包茎手術は保険を使うべき？

包茎手術というのは、専門のクリニックはもちろん、泌尿器科においても受けることができます。専門クリニックで受ける手術と病院で受ける手術との違いはどのようなものがあるのでしょうか。

保険適用は真性とカントンだけ

保険が適用されるのは、真性とカントンだけです。手術のうち保険適用になるのは、日常生活において支障をきたす、ということが認められた時だけです。大半の方が大きな悩みを抱えている仮性というのは保険適用外になります。

条件は恥垢が関係する

包皮に覆われている状態だと、包皮と亀頭との間に恥垢が溜まります。そしてこの恥垢というのは綺麗に洗浄することができるのですが、真性やカントンの場合には恥垢を除去することができません。

恥垢を除去できなければ、雑菌が増殖して、衛生面において影響が大きくなりますし、同時に悪臭の原因となってしまうこともあるのです。恥垢を除去できないくらいに酷い包茎、つまりは真性やカントンの場合には保険が適用されるのです。

クリニックで保険は使えない

真性やカントンなのであればどこでも保険適用で治療を受けられるわけではありません。

クリニックでは保険がきかない

手術を行えるのは泌尿器科と専門クリニックになりますが、専門クリニックでは保険診療不可となっていることが大半です。専門クリニックでは無料カウンセリングはもちろん、夜間対応などもあり質が良く、なにより手術後の仕上がりも泌尿器科に比べると非常にきれいです。費用優先でとにかく安く手術を受けたい！というのであれば泌尿器科が良いですが、仕上がりという面では専門クリニックが良いでしょう。

手術が限られてしまう

泌尿器科での保険適用において治療をするのであれば、環状切除術が主に行われます。この方法というのはとても手軽に行うことができる手術ではあるのですが、その分仕上がりという面においては粗さが残ります。さらに裏筋部分も切り落とすことになりますので、性行為時の感度の低下に繋がることがあります。

保険適用時の包茎手術費用

病院の泌尿器科で手術をした場合には、診療報酬が決められています。おおよそですが、2万円の3割負担で7千円になります。そこに薬剤などの費用がプラスされて3万円前後になります。

専門クリニックなどと比較をしてみると、極めて費用は安いので魅力的に見えるでしょう。しかし前述したように手術方法を選択することはできませんし、クリニックに比べると仕上がりは粗いものになってしまいます。また、アフターケアという点においてもやはり専門クリニックと比較をするとかなり劣る部分が多々あります。見た目が悪い！傷痕が目立つ！といった機能面に関係のないことにはまずノータッチです。

専門クリニックが安心

専門クリニックであればより効率よく、そして良い仕上がりで手術を終えることができます。もちろん、それでも安く治療を受けるために泌尿器科を選ぶのもありですが、仕上がりの良し悪しによって、今後の男性としてのプライドに関係してきますし、温泉などではもちろん、性行為時にも恥ずかしくてたまらない、という状態に陥ってしまうことがあります。

手術を受けて結局恥ずかしい思いをするのであれば、やはり多少高額でも専門クリニックで治療を受けてみてはどうでしょうか。

手術前の準備をチェック

包茎手術の前にはいくつか準備や心構えが必要です。包茎手術の大半というのは、日帰りによって実施されている安全な手術になります。そのため、手術前には準備は特に必要はありません。しかし、手術を決断する前の下準備、心の準備というのはいくつか必要です。では、手術前の準備というのはどのようなものが挙げられるのでしょうか。手術を決断したのであれば、まずはクリニックに連絡を入れて予約をします。この時、カウンセリングを挟んでもらうようにしましょう。

手術の直前のカウンセリングにおいては次のような項目を確認してみてください。どういった手術を実施しているのか、執刀医は誰なのか、執刀医の実績や常勤の医師なのかどうかもチェックしておかなければなりません。もちろんアフターケアはしっかりとしているのかどうかも把握しておきましょう。

術後の生活における制限などについても、手術前にしっかりと理解しておく必要があります。それらのことを正確に回答してくれないような場合には、その病院は信用しきれない、という可能性もあるのです。そのため、他の病院にカウンセリングを受けにいくというのも良いかもしれません。

特に料金に関しても手術前の段階でどのくらいの費用がかかるのか、ということを明確にしておきましょう。クリニックによっては手術には関係のない施術をオプションとしてプラスしていくようなこともあります。治療を行っていたはずなのに、気がついた時にはペニスに真珠を入れられたり、亀頭増大術を勧められるなど、望まない勧誘を何度も受けなければならなくなってします。ちなみに泌尿器科では保険対応です。

色々なオプションがプラスされて気がついた時には100万円以上もの費用がかかってしまう、ということもあるのです。そのため勧められたものが自分に本当に必要なものなのかどうか、ということを十分に考えておかなければなりません。

また、そもそも包治療におけるデメリットもある、ということを理解しておかなければなりません。これは手術が失敗する可能性がある、ということではありません。例えば、包皮に覆われていたことで外部からの刺激に良い意味で敏感だったにも関わらず、ホウケイを治療したことで外部からの刺激に晒されることで性行為による刺激に耐えられるようになります。その結果、著しく遅漏になってしまうこともあるのです。また包皮が亀頭と膣内における摩擦を軽減する役割をしていないも関わらず、それがなくなることで摩擦による痛みが大きくなることもあります。

また、手術というのはその大半が切除を伴う外科手術になります。そのため、術後の生活にある程度の制限が加えられるのです。特に気になってしまうのは入浴です。術式や病院の方針によっても異なるのですが、お風呂に浸かるのは手術から最低でも1週間は経過してからでなければなりません。これはシャワーでも同じです。傷口がある程度塞がるまでには時間がかかります。その間というのは感染を防ぐためにシャワーが制限されるのです。

2日間は濡らしたタオルで身体を拭く程度にしなければなりません。身体をきれいに洗うことができないので、できれば手術を受けるのは夏場よりも汗をかきにくい時期の方が良いかもしれません。また、一定期間仕事を休んで手術を受けるというのも良いかもしれません。

ホウケイというのは手術を受けることで手軽に治療できるようになっています。しかし、それでも手術であることには違いありませんので、その手術の安全性や手術のメリットやデメリットについて十分に考慮したうえで納得できれば、是非手術を受けてみてはどうでしょうか。ホウケイ中でも真性やカントンとなればそのまま放置をしていても何も良いことはありません。最悪の場合には性病を発症してしまうこともありますので、真性やカントンであれば早急に手術を受けてください。

治療を少しでも安く確実に

手術はどこで受けるのがベストなのか、ということは分かって頂けたでしょうか。これまでの内容を一度まとめてみたいと思います。

ホウケイを一番良い方法で治療したい

・治療において保険が適用されるのは、真性とカントンだけになります。手術のうちに保険適用になるものは、日常生活においては支障をきたすということが確認された時だけです。男性が悩んでいる仮性は保険適用外になります。

・包皮に覆われている状態であれば、包皮と亀頭との間に恥垢が溜まってしまいます。恥垢は仮性であれば洗浄できますが、真性やカントンの場合には恥垢をしっかりと除去できません。恥垢を除去することができなければ、衛生面において影響が非常に大きくなります。

・真性やカントンでも、クリニックで手術を受ける場合には保険は適用にはなりません。手術を行えるのは泌尿器科と専門クリニックになりますが、専門クリニックの場合には保険診療不可となっており、保険が適用となるのは泌尿器科での治療のみです。保険で手術したい、保険を利用したい方は専門クリニックにしましょう。

・泌尿器科での保険適用治療の場合、クランプ法か環状切除術が主に行われます。この方法なら手軽に受けることができますが、仕上がりという面においては粗さが残ります。裏筋部分も切り落とすことになるので、性行為における感度が低下することに繋がります。

・保険がきく病院の泌尿器科で手術をした場合、保険で診療報酬が決まっています。2万円の3割負担で7千円になるのですが、薬剤における費用などがプラスされるので3万円から5万円程度になります。専門クリニックなどと比較をしてみると、費用は非常に安いので、魅力的に見えると思いますが、手術方法を選択することはできません。また、クリニックに比べると仕上がりというのはとても荒くなってしまいますし、見た目が悪く傷跡が目立ってしまうこともあります。

・専門クリニックで保険を利用すれば、良い仕上がりで手術を終えることが十分に可能です。安く治療を受ける場合には泌尿器科を選ぶのも良いのですが、仕上がりの良し悪しという点は無視できません。男性としてのプライドに関係しますし、温泉、性行為時にも恥ずかしくてたまらないということに陥ってしまいます。

・包手術は、日帰りで実施されることが多いのですが、手術前には準備はあまり必要ありません。ただし、手術通を決断をする前の下準備や心の準備といったものが必要になります。クリニックに予約をする場合には、保険を使えるかどうかはもちろん、事前にカウンセリングを受けるようにしておきましょう。”

・保険で治療ができるのは魅力的です。保険を利用するには保険が使えませんが、泌尿器科なら問題ありません。
保険を利用したいけど、どうすれば良いか分からないのであれば、保険についても、保険による湯術の仕上がり方などもチェックしておいてください。

・料金に関して手術前の段階でどのくらいの費用がかかるのかを明確にしておきましょう。クリニックによっては手術には関係のないオプション料金を取ろうとすることもあります。

・治療を行っていたはずなのに、気がついたら本来は求めていないような亀頭増大術を勧められるなど、望まない勧誘などをされることもあります。

・色々なオプションがプラスされて気がついた時には、高額な費用がかかってしまう、ということもあります。勧められたものが自分に本当に必要なのかを必ず確認してください。

・そもそも包治療におけるデメリットもあることは必ず理解しておいてください。手術が失敗する可能性がある、というのではなく包皮に覆われていることで外部からの刺激に良い意味で敏感だったものの、治療を受けてから刺激に耐えられるようになるということもあります。その結果、早漏になることもあるのです。

・包皮が亀頭と膣内においての摩擦を軽減する、という役割をしていないのに摩擦による痛みが大きくなることもあります。

・手術はその大半が切除を伴う外科手術になります。結果、術後の生活にある程度の制限が加えられるのです。やはり気になってしまうのは入浴です。術式や病院における方針によってもまったく違ってくることもあります。

・お風呂に浸かるのは手術を受けてから少なくても1週間は経過してからでなければなりません。傷口がある程度塞がるまでには時間がかかりますので、その間は感染症などを予防するためにもお風呂は制限されます。

・2日間は濡らしたタオルで身体を拭く、という程度にしなければなりません。身体をきれいに洗えないので、手術は夏場よりは冬場の方が良いでしょう。

・もちろん一定期間仕事を休んで手術を受けるというのも問題はありません。ホウケイというのは手術を受けることができれば治療を受けることは簡単です。

・しかし、そもそも手術であることには違いありませんので、その手術の安全性、手術におけるメリットやデメリットについては必ず考慮しておいてください。

・ホウケイでも真性やカントンとなればそのまま放置をしているのは非常にリスクが高いです。場合によっては性病を発症してしまうリスクも高くなってしまいますので、真性、カントンの場合にはできるだけ早く治療を受けるようにするべきです。

・自分でなんとかできるレベルのホウケイもあればそうでないホウケイもありますので、そのことを十分に理解しておくようにしてください。

手術後に気をつけるべきこと

包茎手術を受けた時は当日よりも、手術が受けた後に気を付けなければならないことがあります。

医師からの説明をしっかりと聞くこと

手術を受けた後は担当医からいろいろと説明があります。何に気をつけるべきなのか、どうやったことをしてはいけないのかなど様々なポイントを説明されるので、まずはその説明を十分理解する必要があります。

当日はとにかく安静にすること

手術当日はとにかく安静にしておくことが基本です。傷口は不安定な状態ですので軽い運動でも絶対に控えるようにしてください。シャワーはもちろん控えるようにして、体を動かさずに家でおとなしくしておきましょう。ここで無理をしてしまうと傷口が開いてしまったり、場合によってはひどく化膿してしまうこともあります。

シャワーはいつから入っていいの？

包茎手術当日は切らない手術などを行ったのであればシャワーに入ることはできますが、そのような特殊な手術でない限りはシャワーは一切NGです。シャワーのタイミングは、手術方法や担当医の判断によって変わってくるのですが、治療当日にOKと言われることもありますし、術後3日程度はシャワーに入らないようにと言われることもあります。傷口に痛みなども無くシャワーなど入っても全く問題ない様に感じても、一度は担当医に相談をしてからにしてください。

運動や飲酒はいつからOK？

運動はいつから、どのくらいの負荷のものであれば行える？

軽い運動はいつから？

ジョギングなどの軽い運動であれば、お風呂に入れるようになった時点で行なっても問題はありません。しかし自転車のように股間部に刺激や負担が大きな運動は、できるだけ控えてください。

飲酒はいつから？

基本的に手術から1週間程度は禁酒すべきです。飲酒は正常よりも血圧を高くしてしまったり、血液の流れを良くするという効果がありますので、傷口がしっかりと閉じていない状態で飲酒をしてはいけません。禁酒期間3日から2週間程度ですが、術後1週間でだいたい解禁されることが多いです。タバコに関しては原則として手術を受けた当日からでも問題はありませんが、医師によって見解が分かれる様です。

消毒や洗浄も忘れずに

手術後には消毒や処置がある程度必要になります。決して難しいことではありませんが、消毒をするタイミングや包帯を外すタイミングなどをいくつか押さえておくべきポイントもありますので、医師からの説明を十分に理解した上で行うようにしてください。

包茎手術を受けたのに元に戻る？

包茎手術を受けようと思っているものの、手術を受けても元に戻ってしまうのではないかと不安でなかなか手術にチャレンジできない人も多いのではないでしょうか。

本当に元に戻ってしまうことがあるの？

包茎手術を受けた場合には、ぴったりとサイズを合わせて包皮を切除するのではなく、少し余裕を持たせておいて切除します。余裕がなく常に突っ張った状態の包皮では勃起をすることもできないからです。陰茎の包皮がつっぱった状態だと上下運動もできません。

数年後に包皮が伸びて元通りに戻る？

マスターベーションによって包皮が伸びて、再び包茎になってしまうことはあるのでしょうか。包皮が伸びる原因として、皮オナニーがありますが、確かに皮オナニーは包皮を伸ばしてしまう原因になります。しかし、これは包皮が伸びやすい思春期や成長期の時期に包皮を伸ばす行為をするからです。

成長期でもないのに包皮が伸びない

10代が終わって、20代や40代など成長期が終わっている段階で手術を受け、仮にその後に皮オナニーを行ったとしても包茎が再発してしまうことはまずありません。

包皮がもとに戻ったら特異体質

包皮を切除したにも関わらず、再び包皮が亀頭を覆ってしまう程伸びるというのはある意味特異体質です。ただし、ある条件が重なることによって、包茎手術後にも包茎になってしまうことがあります。

体型の変化による包茎再発

包茎手術を受けたにも関わらず再び包皮に覆われてしまう、ということの大きな原因となっているのは、体型が変化しているからかもしれません。例えば、肥満になった、高齢化によって下っ腹が出た、といったことによってペニス自体が埋もれてしまうのです。

包茎手術後に再び包皮に覆われないために

包茎手術後に再び包皮に覆われてしまうリスクはゼロではありません。しかし、成長期に手術を受けた場合や、急激に太るなど再発してしまう原因が必ず隠れています。包茎手術を受けるのであればできるだけそれとリスクも考慮した上で、包茎手術後に皮オナニーをしないようにしたり、体重が急激に増加するのを防いだり、といったことを十分に理解しておくようにしましょう。普段の生活の中で再発のリスクはしっかりと抑えることができます。そのようなリスクを回避していたにも関わらず、再度包茎になってしまうということはまずないので安心してください。

包茎と早漏と勃起不全について

包茎は早漏と勃起不全につながっているといわれています。早漏と勃起不全は実は深い関係性があります。

早漏ってなに？

早漏というのは勃起力が、ペニスの大きさの何かしらの問題があるのか、といえばそうではありません。挿入をしてから射精してしまうまでの時間が非常に短いというだけです。この短い時間を延ばすことができずに、女性に十分に快感を与えることができないのです。あまりにも酷い場合にはパートナーとの間でギクシャクした雰囲気になってしまうことがあるそうです。女性を満足させることができないというのは男性としてもやはり非常に悲しい気持ちになってしまいますし、女性自信も満足できないので不満を感じてしまうかもしれません。

勃起不全って？

男性のペニスが固くある程度の大きさでなければ、女性器を刺激するピストン運動ができないことになります。この場合も女性は到底満足することができませんし、男性もまた自信を失ってしまうのは当然でしょう。勃起不全は40代以上の男性が多く若い時は普通に勃起していたのに歳をとってから昔の様にセックスできなくなってしまったという人も少なくありません。その様なことになってしまえば、当然男性としての自信も失ってしまいます。早漏は比較的若い年代の人に多いのですが、勃起不全は年齢を重ねてから発症することが多いです。

包茎が原因ではない早漏もある

セックスの経験が十分ではないことによって早漏になってしまうという人も多く、経験を重ねることによってそれらを少しずつ克服できるということもあります。それとは逆に
勃起不全に関してはバイアグラの様な薬剤を服用することによって改善できることもあります。包茎であることによって外部からの刺激に敏感になってしまい、著しく早漏になってしまうと性行為に対しても消極的になってしまいます。

性行為をすることに対して恐怖心を抱いてしまうと性行為をすることに過度に緊張感を感じたり、不安を感じてしまうことで十分に勃起出来なくなってしまいます。包茎が原因となって早漏になり、早漏が勃起不全の原因になってしまうという事は十分にありえるのです。包茎の人は早漏から勃起不全にまで陥ってしまうリスクがある、ということを忘れてはなりません。そのことを考慮した上で、性行為において支障が出ているのであれば早期に治療するというのも一つの手段なのかもしれません。