包茎手術後に学校や会社に行ける？

包茎手術の後の正しい過ごし方は、手術が終わった当日はとにかくまっすぐ自宅に帰るのが基本です。

術後は安静に

包茎手術を受けた人は思いのほか簡単に手術が終わったことでテンションも上がってしまい、熟語であるにも関わらず、ついついそのまま遊びに行ってしまうなどハメを外してしまいがちです。

しかし手術を受けたことには変わりないですので、術後はそのまま自宅に帰って安静にしておくようにしましょう。自宅に帰ると思っていたよりも術後ですのでどっと疲れが出て驚かれるかもしれません。

術後当日は学校や会社にはできるだけ行かない方がよいでしょう。中には術後でも学校や会社にすぐに行けるというようなことをアピールしているクリニックもあります。しかしどれだけ簡単な手術で体に負担が小さいとはいっても、皮膚を切除し体に負担をかけていることには違いありません。

アルコールは禁止

手術を受けた当日は非常に出血しやすい状態になっていますので、術後のお酒は禁止です。

もしも会社の同僚や学校の友達と飲み会の予定があったとしても、術後はアルコールは絶対に摂取してはいけません。アルコールを摂取することによって、血液が流れが良くなったことで術後に出血が増えてしまったり、傷口が炎症を起こしやすくなりますので術後は十分に意識をして禁酒してください。

手術の種類にもよりますが、手術の翌日には術後の出血も治りほぼ日常生活に戻ることができます。しかしどのような手術においても最低でも術後は2日から3日は安静にしておくべきです。手術当日は麻酔も効いていますので、そこまで痛みを感じないかもしれませんが、手術の翌日などには痛みが強く出る場合がありますので会社や学校に行くのはなかなか難しいかもしれません。

どれくらい安静にしておけばいいの？

手術を受けてから3日から4日が経過すると手術を受けた部分の痛みはほとんどなくなります。

手術を受けて3日から4日が経過した頃にはほとんど元通りの状態になっていますので、日常生活に負担が出ることはほとんどなくなりますが、切除した部分のガーゼを取り替えたり消毒をしたりといった作業は必ず行わなければなりません。そのため、どうしても会社や学校を休めない、というのであれば必ず消毒用やガーゼの交換を忘れずに行うということを覚えておきましょう。

クリニックにもよりますが基本的にはお風呂に入っていいのは1週間が経過してからですし、激しい運動などもできません。肉体労働をしている家庭や営業職で外を歩き回る方はまだまだ本来の生活に戻ることはできないので無理をしないようにしてください。

包茎手術の直後にトラブルが出た…

包茎手術を受けた術後すぐから切除したラインに腫れが出ることがあります。

術後の腫れの原因となっているのは術後すぐであれば局所麻酔をしたことによる腫れで、この場合は数日経てば消えていきます。術後の陰茎の腫れと内出血によって酷い状態になってしまうこともあり、術後に凸凹してしまうこともあります。あまりにもでこぼこなので元通りの状態になるのか不安を感じるかもしれませんが、基本的には術後に時間が経過すれば自然と治ります。術後1週間程度経過しても腫れが引かない場合は何かしらのトラブルが起きている可能性があります。

ペリカン変形って？

ペリカン変形と呼ばれる腫れが術後に出ていることもあります。術後のペリカン変形は亀頭の裏側部分が大きく腫れ上がり、それを横から見たときにまるでペリカンのくちばしのようになってしまっています。亀頭直下法などを使用した場合に引き起こされる症状で、手術自体に問題がなければこの様な形になることはありませんが、ペリカン変形が起きているということは手術における何かしらのミスがあったということだと考えてよいでしょう。ひどい場合には亀頭が2つあるのではないかと感じるほどに大きく腫れることがあります。

ペリカン変形は裏筋の皮膚を多く残しすぎてしまったことによって引き起こされています。つまり切除する量が適切ではなかったということです。つまりこのようなペリカン変形の症状を改善するためには包皮ををもう少ししっかりと取り除く必要があるのです。

血液が原因の腫れ

場合によっては血液によって腫れが出ていることもあります。陰茎部分が腫れ上がってしまい、まるで陰茎自体が膨らんでいるような状態になります。これは血液によってペニスが腫れ上がっている状態ですが、包茎手術において血管が切断され、そこから血液が大量に流れ出し体内に溜まっている状態です。十分に止血を行わなかったことによって引き起こされていますので止血をやり直す必要があります。止血をしっかりと行い、修正手術さえしっかりと行えば症状は改善されますので、包茎手術後に何かしらのトラブルが起きている場合にはできるだけ早く医師に相談するようにしてみてください。