包皮炎にラミシールを使用するコツ

ラミシールはどのように塗れば良いのでしょうか。

ラミシールは水虫の市販薬

そもそもラミシールは、カンジダ用の薬剤というわけではありません。

ラミシールはどんな薬?

ラミシールは水虫の治療薬です。水虫の薬がカンジダに効果があるのかと疑問に思われるかもしれませんが、水虫の原因菌とカンジダの原因菌は同じ真菌と呼ばれるカビの仲間になります。そのため、真菌ですので抗真菌薬は効果的ですが、カンジダ菌と白癬菌は異なります。

水虫薬でも効果あり?

水虫の薬でもあるラミシールも抗真菌薬ですので、真菌が原因となっているカンジダに対しても一定の効果を期待できるのです。ラミシールの有効成分は塩酸テルビナフィンです。使い方はとても簡単で清潔に洗浄して乾かした患部に対して直接塗り込むだけです。

1日に何回塗るの?

ラミシールは1日1~2回塗るのが目安になりますが、症状がひどい時には2回塗った方が良いこともあります。カンジダ菌は症状が出ている以外にも広い範囲に繁殖している事があります。症状がでなくなっても1ヶ月は塗り続けるようにしてください。

ラミシールを使用する時の注意点

亀頭包皮炎には細菌性のものとカンジダ性亀頭包皮炎があります。

ラミシールはカンジダのみに有効

ラミシールが一定の効果を得られるのは、カンジダによる亀頭包皮炎に限ります。細菌性のものには効果がありません。そのため、ラミシールを使うときは、確実にカンジダなのかを見極めておくようにしましょう。

効果がない時には

もしもラミシールを1週間ほど使用したとしても症状の改善が見られないような場合にはカンジダではないかもしれません。また、仮にカンジダだとしてもラミシールでは十分に効果が得られないくらいに症状が悪化しているのかもしれません。

ラミシールの効果は絶対ではありません。

ラミシールは水虫の市販薬ですが、カンジダに対してもある程度の効果が得られます。確かに症状の軽いものであればラミシールでも改善の見込みはありますが、症状が重い場合には効果が得られません。そのため、市販薬を使用してもなかなか改善されないのであれば、病院で治療を受けるのがおすすめです。