包茎とパンツの深い関係

ブリーフが一番

仮性、真性含め、7割から8割が「包茎」だと言われる日本人男性。最近でこそ、ナチュラルペニスが素晴らしい、という機運がありますが、それでもまだまだ、被っているのを人に見られるのは・・・という感じがあります。

ではそもそもどうして日本人には包茎の男性が多いのでしょうか。1つは、割礼という文化がない、ということが挙げられます。この割礼というのは、宗教が関係しているもので、生まれた時にすぐに包茎手術をしてしまうという国があるのです。この割礼によって包皮をカットすることで、当然のごとくその率は低くなるのです。しかし、日本にはそのような文化はまず広がりませんでした。そのため、割礼はされずに自分で皮を剥く、という道を選んだのです。

パンツと包茎のふか~い関係

そしてもう1つ、面白い話を見つけました。被っている状態から脱したいのであれば、パンツの形状はブリーフの方がいいというものです。その理由ですが、現代人に仮性や真性が多くなっている原因の一端が見えるかもしれません。

パンツと包皮・・・、あまり関係がなさそうに見えますよね。治療のための専用パンツ、まあ、ご存知の通り「ビガーパンツ」のことなのですが、そういうものの存在は広く知られています。これは包茎矯正パンツ、という名で売られていたそうです。普段から履く下着で治療しよう、ということのようですね。このように、包茎が治るか治らないかは下着にも大きく関係しているようです。

亀頭を露出し、さらに刺激に慣れさせるためにはブリーフ、トランクス、どちらを愛用する方がいいのか、と言いますと、断然ブリーフなのです。本当はもっと言えば、パンツではなくふんどしが良いのです。そのフィット感がとても重要になるんですね。

ブリーフやふんどしは、ペニスを上向きにしたまま固定することが可能ですよね。ですから、パンツをはく時に、ペニスをきちんと上向きにして包皮をむき、その状態にしてからはくようにします。そうすることで、包皮がむけた状態を長くキープできます。ただし、はき古したようなゆとりがありすぎるパンツはNG。しっかり固定できるものにしてください。その意味ではニット素材のボクサーパンツは固定するのに向いている、と言えます。

ふんどしって、合理的なんです

トランクス
そしてそれよりもさらにお勧めなのがふんどしなのです。昔の日本人男性というのは誰もがふんどしを着用していました。その頃からやはり被ってない方がいい、という文化があったようです。ですからふんどしでしっかりと上を向け、きゅっと引き締めて固定ができるようになっていたのではないでしょうか。なかなか合理的です。

ところが、だんだんとふんどし、ブリーフ、そしてトランクスと男性のパンツが移り変わってきたことにより、ペニスが固定できず皮をかぶったまま下を向いている状態が増えてしまったようです。ブリーフに比べるとどうしても皮がむけて、刺激を感じる状態にはならないためにむけないまま大人になってしまう、ということが増えたのかもしれません。

日本男児はふんどしで!

今はその通気性等によりふんどし人気も復活していますし、ペニストッキングと呼ばれるふんどし型のヒモパンのようなものも出ています。これらをうまく利用することにより、普段からむいた状態をキープしやすくなります。

真性の方は難しいかもしれませんが、仮性、または今から成長する可能性のある若い方などは、カントンのように元に戻らなくなるような場合を除いて、皮をむいてから固定しておく、ということを習慣にしてみると効果が感じられるようになるのではないでしょうか。

その他の下着とペニスの関係性

下着がペニスに与える影響というのは、包茎に関することだけではありません。

精子の元気が・・・

精子
下着に股間周辺が締め付けられることによって、血液の流れが悪くなってしまいます。ED、半勃ちの原因として、ペニスの血液の流れが悪くなっているということが挙げられます。締め付けの強すぎる下着を着けていると、同じようにペニスが締め付けられてしまうのです。

さらに睾丸が体に密着するというのは良いことではありません。睾丸には精子を作り上げたり男性ホルモンを分泌するといった働きがあります。この睾丸が体に密着することで温度はどんどん上昇していきます。

睾丸は体温よりも3℃程低い状態でなければ正常に機能しないといわれています。さらに精子も涼しい場所のほうが活発に動くといわれているのです。そこであまりにも睾丸を締め付けたり、温めてしまうのでは精子にダメージを与えてしまうのです。睾丸の温度が上がると精子の質が低下してしまいますし、男性ホルモンの分泌量も減少するようになります。その結果として性欲の低下、性機能の低下を招く可能性があるのです。

元々睾丸というのは自動で温度を調節するという働きがあります。寒くなれば睾丸は体に密着しますし、暑ければ玉袋が膨張して放熱効率をアップさせます。ふんどしなどの適度に隙間のあるものであれば良いのですが、ブリーフのように密着するものではこの睾丸の動きも制限されてしまうのです。密着していると通気性が悪くなってしまうので、次第に蒸れがひどくなって衛生面においても決して良くありません。

精子というのはその人の体の中でどんどん元気に作られるものです。しかし、それが作られないとなると大問題です。精子の質が悪いと、仮に受精してもそのまま元気に受精卵が成長できない、ということにもなりかねません。そのため、包茎の予防改善のために着用する下着についてチェックするというのはもちろんですが、同時に精子にも影響を与える可能性があるということを覚えておきましょう。

早漏にも注意!

ブリーフを着用することで、亀頭部を下ではなく上に向けることができるので包茎の予防、改善に役立つと前述しました。しかし、ここで注意すべきポイントというものがあります。それはブリーフを着用する場合には、どうしても亀頭への刺激が少なくなるということです。

というのも、ブリーフというのはトランクスに比べると非常に柔らかい生地で作られているものが多いです。そのため、亀頭が下着にこすれにくくなります。さらに睾丸周辺はある程度隙間がありますが、亀頭は密着しています。亀頭が生地に密着し過ぎていると、どうしても亀頭が擦れにくくなってしまうのです。

つまり、包茎を予防、改善したり精子の質の低下の原因とならないようにブリーフを着用するというのは非常におすすめですが、だからといって亀頭部を下着で刺激しなくなれば、早漏になってしまいます。亀頭が包皮に覆われているというのももちろん嫌なことですが、だからといって早漏は良いのかといえばそんなことはありませんよね。やはり早漏もできるだけ改善したいと思うものです。

下着の使い分け

夕日
下着は昼と夜とで使い分けてみましょう。仕事や学校で好きな時にペニスの状態を確認できなかったり、ポジションを変えることができない時にはブリーフを。そして自宅でのんびり過ごしている時間、寝ている時には睾丸をリラックスさせることができるトランクスを着用してみてはどうでしょうか。この使い分けなら、ペニスにとって最高の環境をつくることができるはずです。

包茎の原因はパンツにもあるのかも

このようなことを読んでいくと、皮がむけない原因の1つはゆるくて通気性のよいトランクスのようなパンツにもある、と言ってよいのではないでしょうか。パンツを変えるというのはすぐにできることです。ブリーフはあまりかっこよくない、というようなイメージがあるかもしれませんが、昔とは異なりおしゃれなものが色々と販売されています。それで悩みが改善する可能性があるのなら、ちょっとトライしてみてもいいのでは?