包茎の見分け方チェック

うっ、ニオイ

あなたの中の包茎の定義って、どんなものでしょうか。実はね、通常でも勃起しても亀頭が出ているペニスだけが包茎ではなくて、それ以外は全部「包茎」なんですよ~。

でも、その包茎の名前やそれぞれの定義は異なります。常に出ているものだけが「露茎」と呼ばれ、包茎という名前が付かないのです。あなたの大事なムスコさんはいかがでしょう?

包茎の見分け方ってどうなの

「包茎の見分け方ってよく分からないんだけど・・・どこからどこまでが何?」そんな風に思ってもなかなか人に質問しにくい、デリケートなこの問題。ポイントを絞ってチェックしながら状態を確認していってみましょう。

亀頭が見えているのなら

まず通常時、つまり大きくなっていない状態の時にまじまじと眺めてください。この時、亀頭に包皮がかかっていれば、それは何らかの包茎の状態となります。茎が包まれている、というけれど、実際は亀頭が包まれているかどうかで包茎かそうでないかを見分けるのです。

通常時に亀頭が包皮を被っているけれど、勃起したらちゃんと出る。この状態は仮性包茎と呼ばれるものです。通常時も調子がよければ手で包皮をむいておくと、亀頭が出たまま長持ちします。これは包皮の長さによるところが大きく、皮が余っていれば余っているほどに被りやすくなり、重度の仮性包茎、となります。

亀頭が少しでも見える?見えない?

勃起したらちょこっと亀頭が見える、でも無理に皮を引き下げると痛い、という場合。これはカントン包茎と呼ばれるものです。包皮輪が狭くなっていて、無理に引き下げると亀頭の下のカリの部分に食い込んでしまい、なかなか戻らなくなることもあります。幼稚園児のスモックの袖口のようにゴムが入っている、と想定すると分かりやすいでしょうか。

ゴムがきつければ血が止まってしまい、うっ血します。無理に戻そうとすると痛くてなかなか戻りません。ひどい場合は早々に泌尿器科で手術をしないといけません。が、下におろせたものは、大半が元に戻すことができます。焦らずにゆっくりと戻し、戻せたとしても早めに泌尿器科を受診しましょうね。

勃起しても何しても亀頭なんて見えもしませんよ、という状態。これがいわゆる真性包茎の状態です。生まれたての赤ちゃんはみんな真性包茎。亀頭と包皮が癒着してしまっています。通常はこれがだんだんと外れてきて、ペニスの成長につれて自然と亀頭が出るようになるのですが、必ず、とは限りません。

きちんと亀頭を洗う習慣がついていたりすると、普段から触っているので比較的この癒着が外れ、真性包茎の状態からは脱出できるのですが、それがない場合は触れる回数も少ないし、癒着を外すために普段から少しずつむいたり、ということをしてきていませんので難しくなります。最近では母親の役割として小さいころに「むきむき体操」なるものをやろう、というような話も出ていますね。

周囲はにおいで見分けているかも・・・

包茎と一口に言っても3種類あるのです。この中で最も注意してほしいのは、真性包茎の方です。亀頭が出ない、ということは、汗も残尿も何もかもが全部包皮の中に残ってしまっている、ということなんです。ですから、どうしてもにおいが出たり、そこに雑菌が繁殖して病気になりやすくなったりしてしまいます。

本人が気づくかどうかは別として、周囲の人は包茎がひどい人はにおいで分かってしまうこともあるようです。おしっこのにおいだけではなく、恥垢などもありますから特に気温が高くなってムレやすい季節になるとかなり気になるようです。ある意味、このにおいがどうか、というのも包茎の見分け方になってしまうかもしれません。

できる限り普段からきちんと洗うこと、どうにもできない、という場合。それに加えて病気になりやすい、というような場合には、やはり手術も考慮に入れた方がいいかもしれません。