包茎の赤ちゃんはそのままでいい?

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日本人男性の包茎率は、仮性包茎も含めれば7割から8割と言われます。そして実は世界の男性の包茎率も同じくらいなのです。しかし、割礼という名の包茎手術を行うのが当たり前、という国の方が圧倒的多数というのも事実です。

宗教的な理由で割礼(包皮を切り取る包茎手術)が推奨されていたアメリカでは、1998年に包皮切除を推奨しないガイドラインが出され、出生直後の赤ちゃんの手術はかなり減ったようです。それでもまだまだ赤ちゃんのうちに包茎手術を受ける子ども、そして受けさせる親は少なくありません。

赤ちゃんの包茎、どうする?

日本では、赤ちゃんは包茎であるのが当たり前でいじるものではない、とされているところが強いです。しかしながら、将来包茎になったら、というような心配は尽きません。子どものためにも、いつどのようにむいたらいいのか、という悩みを抱える母親は多く、育児雑誌に「どうしたらいいの?」というような質問が寄せられ、それに対する回答が特集されていたりもします。自分にはついていないモノですから、悩むのは当たり前ですよね。

大人になったら自然にむける、という考え方を持つ人もいますが、実際には、幼いうちにある程度むくことができる基礎を作っておいた方がよいようです。確かに生まれた時は包茎である赤ちゃんですが、この包皮の癒着は1歳ごろからゆるみ、皮を動かせば亀頭が出せるようになってくるのです。この頃から、お風呂で温まった時に優しくむき、きれいに洗う習慣をつけるというのが理想的です。

気になる病気

それができない真性包茎の状態であると、赤ちゃんから幼児へと成長する過程で、いろいろな病気やトラブルに見舞われやすくなります。まず、亀頭包皮炎があります。これは残尿や恥垢が包皮内にあることで雑菌が繁殖し、炎症を起こすというものです。そしてこれとセットで、腎臓や膀胱が炎症を起こしてしまう尿路感染症が起こりやすくなります。これを予防するためにも、包皮をむいて亀頭、そして包皮内を清潔に保つことが欠かせません。

むく習慣のメリット

幼いころから親がその指導をしておくと、成長段階でも自然とその習慣がつくため、病気にもなりにくいですし、包皮輪が固く癒着していないので、ペニスの成長を妨げませんし、ペニスが成長した際にきちんと露茎になることもあります。包皮が癒着していないと亀頭の成長を妨げないので、このように何もしなくても自然にむけてくる、という可能性も上がります。

包皮がうまくむけない、という状態がいつまで続くのかは個人差がありますが、思春期くらいでは、まだ完全に包皮をむいて下げる、ということができない子どもは少なくないのが実情です。ペニスは20歳頃まで成長するので、そっとむいてみて、亀頭がきちんと出せる状態であれば、多少仮性包茎気味でも慌てて手術、と思わずに様子を見ておく方が賢明です。

習慣と個人差

では、赤ちゃん、そして幼児のうちにきちんと習慣をつけなかったら包茎になる確率が高くなるのか、とか、包茎の人は小さいころに親がきちんとしてくれなかったからか、というような疑問が頭をよぎると思いますが、それは決してそうではありません。これはいわゆる個性と分類されます。皮が厚い人、薄い人、ペニスが長い人、短い人という個人差があるように、包茎になりやすい人、なりにくい人がいるのです。

それに、赤ちゃんの時にちゃんとしてもらえばよかった、という意見がある反面、割礼が当たり前だった国で、勝手に割礼されたのは納得がいかない、として、大人になってから皮の再生手術をする人も増えているそうです。ですから、日本のように赤ちゃんの頃は自然にまかせ、むいてきれいにするなどの最低限の処理をしておいて、成長してから気になれば自分の意思で手術をするか否かを決められる環境は、実は幸せなのです。

赤ちゃんの包茎も早く治すべき?

赤ちゃんの包茎というのは焦って治療する必要はありませんが、早く剥ければそれだけ親御さんも安心です。

いつ剥けば良いの?

赤ちゃんであれば良いですが、子供がペニスを見せたがらなくなる年頃になると、親が包茎を治療できなくなります。見せるのを嫌がる年頃から、思春期までに剥ければ良いのですが、いつまでも剥けていない場合には、様々なトラブルを起こす可能性が高くなります。

思春期で重度の包茎となれば、酷く恥ずかしくコンプレックスになってしまいます。さらに成人をしても剥けずにいると、高額な費用を払って包茎手術を受けなければならなくなります。そのため、まだ親が子供のペニスを剥いてあげられる状態の時に、剥いてあげるのが良いでしょう。

最近では、ペニスを無理せず剥くことができる体操などが病院で指導されることも増えてきています。生後2ヶ月からスタートできるので、できるだけ早く始めるようにしましょう。包茎は成人男性にとって女性に対して消極的になったり、男性同士でも温泉などで恥ずかしい思いをする原因となります。本人もまだまだ気付いていない赤ちゃんのうちにペニスを剥いてあげるというのも親にとって大切な役割だといえます。

包皮を剥く体操の重要性

赤ちゃん
包皮を剥く体操というのは、赤ちゃんの包皮を剥いて性器を清潔な状態にするための体操です。包皮を剥く体操をすることで、包茎状態の赤ちゃんの不衛生なペニスを清潔な状態にすることができます。そして前述したように、恥垢が多く溜まると雑菌が繁殖し、亀頭が炎症を起こしてしまうようになります。

包茎状態の赤ちゃんの不衛生を改善するには、包皮を剥く体操をしておくだけで改善できるかもしれませんし、ペニスの正常な発育の手助けになってくれます。思春期を迎えて多感な時期になる前までに包茎を治療してあげてください。

赤ちゃんに対して行う包皮を剥く体操というのは決して難しいものではありません。この体操は性器をしっかりと固定して、包皮を根本方向へゆっくりと下ろしていくだけです。ただし、方法を間違うとペニスに強い痛みが走ってしまいますので、正しい方法を必ず理解しておきましょう。

両手の親指、人差し指で性器の根本部分をはさみます。そして指を赤ちゃんのお腹部分に少しだけめり込むように圧迫しながら包皮を下ろしていきましょう。皮の先端部分が非常に狭いですので、指に突っ張った感触を感じたらそのままの状態をキープします。

包皮を剥いたとしても、すぐに恥垢を全て取り除く必要はありません。しばらくは、包皮を少しずつ、少しずつ慣らしていくというのが重要です。包茎口が狭い状態ですので、亀頭がしっかりと露出するようになるまでは、時間をかけて何度も包皮を剥く体操を続けてください。

包皮を剥く体操の後は、包皮を剥いたままの状態にせずに元通りの状態に戻してください。亀頭が露出したままになると、雑菌等に感染しやすくなりますので、すぐに包皮で亀頭を保護してください。体操を毎日続けていれば、包皮を元に戻してもしっかりと包茎はしっかりと改善されていくので、根気強く続けましょう。

この体操ですが、場合によっては包皮と亀頭とが酷く癒着しており、簡単には剥けないこともあります。なかなか剥けない場合でも、強引に剥いてはいけません。強い痛みを感じると、赤ちゃんにとっても辛い思いをさせてしまうことになりますので、お風呂で剥くようにしましょう。

お風呂に入っている時には包皮も柔らかくなっていますし、包皮と亀頭の癒着部分も剥けやすくなります。お風呂に入っている時と入っていない時とでは痛みも剥けやすさも全く異なりますので、痛みが強いであろう時にはお風呂でゆっくり剥いてあげてください。

赤ちゃんのホウケイについてまとめてみた

赤ちゃんのホウケイがどのようなないようなのかは分かっていただけたでしょうか。
それでは、これまでの内容をまとめていきたいと思います。

小さなつぼみ

赤ちゃんのホウケイまとめ

宗教的な理由によるで割礼が推奨をされるアメリカで、出生直後の赤ちゃんの手術はかなり減ってきています。それでもまだまだ赤ちゃんのうちに包茎手術を受けていることどもや、割礼を積極的に行わせる親も多いのです。

日本では、赤ちゃんは包茎であるのがある意味当然であり、なにもする必要はないというイメージを抱いている方も多いです。しかしながら、将来包茎になるのではないかと不安を抱くことも多いと思います。

・子どものためにも、どのように剥くべきなのか、といような悩みを抱えている母親は多いですし、育児雑誌にもどうすれば良いのか、という質問が多く寄せられます。

・大人になったら自然に剥くことができ、考え方を持っている人もいます。実際には、幼いうちにある程度剥くことができる基礎を作っておく方が良いでしょう。生まれた時は包茎である赤ちゃんなのですが、包皮の癒着は1歳ごろからゆるくなっていき、皮を動かせば亀頭を出すことができるようになります。

・包皮を剥くことができない真性包茎の状態であると、赤ちゃんから幼児へと成長する時に病気やトラブルを引き起こしやすくなります。中でも亀頭包皮炎というものがあります。これは残尿や恥垢といったものが包皮内にあることによって雑菌の増殖の原因になり、炎症を引き起こしやすくなります。

・雑菌が繁殖しており炎症を起こす亀頭包皮炎ですが、場合によっては腎臓や膀胱が炎症を起こしてしまう尿路感染症を引き起こすこともあります。このようなトラブルを予防するためにも、包皮をむいて亀頭や包皮内部をしっかりと清潔な状態に保つようにすべきです。

幼いころから親が包皮を剥くということをその指導をしておくと、成長段階でも自然とその習慣がつくため、病気にもなりにくいです。また、包皮輪が固く癒着していないので、ペニスの成長を妨げることはありません。

・ペニスが成長した時にしっかりと露茎になることもあります。包皮が癒着していなければ亀頭お成長を妨げないために、なにもしなくても自然に剥けます。包皮がうまく剥けずにいる状態がいつまで続くのかは個人差があるのですが、思春期くらいでは、まだ完全に包皮を剥いて下げることもできない、というのが事実です。