包茎は子供だって注意しなきゃだめ！

包茎は大人だけの問題であると思われているかと思いますが、子供の頃からしっかりと包茎を予防するということが重要だということです。
ではこれまでの内容は簡単にまとめてみたいと思います。

包茎は小さいうちから注意していなければならない

ペニスが赤く腫れていることに気づいて病院に行くと亀頭包皮炎であると言われることがあります。包皮の先端部分が炎症を起こしたり、亀頭の先端部分が炎症を起こすといった症状です。

・小さな子供であればよくある症状の一つですが、この年齢でペニスが炎症を起こすことに対して戸惑ってしまう方も多いと思います。

・そもそも生まれてきた赤ちゃんというのは亀頭の先端部分が包皮に覆われている状態であるのが当然です。そのため亀頭と包皮との間におしっこの汚れや雑菌といったものが溜まりやすくなります。そして皮膚に対して炎症を起こす原因となってしまいます。

・亀頭と包皮の間に細菌が入り込むと化膿してしまったり、膿が出るといった症状が出てしまいます。特に小さい子供というのは自分の体に興味があるために、ペニスを汚い手で触ってしまうことなどもありますので、その結果亀頭包皮炎を発症しやすくなるのです。

・亀頭包皮炎を発症した場合、見た目ですぐにわかります。ペニスの先端部分が赤く腫れ上がってしまったり、包皮の先端部分がただれるといったものが主な特徴になります。

・子供が痛みを訴えているのであれば、少しでも早く病院に連れて行ってあげるようにしましょう。例えば排尿時に痛みを感じることもありますので、トイレに行きたいはずなのになかなか行こうとしなかったり、トイレに行くのを極端に嫌がるなどといった行動が見られる場合には、亀頭包皮炎を発症している可能性があると考えてよいでしょう。

・亀頭包皮炎の症状があまりにもひどい場合や、再発するような場合には一度手術を受けるというのも選択肢の一つとして考えた方が良いかもしれません。

・亀頭包皮炎は子供だけではなく大人も発症します。仮性の場合は自分で洗浄することができるので、予防することができますが、大人でも真性包茎の場合にはしっかりと予防することができません。包皮をきれいに剥いて洗浄することができないからです。このような洗浄できない状態を放置していると、亀頭包皮炎を何度も再発するようになりますので、そのような場合にもやはり包茎を徹底的に改善するというのが良いかもしれません。

大人も亀頭包皮炎になる

子供の亀頭包皮炎の原因は細菌が原因となっていますが、大人の場合には真菌と呼ばれる菌によるカンジダ性亀頭包皮炎を発症している可能性が高いです。カンジダ菌というのはカビの一種で、女性の膣の内部に存在している菌です。

カンジダ菌は女性特有のものではない

カンジダ菌は女性特有の菌であるというイメージが強いかもしれませんが、このカンジダ菌は男性にも影響を及ぼします。その代表的なものとしてカンジダ性亀頭包皮炎が挙げられます。

基本的にペニスというのは常に空気にさらされていますので、カンジダ菌は通常であれば繁殖しづらい状態になっています。しかし、包茎の場合には空気にさらされる時間が短いためにどうしてもカンジダ菌が増殖しやすくなります。カンジダ菌は本来誰でも持っている菌ですので、カンジダ性亀頭包皮炎を女性から受取り、感染に至るためにカンジダ性亀頭包皮炎を発症してしまうのです。またパートナーが膣内にカンジダ菌を大量に保菌している場合にも、カンジダ性亀頭包皮炎を発症しやすくなります。

カンジダ菌に感染するのはなぜ？

カンジダ菌に感染しやすいのは性行為やマスターベーションの時だと言われています。激しい性行為をしたりマスターベーションをするとペニスを傷つけてしまい、雑菌が侵入しやすくなります。その結果、カンジダ性亀頭包皮炎を発症しやすくなってしまうのです。また、性行為を終えてからペニスを長時間洗うことなく放置していると、感染のリスクはさらに高くなります。

なおかつ包茎の状態であれば、亀頭部分が包皮に覆われているために、体温や蒸れによって菌が繁殖しやすくなります。子供の亀頭包皮炎は包茎が原因となっていることが非常に多いです。包茎の場合にはまずは包茎に対しての処置を行うことで、カンジダ性亀頭包皮炎の発症や感染リスクを軽減することができます。

洗浄時には石けんは使いすぎない

洗浄をする時にはできるだけお湯や水を使用して丁寧に洗うようにしましょう。石鹸を使用して洗ってしまうと、本来体を守るはずの菌まで殺してしまうことになります。その結果、細菌のバランスが崩れてしまい、カンジダ菌の数が増えすぎてしまったり、亀頭包皮炎を発症しやすくなりますので十分に注意しなければなりません。

また、場合によっては糖尿病や免疫不全といった症状が原因となってカンジダ性亀頭包皮炎を発症することもありますので、洗浄をしたり、マスターベーションや性行為においても十分に注意しているにもかかわらず、何度も亀頭包皮炎を発症している場合にはもしかすると病気が隠れている可能性もあります。

そもそも正しいペニスの洗い方って？

ペニスの洗い方というのは、実は分かっているようで分かっていない、ということがあります。

亀頭の正しい洗い方

亀頭を洗浄する時には、まず大前提として包皮を剥くようにしてください。包茎であり包皮に覆われているのであれば、包皮を剥いて洗浄するようにしましょう。包皮の内部にこそ大量の汚れが溜まっており、菌が繁殖しているからです。しかし、真性包茎の場合にはしっかりと洗浄できないことも少なくありません。

包皮の内部を丁寧に洗わなければ悪臭の原因となってしまいますので、包皮は必ず剥いてから洗うようにしてください。真性包茎で洗えないのであれば、包皮と亀頭の隙間に少しでも良いのでシャワーをあてて水で洗い流すようにしましょう。

陰茎や睾丸もしっかり洗浄

陰茎を洗う時にも、包皮を必ず剥くようにしてください。亀頭内部に隠れている汚れを洗浄しなければならないので、剥いた後には元に戻してください。包皮のシワの間にも汚れが溜まるので、丁寧に洗い流すようにしましょう。特に睾丸や陰茎にはシワが多いので、その隙間に汚れなどが入り込んでいる場合がありますので、注意しなければなりません。

洗うのはペニスだけで良いの？

ペニスを洗う時には肛門周辺も忘れずに

亀頭や陰茎、睾丸を洗うのはもちろんですが、それだけではなく肛門周辺も洗うようにしましょう。肛門というのは排泄物が出る場所ですので、そこには大量の大腸菌、雑菌といったものが付着しています。そのため、肛門周辺の汚れをしっかりと取り除かないといけません。

デリケートな部分を常に清潔に

ペニスはもちろん肛門周辺をしっかりと洗浄することで、デリケートゾーン周辺を清潔に保つことができます。ペニスを洗浄して清潔な状態を維持しようと思った場合、ついついペニスの洗浄にばかり気がいってしまい、肛門周辺の洗浄がつい疎かになってしまうものです。しかし、肛門周辺の洗浄もしっかりと徹底するということを理解しておくようにしましょう。

清潔なペニスを維持できるように

清潔なペニスを維持するためには、1日だけではなく、毎日しっかりと洗浄することが欠かせません。つい面倒になってしまうお風呂でも、どれだけ疲れていてもせめて下半身だけは洗浄するようにしてください。

包皮や亀頭が赤くなっていたら？

デリケートな部分なだけあって、やはりお母さんもなかなか気付きにくい亀頭包皮炎ですが、実際にはどのような症状なのでしょうか。

亀頭包皮炎って？

亀頭包皮炎は、ばい菌などが原因となってペニスの包皮の中に炎症が起こっていたり、赤く腫れてしまう病気になります。膿が出てしまって、おしっこの時に痛くなったり、パンツが汚れてしまうこともあるのです。

自分のおちんちんに対して興味を持ちはじめる2歳から5歳ことになると、子供が汚い手でいじることによって炎症を起こすようになるのです。さらに、大人が包茎を気にする事で無理に包皮を剥こうとしたり、包皮の間の汚れを洗おうとすることによって必要以上にいじると炎症を引き起こすことがあります。

赤く腫れている時には？

腫れを見つけた場合、どのように対処をすれば良いのか分からないことも多いと思います。腫れているときや膿が出ている時には、できるだけ幹部に触らないようにしてください。
無理に皮を引っ張ったり、石鹸をつけてゴシゴシ力任せに洗うようなことがあってはなりません。まずはお湯で優しく洗い流すようにして、かかりつけの小児科、泌尿器科に行くのがベストです。

病院に行く時には、子供に恐怖心を抱かせないように注意しなければなりません。汚い手で触ったことなどを叱ってしまうと、子供は恐怖心から痛みや異常が出ていても、一切意思表示をしなくなってしまうからです。叱るのではなく、病院で良くしてもらうねなどと優しい言葉をかけてあげることが重要になるのです。

予防する方法は？

予防するにはどうしたら良いのかご存知でしょうか。おちんちんを痛がる場合には見ていてもかわいそうです。そのため、できるだけお風呂に入った時にはきれいに洗うようにしてください。

ただし、包皮と亀頭の間い汚れが溜まっているとしても、無理に洗ってはいけません。お湯で優しく洗う程度で、痛みで洗わせてくれない場合などには病院で包茎の症状を緩和することも考えてみてはどうでしょうか。

塗り薬で包皮を柔らかくすることで、包皮を剥きやすくするという治療方法もあります。塗りすぐりであれば症状も簡単に改善することができますので、何度も亀頭包皮炎で赤くなっているのであれば、試してみてはどうでしょうか。