包茎と病気のリスクをチェック

病気

包茎であるということはそれだけで様々な病気の発症リスクが高くなると言われています。では、どのようなリスクがあるのかをチェックしてみましょう。

包皮に覆われている

包茎による病気というのは亀頭が包皮に覆われていることで発症します。

亀頭包皮炎ってどんな病気?

亀頭包皮炎という病気は、亀頭炎と包皮炎のことを指すのですが、亀頭と包皮のどちらにも炎症が起こるというのが多い病気です。そのため亀頭包皮炎と呼ばれているのです。どちらか一方を発症していることもあるのですが、これらの症状というのは包茎に多く発症していることがわかっていますし、亀頭炎と包皮炎とを併発していることが多い病気なのです。

この病気の症状は、包皮が腫れたり痒みや痛みを強く感じるようになります。出血することもあります。包茎の内側と亀頭の間とに大量の恥垢が溜まることで感染して、炎症が起こるようになるのです。この病気は進行や悪化すると尿道狭窄という排尿障害を引き起こすこともあります。

閉塞性乾燥性亀頭炎

この閉塞性乾燥性亀頭炎という病気は慢性的な炎症を引き起こすことによって、陰茎先端周辺部分の皮膚が硬化してしまうのです。そして尿道口に症状が及ぶ場合には閉塞されて排尿困難になってしまいます。外尿道口を開通させるために尿道口切開などの手術が必要になることもあるんです。

この疾患の大半は亀頭包皮炎という病気が原因となっています。包皮の弾力性、伸縮性が失われて、少しずつ包皮は硬く分厚い状態になります。包皮先端が少しずつ狭くなって、閉塞されてしまうのが特徴の病気です。

陰茎がんはどんな病気?

陰茎におけるがんなのですが、その大半は亀頭に発症します。男性が発症するがんの1%程度ですが、包茎の方に多く発症するといわれています。陰茎がんは、痛みを伴わないためになかなか症状に気が付きません。海綿体、尿道へと少しずつ広がっていき、排尿困難になって初めてがんの発症に気付く、というのも多いのです。

包茎が女性に与える影響

包茎であることで男性自身が病気を発症するというのはまだ仕方のないことです。しかし、男性だけでなく女性にも悪影響を与えてしまうというのはやはり避けたいものです。包茎による恥垢が引き起こしている女性の代表的な病気というのは子宮頸がんです。子宮頸がんの原因は全て明確にされたわけではありませんが、男性のペニスについている恥垢から感染をするといわれているので十分に注意しなければなりません。

包茎は不妊の原因にもなる

包茎はパートナーの女性が子宮頸がんを誘発してしまうだけにとどまらず、不妊にも影響してしまうのです。勃起時に亀頭を露出することができない真性包茎というのは子供を作るために膣内において射精しても、覆いかぶさっている包皮が邪魔をして精子が行き届きません。

尿路感染症について

尿路とは尿の通る道のことです。この腎臓において作られた尿というのは腎盂や尿管、尿道を通って排出されます。細菌やウイルスが尿内で増加して、感染すると尿路感染症となります。血液を介して腎盂に細菌が入り込むということがあるのですが、通常は尿の通る方向とは異なる尿道口から侵入をして、腎盂へと向かっていくものです。

小児や女性に多く発症するもので、成人男性が発症する理由の大半は包茎の状態に起こりうる衛生上の問題であると考えられています。尿路感染症を見過ごして、そのままにしていると細菌が血液に乗っていき全身に回ります。そして命に関わる敗血症になることもあるのです。

尿は、腎盂から膀胱、尿道を巡って体外へ排出されるのですが、尿路感染症の場合には原因となっている細菌が尿道などを通って排出されます。尿路感染の場合には本来身体の外へ出ていくものが体内へ逆に入ってきますので発症します。そして女性は男性よりも肛門や尿道口の距離が短いので、尿路感染症になりやすいのです。しかし、包茎の場合にも雑菌が繁殖しやすいですので尿路感染症になりやすくなります。また、大腸菌やエンテロバクター属などの菌、クラミジアなどによって感染症を発症する確率が高くなるのです。

上部尿路感染症とは?

感染
性行為によって性病に感染する病気、症状に悩まされる人が増えています。中でもクラミジアにおける非淋菌性尿道炎であったり、淋菌性尿道炎によって排尿時に強い痛みを感じたり、違和感などを感じる、膿が出る場合には注意が必要です。そのまま放置してしまい慢性化をすると重篤な症状を発症してしまうようになります。そのため、できるだけ早く包茎治療を行うというのが理想的なのです。

また、STDもあります。このSTDというのは性感染症の略語なのですが、セックスはもちろん、ペッティングやクンニリングスなどすべての性行為によって感染する可能性のある病気です。性行為の相手については同性でも異性でも関係はありません。原因微生物に関しては、細菌やウイルスなど多種多様です。

以前はセックスによって感染する病気を性病と総称していました。梅毒や淋病、リンパ肉芽腫といったものに限られていたのです。しかし、性の多様化によって感染をする病気、症状が急激に増加した現在では、このような性病を含む感染症を総称しSTDと呼びます。

性感染症の原因となっている病原体は、精液や膣液などの中に含まれており、靭帯の粘膜を介して感染するのです。また口腔、のどといったことから感染するのです。つまり、包茎でこれらの菌が亀頭と包皮の間に多く含まれている状態で性行為をしてしまうと、当然女性に性病を発症させてしまう可能性も高くなります。

紅色肥厚症について

紅色肥厚症はボーエン病の一種とされており、皮膚内がんという皮膚内部だけにがん細胞が留まっている状態です。そのため、がんの前駆症といえるのです。このがん細胞は真皮内部に入り有棘細胞がんになります。亀頭と包皮との間に蓄積された垢に雑菌が繁殖し炎症の原因になります。

また、HPVウイルスや放射線や砒素といった影響によって発症する病気でもあります。この病気の症状は赤みを帯びたビロードのような病変が特徴で、通常環状切開を受けていない男性に多く発症します。ボーエン病とい病気は、正常の皮膚との境界がはっきりしているので、性行為時に女性に気づかれることも珍しくありません。これらの病気の症状は、手術を受けていない方に多く発症しますので、包茎なのであればできるだけ早く治療を受けるようにすべきです。そうすれば性病などの病気を発症したり、病気を女性に感染させてしまうリスクを最小限に抑えることができます。

病気の予防のために

病気の予防のために必要なことは、清潔な状態を維持するということです。ホウケイの男性は日常的に性器を洗浄してきれいにしておくようにしましょう。衛生面による影響というのは非常に大きいからです。もちろんセックス前にはきれいにしておかなければなりません。シャワーで性器をきれいにしたり、コンドームを着けるといったことも徹底してください。

包茎で病気予防はプラス

清潔な状態でセックスをする、ということは女性にとっても嬉しいことだと思います。ペニスを清潔な状態に維持することができるということは、それだけでも女性への影響は大きく軽減することができます。ペニスを毎日洗浄していても、すぐに亀頭は不潔な状態になりますので、セックス前には必ず洗浄してください。

と同時に、亀頭を常に露出し、清潔な状態にできるように手術を受けるというのも考えてみてはどうでしょうか。

安心して包茎手術を受けるために

ホウケイによる病気というのは様々ありますが、手術を受けることによって改善することができ、病気の予防効果も高まるということは前述した通りです。しかし手術を受けるからには、手術を失敗してもらっては困るわけです。そのため少しでも良いクリニックを選ぶようにしましょう。

泌尿器科より専門クリニック

クリニックというのは泌尿器科などとは異なり、美容形成外科としての側面を持っている、ということをご存知でしょうか。つまり見た目を重要視するということです。泌尿器科で手術を受けるよりも、手術の仕上がりがきれいになりますし、機能面ばかりを重要視した手術は行われません。

実績や経験が豊富なのであれば、それだけ仕上がりの美しさにおいて十分に配慮した手術を受けることができます。仕上がりの美しさ、機能面ともに重要視された手術を受けることで、健康的でたくましいペニスを自分のものにすることができるのです。

しかし手術を行っているメンズクリニックというのは非常に多くあります。ではどこを選べば失敗しないのか、というのはなかなか判断が難しい問題です。そこで正しいクリニック選びのコツをしっかりとチェックしてみましょう。

こんなクリニックを選ぶべき

選ぶべき
まずは料金面です。手術費用というのはできるだけ安く済ませたいと思うところですが、ホームページ等の広告に記載されている料金を鵜呑みにしてしまってはいけません。施術料金がはっきりと記載されているのであれば問題ありません。

例えば「○○手術は3万円」と明記されているのであればその料金で手術を受けることができます。しかし「○○手術は3万円~」と書かれているような場合には注意が必要です。というのもそれ以上料金が発生する可能性があるからです。

癒着剥離や亀頭増大といったオプション料金が知らないうちに加算されることがあるのです。また、手術法の技術の高さについても十分に確認しておきましょう。手術方法はもちろん、麻酔の技術等についてしっかりと記載されているのかどうかをチェックしてください。

クリニックによっては非常に古い手法を使用したり、効果がなかなか持続しないような手術方法を使用していることもあるのです。また、その手術方法によって仕上がりはどうなるのか、ということも医師に確認しておいてください。最新の技術を使用すれば仕上がりが自然で違和感のないものになりますが、古い手法で手術をされると当然縫い目がはっきりとわかったり、仕上がりに違和感が出たりしてしまいます。

このような状態では人前でペニスを出すことなんてとてもできませんし、コンプレックスを解消するための手術が、新しいコンプレックスを生み出す原因となってしまうことになります。高額な費用を支払っているにもかかわらずそのような手術をされてしまうというのは意味がありません。

実績の高さは重要

実績というのは良いクリニック選びにおいて極めて重要になります。実績として、10年以上の実績のある医師というのは、ある程度高い技術を持っており信頼することができる医師であるといえます。また10年以上の実績があると同時に、症例が少しでも多いクリニックを選ぶようにしてください。

実績や症例の多いクリニックというのは、それだけ高い技術を持っており、多くの患者さんに信頼されています。このような情報は、ホームページをチェックすると簡単に知ることができます。このホームページについてですか執刀する医師の実名はもちろん、顔写真が掲載されているかどうかもとてもポイントになります。場合によっては顔写真はもちろん実名を公表していないようなクリニックもありますが、実績があり評判も高く何より技術の高い医師というのは自分の情報をしっかりと公表しているものです。

そうすることで患者さんが安心して施術を受けることができる、ということを医師本人が理解しているからです。このように良いクリニックか、良い医師がいるのかを見分ける方法はありますので、必ず手術を受ける前にチェックしておいてください。

包茎と病気のリスクについてまとめてみる

ホウケイであることが性病などのリスクを高めてしまうということは分かっていただけたと思います。では、これまでの内容を簡単にまとめてみましょう。

汚い物

包茎であることが原因となる病気

・亀頭包皮炎という病気はホウケイであることが原因となって発症する病気として非常によく知られています。亀頭包皮炎という病気は、亀頭炎、そして包皮炎のことをさすのですが、亀頭と包皮のどちらにおいても炎症を引き起こしているのが特徴の病気です。

・亀頭包皮炎という病気は、包茎である人が最も多く発症している、ということが分かっています。亀頭炎と包皮炎との2つの病気を併発していることも非常に多いです。

・亀頭包皮炎という病気の症状として最も多いのは包皮の腫れや痒み、そして痛みです。場合によっては出血をしてしまうこともあるようです。包茎の内側部分と亀頭との間に大量の恥垢が溜まり感染し、炎症を引き起こす病気です。

・閉塞性乾燥性亀頭炎という病気は、慢性的に炎症を起こしていることによって、陰茎の先端周辺部分の皮膚が硬くなっています。尿道口に症状が及ぶ場合には排尿困難になってしまうこともあります。

・閉塞性乾燥性亀頭炎は亀頭包皮炎が原因となって発症していることが多いです。包皮の弾力性や伸縮性が失われることによって少しずつ包皮が硬く、分厚くなります。

・包茎であることで、陰茎がんの発症リスクも高くなるといわれています。男性が発症するがんの中でも1%程度ですが、包茎の方に最も多く発症するがんです。陰茎がんは痛みを伴いませんので、症状にも気づきにくく、少しずつ海綿体や尿道に広がっていって、初めてがんの発症に気付きます。

・包茎であることによって、男性本人はもちろん、女性に対しても影響を与えてしまうことがあります。包茎であることによって男性自身が病気を発症するのはまだしも、女性に対しても悪影響を与えるというのはなんとしても避けたいと思うでしょう。包皮に覆われていることによる恥垢が引き起こす女性の病気として代表的なものは、子宮頸がんになります。

・子宮頸がんの原因というのは全てが明確にされているわけではありませんが、男性のペニスに付着している恥垢が、ホウケイであることによって雑菌を溜め込み、洗浄していないことが原因となっているといわれています。

・実はホウケイは不妊の原因になってしまうこともあるといわれています。勃起時に亀頭が露出できない真性包茎は、射精をしても包皮が邪魔をしてしまい精子が子宮内に十分に行き届かないからです。

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・包茎であることによって尿路感染症を発症することもあります。腎臓において作られた尿は、腎盂、尿管を経て尿道から排出されています。細菌やウイルスが尿の中で増加することで、尿路感染症になります。血液を介して腎盂に細菌が入り込んだり、尿道口から腎盂へ向かっていきます。

・小児、女性に最も多く発症しますが、成人男性が発症する理由としてホウケイであることが考えられるのです。包皮に覆われていることで、不衛生な状態になってしまい、その結果尿路感染症を引き起こしてしまうのです。

・包茎の場合には雑菌が繁殖することによって尿路感染症になりやすく、大腸菌やエンテロバクターといった菌、さらにはクラミジアによって発症します。

・上部尿路感染症は、性行為によって性病に汗腺します。淋菌性尿道によって排尿時における強烈な痛みを感じたり、違和感を感じるなどします。

・ペニスから膿が出ているのであれば、そのまま放置することなく慢性化しないようにしなければなりません。慢性化すると非常に重篤な症状を引き起こすことがあります。できるだけ早く治療を行うようにしなければなりません。

・STDは性感染症の略語なのですが、セックスだけでなくペッティングなどの性行為において感染します。性行為の相手は、同性でも異性でも関係はありません。原因に関していうと、細菌やウイルスなど様々です。

・セックスにおいて感染する病気のことを性病と呼んでいたので、梅毒や淋病、リンパ肉芽腫に限られていましたが、現在では性病の腹部感染症をすべてSTDと呼ぶのです。

・性感染症などの病気の原因となる病原体は、精液、膣液に含まれています。人体の粘膜を介しての汗腺になります。口腔やのどから感染します。ホウケイの場合には亀頭や包皮の間にこれらの菌が入り込み、性病を発症しやすくなるのです。

・紅色肥厚症はボーエン病の一種で皮膚内にのみがん細胞が留まっています。癌の前駆症といえます。がん細胞は真皮内に入り込み亀頭や包皮との間に蓄積された垢に雑菌が増殖します。

・HPVウイルス、放射線といった影響によって発症します。症状は赤みを帯びているビロードのような病変が特徴です。ホウケイであればできるだけ早く治療を受けるようにすることで、性病の発症を予防することができます。

・病気の予防のために必要なことは、清潔な状態を維持することです。亀頭が包皮に覆われている男性は日常的に性器を洗浄すべきです。包皮に覆われていることによる衛生面における影響は非常に大きいのです。

病気のリスクを抑えるための避妊具

セミダブル

コンドームはとても簡単な構造で作られており、男性の性器にかぶせることによって女性の膣内に精子が侵入するのを防ぐという効果があります。コンドームは薬局やコンビニなどでも手軽に購入することができる避妊具として多くの方が使用していますが、単なる避妊具としての役割だけではありません。

コンドームによる性病の回避

コンドームをつけることで男性と女性の性器が直接触れ合うことがなくなります。その結果避妊具ではありますが、同時に性病予防する上で非常に効果的だとされているのです。単純な構造であるものの、医療機器にも分類されているほど避妊効果や性病感染予防効果が高いのです。

コンドームは医療機器として非常に高い信頼性がありますが、だからといって性病を100%完全に予防できるのかといえばそうではありません。しかし男性の性器に装着しますので性器の粘膜を保護する働きがあり、同時に女性に対して自分の性病感染させるリスクを最小限に抑えることができます。

粘膜以外は保護されない

粘膜を直接保護することができるため、非常に効果的ではありますが、粘膜以外の部分保護されません。性器の粘膜に侵入することにより感染する性病自体は防ぐことが可能ですが、それ以外の感染経路を持っている病原体から守ることができません。

例えば、包茎の男性に多い包皮と亀頭との間に溜まっている雑菌や恥垢といったものが女性の性器に直接触れる事がありません。そのため、包茎であることが原因となっている性病を未然に防ぐ効果が非常に高いと言えるのではないでしょうか。

コンドームで回避できる性病

コンドームを使用することによって回避できる性病は様々あります。例えばクラミジアですが男性の場合には尿道に感染し女性は子宮の入り口部分に感染します。このような症状に対してはコンドームを使用することで予防することができます。

しかし、クラミジアはオーラルセックスによっても感染するケースがありますので、そのような場合にはコンドームでは予防することができません。また包茎の人で包皮と亀頭との間に付着している雑菌や病原菌といったものが陰毛にまで付着していた場合、コンドームを着用していたとしても性病に感染してしまう可能性はあります。そのため女性にかかるリスクを少しでも下げるためには、性行為をする前に丁寧に亀頭をきれいに洗浄した上でコンドーム着用するようにしましょう。