包茎の人が損することといえばなに?

ダメ

亀頭が包皮に覆われている、ということで損をしたな…と思うことはありませんか?実は包茎であるということだけで損をしていることは多いです。
チェック

人前で恥ずかしい

包茎の人の大半は、やはり人前で恥ずかしい思いする、というのを避けられません。特に年齢が若ければ若いほど人前で恥ずかしい思いをすることが多くなるでしょう。

多感な頃の包茎は地獄

包茎の中でも真性包茎やカントン包茎の場合には、特に見た目をはっきりと違和感があります。そのため、多感な時期である中学生や高校生の頃にこのような包茎だった場合には、周囲に馬鹿にされることも日常茶飯時でしょう。

彼女に嫌われる

包茎というのはそれだけでペニスの臭いが強くなったり、場合によっては性病を発症してしまうこともあります。そのような理由から真性包茎やカントン包茎といった重度の包茎に悩んでいる男性に対して、でも嫌悪感を抱く女性が多いです。女性の場合は年齢を重ねれば重ねるほど、過去に包茎の男性と出会っている可能性が高くなるので、包茎であるというだけで嫌われるリスクが高くなります。

性病を発症しやすくなる

基本的に性病というのはペニスが不衛生な状態になっていたり、あるいは性病持っている女性と性行為を行うことなどが原因となっています。そのため防ごうと思えば防ぐことが可能ですが、カンジダ菌というものに対してはなかなか防ぐことができません。

カンジダ性亀頭包皮炎のリスク

カンジダ菌というのは女性であれば誰もが持っているもので、カンジダ症という症状も女性特有のものであると思われがちです。女性の膣というのは体の内部に入り込んでいるので、なかなか酸素が行き届かずにカンジダ菌が増殖しやすくなっているからです。

しかし男性の場合はペニスが体外に露出していますので、カンジダ菌は生息しにくく異常に増殖することもありません。ただ、包茎の場合には包皮に覆われているために包皮と亀頭の間にカンジダ菌が入り込んでしまい、そのまま大量に増殖してしまうのです。その結果カンジダ性亀頭包皮炎を発症しやすくなります。

そもそも性行為できないことも

真性包茎やカントン包茎のように、勃起すること自体に影響を及ぼすような包茎の場合には、なかなか性行為すらできないということもあるのです。スムーズに勃起できなかったり、包皮に圧迫されていることによって痛みを感じると、精神的な負担が大きくなり勃起不全を引き起こすこともあります。

生殖機能自体に悪影響が…

包茎であることによって損をしてしまうこともたくさんあると思います。しかし何よりも重要になるのは、生殖機能自体に悪影響を及ぼしてしまうことがあるということです。そういったことからも包茎は治療した方が良い場合もあるのです。

包茎であることがこんな病気にも

悩みの解消
包茎であることによって、引き起こされる病気はいくつかあります。閉塞性乾燥性亀頭炎も代表的です。

閉塞性乾燥性亀頭炎

閉塞性乾燥性亀頭炎の初期症状ともいえる亀頭包皮炎ですが、発症すると包皮口周囲に痛みや腫脹、排膿といった症状をが生じます。仮性包茎や露茎というのはセックスにおける入浴、シャワーによって痛みを感じやすいので、包皮を剥くことを避けるようになるのです。すると、少しずつ包皮は萎縮していき、包皮の一部分が切れやすくなりますので、何度も繰り返していると皮膚は硬く分厚くなっていきます。その結果、勃起時に包皮が何度もめくれているとひび割れのようになって裂傷を引き起こし、亀頭を露出できなくなってしまいます。亀頭を露出できない真性包茎の状態になり、さらに包皮が何度も炎症を起こしていると包皮が硬く白くなり、閉塞性乾燥性亀頭炎になるのです。

ボーエン病

ボーエン病は赤みを帯びたビロードのように限局している病変になります。通常は環状切開などを受けていない包茎の男性器において引き起こされます。ボーエン病は、正常の皮膚との境界線がはっきりしていて、色は紅色から褐色調ということも多いです。表面は白色や黄白色をしていて乾燥しやすい皮膚がついています。紅色肥厚症はこういった症状が亀頭や粘膜などに発症している状態になります。

この場合、手のひらや足の裏が角化、身体の色素沈着といった症状がみられるようになり、皮膚だけではなく皮膚以外の部分にも合併症を引き起こすこともあります。

女性に対しての影響も…

出生時において割礼習慣があるイスラム教徒などにおける発症率が低いということから、包茎であることによる恥垢、外陰部の不衛生といったものが亀頭の炎症の原因になっているといわれています。さらに、梅毒や尖圭コンジロームといった性感染症の発症リスクも高くなりますし、不衛生なペニスでの性行為は女性に対してもヒューマン・パピローマウイルス感染リスクを高めるといわれています。

女性に対しても悪影響となりますので、ペニスに異常を感じるのであれば、診察を受けるべきです。診察を受けることを恥ずかしくいと感じてしまうこともありますが、やはりなによりも重要なことは少しでも早く性病等の異常に気付き、治療をして、パートナーに対して悪影響を与えてしまうことがないようにする、ということです。