包茎は自分で治すべきなの?

やってみる

下半身のコンプレックスというのは、一度気になり始めるともう気になって仕方がなくなります。それが仮性であっても真性であっても、どうしようもないくらいに気になるでしょう。

自分でコンプレックスを改善

自分で下半身のコンプレックスを治したい!そう思うのもわかります。しかし、包茎を自力で治すというのは簡単なことではありません。

自分で真性包茎を治療

真性をなんとか自分だけの力で治療するというのももちろん不可能ではありません。真性は包皮が亀頭を完全に覆っているので、まずは包皮を両手でつまんで左右に引っ張ります。そして何度もビヨンビヨン繰り返すだけです。1回15分を1日に2回から3回試してみてください。

お風呂で行うのももちろん良いですし、トイレで行うのも良いでしょう。ただし、人に絶対にバレない場所で行うようにしてください。

どうして横方向に引っ張るの?

包皮をしっかりと柔らかくして伸びるようにする、ということが非常に重要になります。包皮は縦方向にはなかなか伸びないのですが、横方向へは伸びやすいので、少しずつ横方向へ伸ばすようにすれば亀頭を覆っている包皮に余裕を持たせることができます。

人間の皮膚というのは思いの外伸縮性に優れています。特にペニスを覆っている皮というのは伸縮性が高いですので、継続して続けることで僅かにですが伸びることがあるのです。

引っ張る時の注意点

包皮を引っ張る方法を行うのであれば、注意すべき点があります。重度の仮性、真性の場合には、恥垢が酷く溜まっています。恥垢が溜まっているということはそれだけ雑菌も増殖しているということです。そのため、非常に強烈なにおいがすることもあるのです。

この強烈なにおいはお風呂場やトイレなどに充満してしまいます。この独特の臭いは、驚くほどしつこく残るので、換気扇などで簡単に消えるものでもありません。家族や友人などににおいがバレてしまわないように十分に注意してください。やはりトイレやお風呂から上がってから自分の部屋で行う、というのがベストです。

仮性包茎を自分で治す

どのタイプの包茎なのかによって自分で治す方法もまた異なります。

仮性の場合の治し方は?

仮性の治し方ですが、なによりもむき癖をつけるというのが重要です。お風呂上りに皮を根本で留めるというのがおすすめです。輪ゴムを使用しても良いですし、ヘアゴムを使用するのも良いですが、なによりも重要なのは締まりすぎてしまうことがないようにする、ということです。

道具を使用する

また、包皮をめくる器具などもあるのですが、余っている包皮を内側へと包み込むようにします。ねじ込むようにして形を整えるのですが、すぐに包皮は元通りに戻ってしまうのであまり高い効果は期待できません。

とにかく露出させることが重要

包茎を自分で治すうえでなによりも重要なのは、とにかく亀頭を露出させることです。真性も仮性も亀頭をしっかりと露出させる、ということが基本です。特に若いうちには亀頭は成長する可能性がありますので、できるだけ包皮を剥くようにすると亀頭の成長を阻害してしまうこともありません。

すでに成長期を過ぎてしまっているのであれば、亀頭が自然と大きくなるのを待つというわけにもいきません。その場合には自分で包皮を引っ張るなどして改善していくことが重要です。ただし、どちらにしても高い効果を期待することはできませんし、効果を実感できるには時間がかかります。1年以上続けていても効果が一切得られないこともあります。

最悪の場合には亀頭に傷をつけてしまい感染症を発症してしまうこともあります。そのため、より確実に安全に治療をしたいと思うのであればやはりおすすめは手術による治療です。ある程度の費用がかかりますが、それだけの価値は十分にあると思いますよ。

包茎は病気になりやすいって本当?

包茎は病気の発症原因となりやすいといわれています。ではどのようなリスクがあるのでしょうか。

どんな病気にかかりやすいの?

病気
実際にどのような病気にかかりやすいのか、ということについて詳しく考えてみましょう。包茎の方でも普段はあまり意識していないかもしれませんが、注意しなければならないことがたくさんあります。まず、亀頭包皮炎です。この亀頭包皮炎は、包茎であれば最も発症リスクの高い病気です。

真性包茎もですが、カントン包茎、仮性包茎の方であっても発症する可能性はあります。さらに子供でも大人でも関係なく亀頭包皮炎を発症します。この亀頭包皮炎は、亀頭と包皮との間に炎症が起きている状態です。亀頭や包皮に雑菌が入り込むと、その場でどんどん増殖していきます。

そして炎症を起こしてしまうことが多いのです。亀頭と包皮が酷く癒着を起こしている場合にも発症しやすいです。ものすごい痛みを発生させることもありますので、十分に注意をしておくようにしてください。排尿時に痛みを感じるようになることもありますし、膿がでることもあります。

亀頭包皮炎を予防するには、とにかく清潔な状態を保つことです。お風呂に入った時にはしっかりと包皮を剥いたうえでペニスを洗うようにすることでリスクを大幅に軽減することができます。亀頭包皮炎を発症したからといって包茎手術を必ず受けなければならないというものではありませんが、なんども亀頭包皮炎になっているのであれば包茎手術を受けるのも良いかもしれません。

尿路感染症になることも・・・

包茎であることで尿路感染症を発症することもあります。これは尿道内部に関係する病気です。包茎と尿道というのはあまり関係がないように思われるかもしれませんが、包茎によって垢が溜まりやすくなってしまうと、菌がどんどん繁殖していきます。その菌が、尿道に入り込むことで尿道内で菌が繁殖炎症を起こすようになります。

さらに腎盂腎炎と膀胱炎の発症リスクも高くなります。可能性はそこまで高くないのですが、腎盂腎炎と膀胱炎にまで発展してしまう可能性もありますので十分に注意しなければなりません。では、このような病気の発症を予防するにはどうすれば良いのでしょうか。やはり、清潔な状態を維持するということが重要です。垢を溜めないようにしっかりと洗浄するようにしましょう。しかし、包皮と亀頭が癒着を起こしておりきれいに洗浄できないような場合には、包茎手術も考えてみた方がよいかもしれません。

性病リスクもある

包茎であることが性病リスクを高めることもあります。例えば、セイックラミジア感染症、性器ヘルペス、淋菌感染症、尖圭コンジローマといったものが挙げられます。性病にはさまざまなものがあるのですが、包茎の方は比較的発症しやすい傾向にあります。包茎になると、亀頭粘膜部分が普段から十分に露出できません。そのため、性行為の時に短時間だけ露出するようになるのです。少しの刺激であっても亀頭が簡単に傷ついてしまうようになります。その傷から性病の病原菌が入り込んでしまうわけです。

このような病気を予防するには、コンドームの着用を徹底して、不特定多数の相手との性交渉は極力控えるようにしてください。包茎の状態は包皮内部を温室状態にしてしまいます。菌は体温によって温められることでどんどん増殖します。さらに包皮内は湿っているので、まさに雑菌にとっては最高の環境なのです。そのような状態でしっかりと洗浄せずに放置していれば当然酷く炎症を起こしてしまうのもうなずけます。

そのため、お風呂に入るたびに包皮を向いて洗浄するようにしましょう。しっかりと洗浄していなければ、雑菌は急激に増殖してしまいます。雑菌を温室で培養しているようなものです。

包茎は自分で治療するのはどうなの?

包茎は自分で治療すべきなのかどうか、ということはある程度分かって頂けたと思います。それではこれまでの内容を簡単にまとめてみたいと思います。

臭いを防ぐ

包茎を自分で治療するコツ

・包茎を自分で改善したい、と思われるかもしれませんが、それは簡単なことではありません。ただし、仮性包茎の場合には自分で治療をすることも可能だと言われていますが、真性の場合には自分で治療することはとてもむずかしいです。

・真性を自分の力だけで治療するというのは極めて難しい問題ですが、絶対に不可能なのかといえばそんなことはありません。真性は包皮が亀頭を完全に覆っている状態ですので、包皮を拡げることが基本です。包皮を両手でつまむようにして、両手で引っ張り、包皮に弾力を持たせるようにしていきます。たったそれだけですので、とても簡単です。

・包皮を伸ばすのであれば、お風呂で行うのも良いですし、トイレで行うのも良いでしょう。横方向へ引っ張る理由は、皮は横方向へ伸びやすく、縦方向には伸びにくいからです。

・引っ張る時には、恥垢や臭いに注意してください。真性の場合には常に亀頭が包皮に覆われています。そのため、恥垢が多く溜まっており、雑菌も増殖しやすいのです。それが強烈な臭いの原因となり、包皮を引っ張った時に亀頭から強烈な臭いを発するようになるのです。

臭いは極めて強烈なもので、浴室などにいつまでも残りますので、換気扇などを使用してもなかなか消えないものです。そのため、包皮を伸ばして包茎を自分で治療したいと思うのであれば、家族が使用する浴室やトイレで包皮を伸ばすのは控えるようにしてください。

・仮性包茎を治療する場合には剥き癖をつけることがとても重要になります。お風呂上がりに包皮を根本で留めるようにしてください。この場合には輪ゴムを使用したり、ヘアゴムを使用するようにします。重要になるのは、ペニスを酷く圧迫し過ぎてしまうことがないようにしてください。

・自分で包茎を治療する器具なども販売されています。これは余っている包皮を留めたり、包皮に癖をつけるということを目的としています。ねじ込むようにして形を整えるものですが、包皮はすぐに元に戻ってしまうことがりますので、注意しなければなりません。毎日器具を使用していても確実に治療できるというものではありませんが、毎日使用して気長に包茎治療をしていく、というのが基本になります。