技術によって仕上がりは全く違ってきますので、実績のある医師でなければなりません。

包皮を剥いた状態でどの程度包皮が残っているのかによって、治療方法も全く違います。カントン包茎をどう治療するべきなのかを正確に判断したうえで治療方法を選ばなければ、仕上がりが悪くなってしまいます。

カントン包茎をズルムケの状態にできるのかといえば難しく、仮性包茎の状態にまで改善することはできます。また、そもそも仮性包茎に極めて近い状態のカントン包茎であれば、無理をして手術をせずにすむこともあります。ただし、手術が必要なのかどうかは医師に相談をしてから決める必要があります。

こういったことからも、どのような医師に治療をしてもらうのか、というのがとても重要なことなのです。カントン包茎は包茎の中でも痛みなどが強いものですので、つい医師選びを安易に行ってしまうものです。しかし、医師選びが非常に重要であるということを十分に理解したうえで、一度冷静になってから医師選びをしてください。そうすればより確実、きれいな仕上がりにすることができるのです。