包茎ではないかと悩むなら相談を

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まだまだ大っぴらに仕入れることが難しい性の知識。はるか昔に比べればネットが発達した今は結構簡単なのかもしれませんが、それでも正直聞きにくいですよね。

そして、何だか恥ずかしいもの、というイメージだけが先行している包茎。「これって包茎なの?」と友達に見せる訳にもいかず悶々とする日々・・・ああ、青春。

自分は包茎ではないのか、と悩んでいるのなら、まずは相談です。いつまでも一人で悶々とした状態になっているのではなにも進みません。どの状態がそう定義されるのかを分かりやすく説明してもらおうではありませんか!

包茎ではないのはどんな状態?

まず、当然のごとく常に亀頭が出ているズルムケ状態の人は包茎ではない人です。そりゃそうだ、包まれてないもの。では、ここからが問題。大きくなったら亀頭ちゃんと出る、または自分で皮をむいたら出る。特に問題なくスムーズに出る。これは?

その状態は、仮性包茎です。包茎という言葉がついてはいますが、仮性包茎はお医者さんによっては「包茎ではない」と定義されるものです。機能としては問題ないからでしょう。それでも仮性包茎にもかなりの幅があって、皮が厚くて長く、常に引き下ろさないと亀頭が出ないし、すぐに戻っちゃう、という人から、ほぼ皮かぶってない、という人までいます。前者はやはり気にしちゃう場合が多いようですが・・・。

じゃあ、包茎はどんな状態?

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そして包茎、と定義されてしまうもの。それが真性包茎とカントン包茎です。完全に亀頭が包まれていて出すことができない、または、無理に皮をむくと戻らなくなってしまう、という状態です。これらは衛生面においても良くないし、性生活においても支障をきたすことが多くなっています。この辺については以前も詳しく書いていますので、こちらをご参照ください。
包茎の種類とその手術法
包茎の種類でチェック

包茎と定義されるこの真性包茎、カントン包茎の2つは、手術を決意して実行しようと思えば、保険診療をしている病院であればほぼ確実に保険が適用されます。ですので、包茎手術はもちろん、術後の投薬まで合わせても数万円で治療することができます。しかし、包茎ではない、と言われる仮性包茎は別。どこに行っても保険適用外、となります。やはり亀頭を包皮が覆っていることには変わりありませんが、今すぐに治療が必要なのか、といえばそこまで重大な問題ではないからです。

実は悩みが深い仮性包茎

仮性包茎というのは日本国内に限らず世界的に見ても最も多くの方が悩んでいます。では、この仮性包茎の治療方法というのはどのようなものがあるのでしょうか。仮性というのは真性やカントンに比べると痛みが強かったり、日常生活に支障が出るようなものではありません。そのため、どうしても甘く考えてしまいがちです。

ただし、余分な皮が多いために、実際の性交渉においては十分に膣内部まで届かなかったり、射精をしても包皮が邪魔をして奥まで届かないことがあるのです。その結果、妊娠しづらくなるということも十分にありえるのです。
自分は包茎ではない、手術しなければならない包茎ではない!そう思いたいのも分かります。しかし包茎ではないと自分に言い聞かせていると包茎ではないと自己暗示のように思い込んでいまい手遅れになってしまうこともあります。包茎ではないと思う前に、包茎であることをしっかりと受け止めてください。

また、重篤な症状の包茎ではない仮性とはいっても軽度のものもあれば重度のものもあります。この重度の場合には、本来は酷い包茎ではないにしても、勃起時にも真性ほどではありませんが、亀頭に包皮が覆いかぶさっている状態になります。このような重度の仮性の場合には、治療はできるだけ早期に行うようにしましょう。

いくら重度の包茎ではない仮性だとはいっても、甘く考えてはいけません。女性と楽しくセックスできないのはもちろん、恥垢が溜まりやすくなったり、雑菌が増殖するなど、手術が必要な包茎ではないにしても非常に不衛生な状態になってしまうのです。さらに雑菌や恥垢が酸化することによって強烈な悪臭を放つようになりますので、パートナーとの関係がギクシャクしてしまうこともあるのです。包茎ではないと自分に言い聞かせていてもその症状は包茎ではないという言葉とは裏腹にどんどん酷くなります。

性病の原因になる?

性病感染
仮性というのは軽度であれば緊急性のある包茎ではないといえます。しかし重度になると亀頭部分が非常に不衛生な状態になりますので、雑菌が繁殖し、性病の温床となってしまうこともあります。そうなると、新たに性病の治療を行わなければならないので、治療費が高額になってしまいます。性病というのは、実は保険診療が効かないですので、費用が高額になってしまうことがあります。そうなってしまう前に、やはり仮性包茎自体を治療するということが重要になるのです。

さらに、包茎ではないからと仮性の状態をそのまま放置していると、亀頭が十分に成長できなくなることがあります。常に包皮に覆われていることで血行が悪くなったり、圧迫されることで成長しにくくなるからです。また、包皮に覆われていることで外部からの刺激に極端に弱くなってしまい、性行為時に少し刺激されただけで簡単に射精してしまうようになるのです。

このように、仮性というのは一見するとそこまで問題は大きくなく、包茎ではないと判断されがちです。しかし、仮性の中でも重度に分類される場合には、様々な悪影響を及ぼすということを十分に理解しておかなければなりません。

悩み解消のために必要なのは「相談」です

いくら包茎ではない、と言われても気になるものは気になります。それを解消するためにはやはり包茎手術などの治療が必要となってくるでしょう。その際大事なのが相談。自分はどういう理由があって仮性包茎を治したいのだ、どんな風になれば良い、ということをしっかりと医師に話し、それを解消するための方法を聞きましょう。

そしてそれに納得できれば包茎治療を行うようにしてください。そうでないと、よくあるトラブルのように、見た目が汚くなって余計コンプレックスになってしまった、という状態になりかねません。もちろん、それを治してくれるクリニックもありますが、それでなくても比較的値が張る包茎治療です。一度で納得のいく状態にしたいものですよね。

機能的には包茎ではないとしても、一番コンプレックスを抱えやすい仮性包茎。まずは相談です。クリニックでは無料相談を行っているところもあるし、メールでの相談を受け付けているところもあります。行くのが恥ずかしい、というのであれば、メール相談のようなものかスタートしてみては?メール相談であれば誰にもバレることなく、気軽に受けることができますよね。

治療に失敗しないために

カウンセリング
手術において失敗しないために欠かせないことといえば、やはりカウンセリングをしっかりと受けるということです。包茎における手術では失敗するリスクは少ないといわれています。しかし、他の手術に比べると、という意味であって、絶対に失敗しないというわけではありません。

失敗してしまうリスクは当然存在するわけです。どのような簡単な手術でも100%の成功率というのはありえません。そこで、少しでも失敗のリスクを軽減するためにも、まずはカウンセリング、診察に治療の説明をししっかりと行ってくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

手術の実績、成功率といったものが高いクリニックというのは、手術前に必ずカウンセリングを行っているものです。そして陰茎の状態の確認をしてから治療方針や手術の内容について説明してくれます。もちろん、どうすっれば仕上がりが最もきれいに、自然な状態になるのかということもじっくりと考えてくれます。

しかし、手術の成功率が低く、信頼できないクリニックというのは治療前のこのようなカウンセリングが非常に雑に行われてしまうのです。そのため、治療前にまずはカウンセリングの徹底、治療方針の説明といった基本的なことを入念に行ってくれるクリニックを選ぶことで、より満足できる治療を行ってくれるはずです。治療にどれだけ満足できるのか、というのは、実は治療を行うずっと前の段階であるカウンセリングが関係しているんですよ。

恥ずかしがったりプライドから自分が包茎ではないと強がる方も多いです。軽度であれば包茎ではないとはいってもごまかせますが、重度の仮性や真性などになると包茎ではないとはいってもすぐにバレてしまいます。

自分は包茎?包茎じゃない?

包茎が恥ずかしいものであるとわかってはいても、そもそも自分が包茎なのかどうかを判断することができない、という方も多いでしょう。これまでの内容で、包茎ではないかと悩むのであればまずは相談してみるべきである、ということがわかっていただけたと思います。ではここまでの内容を一度簡単にまとめてみたいと思います。

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包茎かどうか分からないなら相談すべし

・常に亀頭が出ているずるむけ状態の人は包茎ではありません。また勃起時にしっかりと亀頭が露出し、自分でも包皮を剥こうと思えば簡単に剥ける、という人は仮性包茎になります。包茎という言葉がついてはいますが包茎の中でも日常生活等には全く問題がなく、症状が非常に軽い状態です。

・仮性包茎とはいってもその仮性包茎の中でも幅があり、包皮が分厚く長く、非常に剥きにくい人もいますし、亀頭が露出しにくくすぐに包皮が戻ってしまうという人もいます。

・包茎と定義されるものの中で、特に重症なものは真性包茎です。真性包茎は常に包皮が亀頭を被っている状態で、包皮を簡単に剥くことができません。また勃起した時にも包皮が剥けません。包皮亀頭が激しく密着している状態です。

・カントン包茎も包茎の中では重症度が高いものであるといえます。カントン包茎は一時的に包皮を剥くことができますが、包皮の入り口部分が非常に狭いために、包皮を剥くたびに亀頭を締め付けてしまいます。亀頭を締め付けてしまうことによって勃起すればするほど亀頭の先端部分がうっ血してしまい、場合によっては壊死をしてしまうこともあります。

・この真性包茎はカントン包茎に比べると、日常生活における支障といったものもそこまで大きくはありません。そのため甘く考えてしまうことがありますが、仮性包茎も余分な包皮が多いことには違いありません。包皮が余っていればそれだけ余った包皮がペニスの先端部分を被ってしまいますので、射精時などに邪魔をします。射精時に邪魔をすることで、精子が膣内まで届かないことがあります。

精子が膣内部までしっかりと届かなければ当然妊娠の確率も低くなってしまいますので、それが不妊の原因になってしまうこともあるのです。

・また仮性包茎でも癒着を起こしている場合があります。癒着を起こしている場合には包皮を剥くたびに痛みを感じてしまったり、勃起するたびに痛みを感じることがあります。真性包茎ほどの痛みではありませんが全く問題がないのかといえばそうでは無いのです。