本来であれば亀頭は包皮に覆われておらず、露出しているのが理想的です。しかし、何かしらの原因で男性器先端部分を包皮が覆ってしまいます。
包茎だとなにがいけないの?
包茎であることによって、様々なトラブルの原因になります。では具体的にはどのようなトラブルを引き起こすのでしょうか。
包茎であることによって羅患する病気
包茎であることによって発症しやすい病気として、亀頭包皮炎があります。この亀頭包皮炎というのは包茎でない人でも発症することはあります。
それでも、包茎であることによって亀頭包皮炎を発症しやすくなることは事実です。亀頭包皮炎は亀頭、包皮にできている小さな傷から菌類が入り込むことによって炎症を引き起こしている状態です。
亀頭包皮炎の種類
亀頭包皮炎には大きく分けて二種類あります。細菌が原因となっているものを細菌性亀頭包皮炎といい、ペニスがただれてしまったり、赤いぶつぶつのようなものができることもあります。その場合には病気になっている可能性があります。
また、カンジダ性亀頭包皮炎もありますが、これはカンジダ菌と呼ばれるカビの一種が増殖することで発症しています。ペニスに薄皮ができたり、白い恥垢が出ることもあります。
ペニスの傷にも注意を
亀頭包皮炎は原因となっているのは傷からの感染です。
ペニスに優しく
そのためできるだけペニスの扱いには気をつけるようにすることで、病気を避けることができます。性交やマスターベーションの時に力を入れすぎてしまうことが多いです。そして包茎のペニスは不衛生になりやすいですので、亀頭包皮炎に包茎のペニスはなりやすいわけです。
陰茎がんになりやすい?
人の体に関係する数あるがんの中でも陰茎がんのことを知っている人はあまり多くはないと思います。実はペニスにももちろんがんはできます。それが陰茎がんです。
最初は陰茎にできものができるのですが、このできものが少しずつ大きくなっていき次第にがん細胞として大きくなります。このがんは、他の性病と比較をしてもなかなか見分けがつかないので、ペニスにできものができた場合にはできるだけ早く専門医に相談をしておくようにしましょう。
症状が初期の段階であれば放射線治療などによって完治できることもありますが、酷くなるとペニスを切断しなければならないこともあります。包茎はペニスの病気の原因になることがありますし、場合によっては非常に重篤な症状を引き起こすこともありますので、異常があればできるだけ早く診察を受けるべきですし、症状が出ていなくても包茎を改善することで病気を未然に防ぐことができます。