包茎を矯正することはできる?

できる

包茎を矯正するにはどのような方法を選択すべきなのでしょうか。

包茎の矯正は簡単に見えてそうではない?

包茎を治療するのであれば、手術が最も手っ取り早いのではないかと思われるかもしれません。しかし、手術だけが包茎の治療方法ではないのです。

包茎手術と矯正の違い

包茎手術はその名の通り、包茎を手術によって改善します。包皮に覆われている状態のペニスを、包皮を切除することで亀頭を露出するのです。亀頭を露出することによって効率よく改善することができます。包皮が長く亀頭を覆っている状態ですので、包皮を切除することで根本的に包茎手術をすることができます。

矯正はなに?

包茎を矯正する場合には、包皮を切除するのではなく包皮に癖をつけるのです。包皮に癖をつけることで、包皮を一時的に剥けた状態にするのです。例えば、アイプチのようなものです。アイプチというのはまぶたを専用の接着剤でくっつけて一重を二重にするのです。そして接着剤を使用して常にまぶたをくっつけておくと、まぶた自体に癖がつくようになり、アイプチを使用していたことで二重を手に入れた、という人も少なくないのです。

包茎を矯正する時に使用するもの

包茎を矯正する場合には、とにかく一時的に剥けた状態にする、ということです。

身近にあるものを使う

包皮を一時的に剥いて、その状態を維持できるようにする場合、身近にあるものを使えることもあります。例えば、ヘアゴムです。ヘアゴムを勃起していない時のペニスにフィットするように切ったうえで包皮を固定します。包皮を固定することによって効率よく剥けた状態を維持できるのです。

接着剤を使うのはあり?

包茎クリニックにおいて、切除しない包茎手術として専用の接着剤を使用することがあります。医療用接着剤ですので安全に使用することができます。しかし自宅にある工具用などの接着剤を使用することは絶対にあってはなりません。そのようなものを使用すれば、皮膚がただれてしまうなどトラブルが起こりやすくなります。

包茎を矯正するなら安全な方法で

包茎は自宅で矯正できる場合もありますが、それならば安全に、確実に治療できるように専用のものを使用したり、クリニックで切らない手術で矯正してもらうというのが安全です。せっかく矯正をしようとしたのに、自分で治療したことによって酷くダメージを受けてしまうということになれば台無しです。

包茎手術は保険適用になるの?

説明
包茎手術も保険診療適用となることがあります。

どんな時に保険適用になる?

保険適用となるのは、真性包茎、カントン包茎だけになります。仮性包茎は自分で包皮を剥こうと思えば剥くことができますし、日常生活に支障がないために保険適用外ということになるのです。また、真性包茎やカントン包茎の場合には背面切開術や環状切開術を保険適用で受けることができます。

保険適用で受けることができる環状切開術は、包茎手術の中でもとてもポピュラーな手法だといわれています。ズル受けの状態になるまで包皮を切除して、そのままの状態で包皮を縫い合わせる、という方法です。医療用語でいうと余った部分を除去して、ズルムケ状態にしてから縫い付けます。保険診療が適用となると、2万円から3万円前後での治療が可能になります。

保険適用外の場合にはどうなるの?

仮性包茎の方が包茎クリニックにおける手術を受ける場合には、10万円前後となることが多いです。跡が残りにくく、抜糸の必要もない吸収糸を仕様することで、15万円程度費用がかかりますが、予算重視なのであれば、吸収糸を使うと3万円程度のプラス費用がかかりますので、予算重視なら10万円以下の一般的な治療を受けるというのが良いかもしれません。ただし、自由診療で相場よりも高額すぎる治療費を請求してくるようなクリニックは、やはり信頼できるクリニックとはいえないので注意が必要です。

環状切開術ってなに?

環状切開術は、見た目よりも日常生活において支障を来さない程度にまで症状を緩和する、ということを目的としています。つまり、仕上がりを重要視しているようなものではないので、手術の跡が残ってしまったり、根本や先端で色が異なるツートンカラーになってしまうことがありますので、仕上がり具合を十分に確認しておく必要があります。

では、仕上がりが悪いの環状切開術を選ぶ人がいるのはなぜなのか、それはやはり保険適用内であり、金銭的な負担を大幅に軽減することができるからなのです。少しでも費用を抑えたい、見栄えなんてどうでも良い、というのであれば泌尿器科での環状切開術を試してみるというのが良いかもしれません。しかし、手術を受けるからには、少しでも仕上がりをきれいにしたい!女性の前で恥をかきたくない!そう思われるのであれば、包茎専門クリニックでの治療が良いかもしれません。