包茎にはいくつかの種類があります。
1.包茎の種類はいくつあるの?
1-1.仮性と真性とカントンの違い
1-2.歳をとると包茎になる?
1-3.老人性包茎でも別によくない?
1-4.埋没包茎は太っていることが原因?
2.種類で違う!包茎の治療方法
2-1.仮性なら手術は比較的簡単!
2-2.真性の手術は傷痕が目立ちにくい?
2-3.カントンは手術がバレやすい?
2-4.老人性包茎はどう治せば良いのか
3.自分で治療をすることはできないの?
3-1.まずは仮性包茎にする
4.包茎の種類をシンプルに解説
4-1.自分のタイプをチェック
4-2.手術の方法や治療法の確認
5.病院での治療はどんな内容になるの?
5-1.手術が必要なものとそうでないもの
5-2.複合曲線作図法
5-3.クランプ法
5-4.亀頭直下埋没法
5-5.ノン切開法
包茎の種類はいくつあるの?
包茎に悩んでいる日本人男性は多いのですが、その種類は様々です。大半が仮性と呼ばれている種類のものです。この種類は特に日常生活に問題はありませんが、包皮が長いことが原因となっています。
仮性と真性のカントンの違い
仮性は自力で治すこともできる種類ですし、体に負担が大きくなるような種類のホウケイではありません。勃起時には包皮を剥くことができますし、お風呂で洗浄することもできます。
真性は、包皮が亀頭すべて覆っている種類です。自力で包皮を剥くということもできません。そのため、洗浄することもできませんし、非常に不衛生な状態になってしまう種類です。早急に治療が必要なタイプの包茎になります。
カントンは、包皮が亀頭とサオ部分の境目に集まっている種類です。そして包皮口が極めて狭い状態なので、ペニス自体をひどく締め付け、血流が悪くなったり、ひどい場合には壊死してしまうことがある治療が早急に必要な種類です。
歳をとると包茎になる?
実は歳をとると急にホウケイになってしまうことがあります。包茎と言うのは生まれた時からなっているものだと思っている方も多いかもしれませんし、思春期になって亀頭が露出すればもう安心だと思っている方も多いでしょう。確かにそれも一理あります。急激に皮が伸びるようなことはないですからね。
しかし、実は急に包茎になってしまう、ということもあります。その中には老人性ホウケイという種類のものも含まれます。この種類は、高齢者の包茎のことをいいます。老人性とはいっても、60代などの元気な人であっても包茎になることがあるので注意しなければなりません。
60代以降の男性は5人に1人は老人性の種類に分類されるというデータもあるんです。さらに80代になると2人に1人という非常に高い確率になるともいわれているのです。どれだけそれまでズル剥けでも、どれだけ立派なペニスを持っていても年齢を重ねることで次第に包茎になっていく、ということです。
包茎というのは、余計な包皮が亀頭を覆うことですが、老人性の場合には少し状態が異なります。というのも、老人性は年齢を重ねてお腹がぽっこり出てしまい、そのお腹の肉がたれてペニスに覆いかぶさる、という状態です。
また、年齢を重ねるとペニス自体が萎縮してしまいますが、包皮はそのままの状態なので亀頭が覆われてしまいペニスが埋まってしまうのです。つまり、老人性は誰もが発症する可能性がある種類ということなのです。
老人性包茎でも別によくない?
老人性の男性はかっこ悪いと思いますか?老人性の治療を受ける男性の数は実はとても多いです。そのため、決して特別恥ずかしいことではありませんし、なんといってもなによりセックスやオナニーの回数も極端に減少する60代以降で治療を受けるメリットがあるのか疑問に思われる方も多いでしょう。
しかし、年齢を重ねてからでも手術を受ける人がいるのは、実はセックスを快適にすることが目的ではありません。老人性の治療を受ける人の中には孫との生活が関係していることもあるようです。
というのも、お風呂に入った時などに孫からちんちんがない!おじいちゃんのしわしわ!なんて言われることがあるそうです。それが恥ずかしくて手術を受ける人もいるおそうです。
また、介護を受ける時のことを考慮して手術をする人もいるようです。というのも、将来介護を受ける時になって包茎だと尿瓶が外れやすくなってしまうのです。そのような状態になれば当然恥ずかしいので高齢の方でも治療を行うようです。
埋没包茎は太っていることが原因?
包茎というのは痩せている人よりも太っている人の方がなりやすい、というイメージを持たれている方も多いと思います。実は、これは根も葉もない噂ではなく本当にそうなのです。
中年男性は見た目がかっこ悪くなってしまう確率というのは非常に高いものです。というのも、中年になるとビール腹というものがあります。このビール腹になるとお腹がペニスに覆いかぶさるので、ペニスが埋もれてしまいます。そして亀頭を包皮が覆ってしまうのです。ビール腹ではどうしても包茎になりやすいのです。
また、若い頃から太っている人というのは包皮がそもそも伸びているので、高齢になって少し太っただけでも簡単に亀頭が覆われてしまうようになるのです。
種類で違う!包茎の治療方法
包茎とはいってもそれぞれの種類によって治療方法は異なります。
仮性なら手術は比較的簡単!
仮性を治療する場合には、亀頭直下埋没法が選択されることが多いです。亀頭のすぐ下の部分で包皮を切除するので、傷口が亀頭で隠れて目立ちにくいというメリットがあります。
また、仮性においては包皮が亀頭を覆いにくくすれば良いので、亀頭増大の手術を行うこともあります。亀頭が大きくなることで、包皮が亀頭を覆うことができなくなり、常に剥けている状態にすることができます。
真性の手術は傷痕が目立ちにくい?
真性の場合には包皮の入り口が狭い種類なので、亀頭を露出させることができません。真性という種類においてはこの包皮を完全に除去する、ということが非常に重要になります。包皮を完全に取り除かなければ手術の後に亀頭の下が腫れてしまったり、見た目が悪くなってしまいます。
真性においても、亀頭直下埋没法と呼ばれる方法による治療が選択されることが多いです。こちらも傷は亀頭のすぐ下に隠れるので傷痕がバレてしまうこともありません。
カントンは手術がバレやすい?
カントンの場合には包皮口が狭いので、亀頭を露出することができません。さらに勃起時に包皮が剥けたとしても、その包皮が亀頭を締め付けている状態が続くとうっ血しますので、その包皮を除去します。
真性よりも早急に手術をしなければ壊死してしまたり大きなトラブルを起こすリスクが高くなります。カントンにおいても亀頭直下埋没法が行われることが多いです。
また、絞扼輪部分と包皮を輪状にカットします。シンプルで簡単な手術ですが、包皮の切除部分がきれいな縫い目にならなかったり、ツートンカラーになって手術を受けたことがバレバレになってしまいます。
さらに、術後は傷痕から亀頭部分までの皮膚が腫れてむくんだ状態になります。カントンの場合、亀頭直下切除法を選択することができない、ということもありますので、その場合には、後者の手術法が選択されます。
老人性ホウケイはどう治せば良いのか
老人性というのは普通の包茎と症状が異なりますが、治療方法もまた異なります。普通の包茎なら余った包皮を切除したり、縫うことで良いのですが、老人性包茎の場合にはペニスに問題があるのです。そのため、老人性というのは手術ではなくペニス増大手術によって治療するのが一般的です。
体の中に埋まってしまっているペニスが萎縮する、というのが老人包茎ですので、包皮を切除しても大きな効果を得ることができません。
自分で治療をすることはできないの?
前述したように、包茎というのは種類によって手術の方法が異なる場合があります。もちろんリスクもありますので、できれば自分で治療をしたいと思われるかもしれません。
しかし、自分で治療をするというのも仮性であれば可能です。毎日継続して剥き癖をつけたり、亀頭増大トレーニングをして亀頭を大きくすれば改善されることあるからです。真性やカントンとなると自分で治療することは極めて困難です。
そのため、真性やカントンの場合にはできるだけ早く治療をすることが必要になりますので、やはり確実に治療をすることができる手術がおすすめです。また、自分で治療をすると、場合によっては亀頭を傷つけてしまうなどのリスクもありますので、プロに任せるのが良いでしょう。
まずは仮性にする
自分でできる治療というのは色々とありますが、真性やカントンの治療を行うためには、まずは包茎を仮性の状態にすることが第一です。どちらの包茎においても包皮口が狭くて自分で剥くというのが困難です。そのため、まずは包皮口に広がって癖をつけていきます。
仮性くらいの包皮口の広さになるためには、真性であれば、短くても2ヶ月は必要になると言われています。広げる方法としては包皮口に指を入れて、そのまま左右に引っ張ります。フックを包皮に引っ掛けるような感覚です。指が入らなければ片方ずつでも問題はありません。皮膚というのはとても伸縮性に優れていますので、少しずつ伸ばしていくのです。亀頭を露出させようと急ぐのではなく、仮性を目指すようにしなければなりません。
真性というのは菌が酷く繁殖しやすくなりますので、丁寧に扱うようにしなければなりません。包皮を広げて亀頭が外気に触れるとヒリヒリと痛みを感じることもありますが、少しの痛みであれば、普通なので問題ありません。
しかし、剥こうとすると酷い痛みを感じる場合には自力での治療をすぐにでも中止して病院で治療を受けるようにしてください。包皮が癒着してしまっている可能性もあるからです。ピンホール真性のように極端に包皮口の狭い場合においても、自分での治療というのは困難です。カントンの場合においても、やり方というのは同じです。しかし、指が入らないくらいに締め付けが強いのであれば、病院に行くべきです。
自分で最も治療しやすいのは仮性です。仮性というのは包茎の中でも自分で治療しやすいと言われています。指で包皮を引っ張って亀頭を露出させることさえできれば、仮性にすることもできますが、包皮をかぶったままで包皮の先端部分が細くなっていたり、包皮を剥いた時の亀頭、陰茎のつなぎ目部分が締め付けられているようになればカントンになっているということになります。
仮性を治療するためには、亀頭を覆っている包皮に剥き癖をつけるということが重要です。しかし、そのようになるまでには時間がかかりますので心して治療を行うようにしてください。
カントンや真性というのは自分で治療をすることは困難ですが、仮性にさえできれば治療も不可能ではありません。仮性の状態にするには、包皮を少しずつ剥くことです。
ただ、剥く場合にはお風呂で剥くべきです。包茎の剥きはじめには痛みを感じることが多いですので、お風呂で剥くようにすべきです。そして亀頭が完全に露出するところまで包皮を剥いて、その状態を維持してください。その際には多少痛みを伴うかもしれませんが、その痛みがあまりにも酷い場合には、元通りに戻して少しずつ亀頭の露出時間を長くしていくようにしましょう。
包皮を剥く時に痛みを感じる人も多いのですが、このような痛みを感じることもあれば感じないこともありますが、痛みを感じる場合には包茎に限ったことではなく、包皮を剥く時には痛みを感じるものです。
多少の痛みは我慢してください。ただし、あまりにも強烈な痛みを感じたり、出血しているような場合にはすぐに無理やり剥くのは中止してください。また、包皮を剥いた場合には、それまでずっと包皮に覆われていたのですから、露出した亀頭部分が下着に触れるなどすると酷く痛みを感じることもあります。
痛みというのか、刺激というのか、なんとも言えない痛みを感じることがあるのですが、それはある意味亀頭が外部からの刺激に慣れようとしているということです。その刺激にある程度慣れることができれば今度はセックス時の刺激などにも耐えることができるので早漏改善することができるのです。
包茎の種類をシンプルに解説
ホウケイには様々な種類があり、人によってどのような種類に該当するのかは異なります。では自分がどのような包茎でどのように改善すべきなのかを簡単におさらいしてみましょう。
自分のタイプをチェック
包茎で悩んでいるのであればまずは自分がどのタイプなのかを把握することが大事です
・日本の包茎の男性の中で特に多いのは仮性です。真性やカントンに比べると症状は比較的軽い状態です。
・仮性という種類は洗浄することができますし勃起時にもしっかりと包皮が向けるようになっています。特に日常生活に不便などはありません。
・真性は亀頭が完全に包皮に追われている種類です。仮性よりも症状が重く簡単には治療できない種類なので厄介です。
・包皮に覆われていることによって恥垢が溜まりやすくなったり、衛生面においてマイナスの部分が多くなります。
・カントンは剥いた包皮が亀頭の根元部分を激しく締め付けます。場合によっては鬱血したりすることもあります。強引に剥こうとすると包皮が避けてしまうこともあります。
・年齢を重ねることで包茎になることもあります。老人性という種類のホウケイは年齢を重ねたとき誰もが発症する可能性があります。
・老人性という種類は、若い時に包茎であったとしても関係ありません。誰もが発症するリスクのある包茎ですので、年齢を重ねて包皮に覆われてきた場合には老人性であると考えて間違いありません。
手術の方法や治療法の確認
・仮性という種類の場合、余っている包皮をカットします。比較的簡単な手術であり手術跡も目立ちにくい亀頭直下埋没法が使用されることが多いです。
・仮性よりも難しい手術になるかもしれません。しかし自分で治療しようとしてもまず不可能ですし、強烈な臭いを発生させます。この臭いの原因となる汚れや雑菌によって、痛みや痒みを伴う症状が出ることもあります。
・カントンという種類のホウケイの手術は癒着などは起こしていないのでそこまで治療自体は難しいものではありません。しかし自分で治療をすると包皮が裂けることもありますので、そういったリスクを考えると自分で治療をしようとするよりも、手術の方が安心です。
・老人性という種類は、体内にあるペニスのサオの部分を引っ張り出します。そうすることで包皮が亀頭が包皮に覆われなくなります。
・老人性という種類の場合、介護などを受けるつもりなのであれば恥ずかしい思いをしてしまう可能性があるのでできるだけ早い段階で治療を受けるようにしましょう。
種類によって原因も違えば治療法、アプローチの仕方も異なります。まずは自分がどのタイプなのかを理解し、どう治療すべきなのかを確認することがなによりも重要なのです。
・包茎は自分で治療をすることももちろん可能です。包茎の種類や手術の方法が異なるのですから、できるだけ自分で治療をしたいと思うのも当然です。
・自分で包茎を治療となると、仮性であれば十分に可能です。毎日継続して剥き癖を付けるようにしたり、亀頭増大トレーニングをすることで亀頭を大きくすれば改善される可能性も高いからです。しかし、真性やカントンの場合には自分で治療をするのは簡単ではありません。
・真性包茎やカントン包茎の場合はなるべく早く治療を受ける、というのが理想的です。確実に治療効果を得るためには、やはり手術を受けるというのが最も手っ取り早いでしょう。
・手術ではなく自分で治療した場合には亀頭を傷つけてしまう可能性がゼロではありませんので、リスクを回避するためにもオススメです。
・自分でできる治療にはいくつか種類がありますが、真性やカントンの治療するためにはまず仮性の状態にまで持っていくことが重要です。
・真性はもちろんカントンの場合には包皮口部分がひどく狭くなっています。そのため自分で剥く、というのは難しいのです。
・真性が包皮口の広さになる最低でも2ヶ月程度必要だと言われています。包皮口に指を入れて左右に広げていきます。指が入らない場合には片方ずつでも良いので少しずつ広げていくようにしましょう。
・真性は菌が繁殖しやすく傷も付きやすいので丁寧に扱うようにしてください。強引に包皮を剥こうとして痛みを感じたり、癒着を起こしている部分が強引に剥がれてしまうと強烈な痛みを感じますので注意してください。
・カントンの場合には自分で治療する場合にやり方を間違えると、亀頭を激しく締め付けてしまうことになります。最悪の場合には亀頭を圧迫してしまいひどい痛みを感じてしまうことになりますので十分に注意しなければなりません。
・包皮を剥くのであればお風呂で実践するようにしましょう。お風呂に入ることで包皮が伸びやすくなっており、痛みも感じにくくなります。またうまく剥けた場合にすぐに洗うことができます。長年包皮に覆われていた状態の肌とは雑菌や汚れが大量に付着しているために強烈な臭いを発しています。その臭いの元をすぐに洗い流せるようにお風呂で剥くようにしてみてはどうでしょうか。ただし強烈な臭いが浴室にに充満しますので、換気扇をしっかりとつけた状態で剥くようにしましょう。それでも剥くことができなければ、専門クリニックなどで治療を受けるのがベストです。
病院での治療はどんな内容になるの?
自分で包茎を治療することができないのであれば、やはり病院で手術を受けるというのが理想的です。包茎には前述したように真性、仮性、カントンといった種類があります。
手術が必要なものとそうでないもの
包茎手術を受ける場合には、基本的には真性包茎とカントン包茎の場合だけです。というのも仮性包茎というのはそこまで緊急性の高いものではないので、手術をしなくても問題はありません。しかし真性とカントンの場合には、すぐにでも治療を行う必要があるのです。
複合曲線作図法
複合曲線作図法は、一人一人のペニスのサイズや形に合った方法で緻密な計算の上で手術が行われます。中にはこのような方法ではなく、誰に対しても同じように行うタイプの手術もあります。しかし一人一人形も大きさも違うペニスですので、同じような手術をしたとしても仕上がりが良くなる人もいれば悪くなる人もいるのです。
クランプ法
クランプ法というのは、その名の通りクランプと呼ばれる器具を使用した手術方法になります。誰に対しても同じクランプを使用しますので、使用するサイズはある程度限られています。そのため患者さんに合ったサイズのクランプを使用するということはできないので、仕上がりはあまり良くありません。
亀頭直下埋没法
必要のない包皮を切除し、その切除した部分を縫合しますが、縫合した部分が亀頭のすぐ下の部分に収まるように計算されます。そのため、術後の仕上がりは非常に綺麗で、傷が目立ちにくいため見た目を気にする人にとってはとてもおすすめの手術方法です。
しかし縫合部分がどこになるのか、どの程度切除すれば傷跡が目立ちにくいのかと言ったことを十分に計算した上で行いますので、医師の技術や経験といったものが非常に重要になってきます。
ノン切開法
その名の通り包皮を切除することなく接合する方法になります。切除することはないので体にかかる負担はもちろん小さいですし、同時に切除した部分を保護してる場合に残ってしまう傷跡を一切残すことなく包茎を治療することができます。
しかし切除しないということは、その効果は永久的に続くものではなく、定期的に治療を行う必要があります。ただこのの切開法を行っていることによって包皮に剥き癖がつき、ノン切開法を行う前よりも包茎の状態が改善された、という例もあるようです。